18きっぷで九州→関東を移動(1日目)

18きっぷを使って福岡へ帰省した帰りの道中のレポートです。

概要

1日目は福岡から名古屋まで普通に移動します。特筆すべきことは東岡山→相生間が赤穂線経由というぐらいで、記事のボリュームとしては少なめかもしれません。名古屋到着後ホテルに宿泊です。
2日目は武豊線・城東線・遠州鉄道などを乗りつぶした後、東海道本線で東京へ向かい帰路につきます。
今回も1日を1記事として分割してお届けします。

さらば九州

最寄りの駅より鹿児島本線に乗車します。まずは小倉へ向かいますが、早朝だと快速が走っておらず各駅停車で乗り通します。
快速なら1時間程度ですが、各駅停車だと1時間20分程度はかかりますね。
ちなみに、811系でした。ラッシュ時対応で8両編成ですが博多を過ぎるとガラガラですね。途中から再び増えてきて、折尾からは本格的に北九州都市圏なので再びラッシュの様相を呈します。
早起きしたので車内では寝ているつもりでしたが意外と眠れずずっと起きていました。
寝るといえば、博多から乗ってきた変わった人を見ました。
811系は転換クロスシートなのですが、その2席を占領し横になった上、足を窓の方に投げ出していたのです。
荷物も多く終点の小倉まで乗り通したことから18きっぱーの可能性もありますが、混雑し始めた折尾でもぐっすり夢のなかで気づかないのかそのまま小倉まで行きましたw

小倉ダッシュ!

小倉では1分連絡で山陽本線下関行きに乗り換える行程になっていました。
通常小倉での1分連絡は対面乗り換えができるようになっているので可能なのですが、何故か今回は違うホームからの発車でした。車掌も乗り換え案内で1本後の下関行きをいうのでおかしいなと思っていたのですが、まさかですね。
で、案の定乗り遅れてしまい、更に困ったのは下関でも6分連絡だったので1本後の下関行きに乗っても、小月行きがありますが小月までしかいけませんし、その次の新山口行きも新山口から先の電車がありません。結局1時間半後の徳山行きまで待たねばならず大幅なロスです。
新山口と岡山で食事などのための30分があったのでそれを潰し、遠回りな赤穂線経由を取り止めてまっすぐ山陽本線を使えばある程度は取り戻せますが、それでも名古屋到着が遅れるのは必至でしょう。
もともとホテルのチェックインが門限ギリギリでしたのでそれはすなわち夕飯を食べる時間がなくなることを意味します。

とりあえず下関へ

とりあえず小倉にいてもしょうがないので下関まで行ってみることにします。
15分後ぐらいに列車がありました。乗車中、心を落ち着かせるがごとく、スマホで時刻表を見ながらあれこれ考えてみました。
関門トンネルを通過した直後、ぱっと打開策が浮かびました。
それは1区間だけ新幹線を使うことです。時刻表によると後続の新山口行きは新山口でタッチの差で岩国行きに乗れないのですが、厚狭駅でこだま号とちょうど接続しており、1区間だけ乗って新山口まで行けば予定通りの岩国行きに間に合うのです。
当然18きっぷでは新幹線に乗れませんので別途きっぷを買うことになりますが、1区間なら1500円程度、これで行程の遅れを取り戻せるなら安いものです。

下関駅にて

当初は6分連絡だったのでここでのんびり出来なかったのですが、30分以上時間が出来てしまったのでその間に久々に訪れる下関駅を見ることにしました。

前に訪れた時より案内がきれいになっていました。これは再取材の必要がありそうです。

shimonoseki2
駅前では何やら工事が行われていました。

shimonoseki3
何やら整備されるようですね。九州に住んでいた頃は本州方面に18きっぷで行く場合必ずと言っていいほど通っていた下関駅ですが、久々に来てみると色々変わっていますね。
こういう変化を見つけるのも旅の楽しみの一つです。

かっこいいお兄さん

念のため言っておきますがそっちに目覚めてしまったわけではありません。
かっこいいのは行動です。駅前も見終えて新幹線の切符を購入するべくみどりの窓口へ行ったのですが、観光と思われる外国人グループが何やら駅員に質問しているのですが、駅員は英語ができないらしく片言の英語で何とか対応しようとするもなかなか通じず困っていました。
すると、私の後ろにいたサラリーマン風のお兄さんがその外国人のもとへ行き、通訳役を買って出たのです。
おかげで駅員とも意思の疎通が図れたようです。
私の方が先に切符を買えてしまったので最後まで見ていませんが、恐らく無事にきっぷを買えたのでしょう。
DC40
最後にこんな編成をとって旅を続けます。
広島色+たらこ(新鮮)+たらこ(色あせ)
回送のためなんでしょうが、面白い編成ですねw

新山口へ急ぐ

まずは山陽本線新山口行きで新山口を目指します。山口線や宇部線に乗りに行く場合は使える列車なんですが、前述のように新山口から先の電車はなく、結局後続の下関発徳山行きに乗ることになるため新山口以東への利用では使えない列車です。
117yellow
地域統一色の117系です。
今後はこればっかりになるのかと思うと・・・w
厚狭駅までは何度も乗った区間ですし録音も持っているのでただ乗っているだけです。
まあこれが旅の原点ですからね。原点回帰ということでw

railstar
厚狭からはこだま号です。700系レールスターが充当されていました。本当は高音質の録音を持っていない500系が来て欲しかったんですがまあ700系こだまも乗ったことがないのでよしとしましょう。
ちなみに、乗り換え時間がタイトなので正面の写真はありません。レールスターの先頭が見たい人は、聞ける車両辞典をどうぞ
乗ってみると意外と混んでいました。ただでさえ空いているこだまに8両編成ですからさぞ閑古鳥が鳴いているかと思えばそうでもないですね。
ただ、指定席車はやはり少なかったです。短距離利用で指定席を取る人は少ないでしょうしね。
買ったのは自由席特急券なので自由席に座るしかないのですが、席を選ばなければどこでも座れるものの、モーターに近く2席占領できる場所がなかなかなく、結局編成を半分近く歩いてしまいましたw

リレーは繋がった!

新山口でも乗り継ぎ時間がタイトでしたが無事予定通りの山陽本線に乗り継げました。
岩国まで2時間程度乗りっぱなしですがやっぱりすることがないので純粋に車窓を眺めたりして乗車時間を楽しみます。
このあたりも海沿いに走り海が見えるのですが、高い防潮堤がありあんまりきれいではありません。
今日は穏やかですが荒れるとひどいのでしょうかね。

山口県ももう少し!

時々居眠りしながら岩国に到着です。広島県との県境はもうすぐです。
しかし、折り返し列車が遅れているため岩国発も遅れるというアナウンスがありました。
この列車の次の糸崎発の列車も結構乗り継ぎがタイトなので不安ですが、これは流石に遅れても待ってくれるでしょう。
結局7分程度遅れて到着し、発車もそれくらい遅れました。

広島都市圏へ

広島県に入ると広島都市圏となり駅間も短くなってきます。特に宮島口から先は広島電鉄も並行するため活気がありますね。
横川からは可部線も合流し新幹線の高架と並行しつつ広島駅に到着です。乗客の大半が入れ替わり列車はさらに東へ進みます。
広島市街は瀬野あたりまでで、「セノハチ」として有名な瀬野~八本松間では峠越えとなり急勾配、急カーブ、トンネルが連続します。いくら115系でもなんなく登れる程度ですが、SLの時代には難所だったようですね。
現在も貨物列車の一部はこの区間を通過するために補機をつないだりするようですが、旅客列車は難なく走るのでそんな事情もどこ吹く風でしょうかw
八本松からは駅間も長くなり山の中を進みます。車窓に変化が乏しくなってくるのでちょっと退屈な区間ですね。
新幹線と呉線が合流し三原に到着です。駅に降りれば目の前にお城があったり、やたらとタコをプッシュしていたりとなかなか面白い駅なのですが今回は素通りしますw
三原の1つ先、糸崎で岡山行きに乗り換えます。
前は糸崎で後続の三原始発岡山方面行きに接続というパターンが多く、あえて三原で乗り換えると確実に座れるという裏技があったんですが、三原では接続しないパターンも増えましたね。

もうちょっと広島県

糸崎で乗り換えて岡山行きに乗ります。運行系統が切れるのは県境ということが多いですが、実際にはこの先の福山あたりまで広島県です。
ちなみに、糸崎は留置線が広がる広い構内が見どころですが、駅周辺には特に何もなく途中下車しても自販機ぐらいしか食料調達手段がないのでご注意を。
続いてはラーメンで有名な尾道です。しまなみ海道の本州側の起点でもあり四国方面へのバスも乗り換えです。
まあ今度も降りませんがw
setonaikai
しばらく山がちな車窓でしたが、尾道では海が見られます。鉄道唱歌でも「汽車の眠りも覚めにけり」(山がちな区間が続き眠かったが海が見えて目が覚めた)と歌われていますが、いい気分転換になりますね。
そして、広島県もほぼ横断して福山です。帰省の往路ではここからバスに乗ったのですが、在来線ホームの上に新幹線が乗っかっているような構造で薄暗い構内が特徴的です。
ここも素通りですw
ところで、当駅から岡山方面には快速サンライナーが運行されていますが、本来広島県に属する福山市は広島志向が強いはずで、広島~福山にも在来線の快速があっていいと思いますがないですよね。
それどころかほとんどが糸崎や三原で乗り換えが必要で都市間輸送を考慮しているとは思えないダイヤ構成。
広島~福山では高速バス「ローズライナー」が頻発していて、繁華街に近い広島バスセンター発着であることやバスゆえの柔軟なルート設定で水を開けられているんでしょうかね。
一時期このバスに対向するために快速を設定したことがあるようですがあっという間に廃止になったと聞きますしね。
早さでは圧勝の新幹線に専念ということでしょうか。

岡山県へ

岡山県に入ると平野部となり車窓が開けてきます。
笠岡・倉敷と進み中国地方の一大ターミナル、岡山駅です。

関東では湘南色どころか115系自体が絶滅危惧種です

関東では湘南色どころか115系自体が絶滅危惧種です

山陰地方への「スーパーいなば」「スーパーやくも」、四国への「マリンライナー」「南風」「しおかぜ」といった列車が集まります。
そのため223系を始め、中国地方ではまず見かけない車両もここでは見ることが出来ます。
223-marineliner
もっと構内で撮影をしてもいいのですが、ここで滞在時間を作った目的はお昼ごはんです。
お昼と言ってももう4時近くなので夕飯までのつなぎという感じでしょうか。
帰省往路でも訪れたマクドナルドにしました。
短い滞在時間で食べなければいけないのでファーストフード率が高いですw

赤穂線

ここからは山陽本線が最短で姫路方面に行けるルートですが、ムーンライトながらに乗るわけでもないので時間に余裕があり、上り方面の録音がなかった赤穂線にしました。
都市間移動の人も多い山陽本線は岡山で座れなかった場合、終点まで座れない可能性が高いですが、赤穂線は地元の方が中心で途中で降りる人が多いので、岡山で座れなかったとしてもいずれ座れます。
車窓としても山ばっかりの山陽本線より時々海も見える赤穂線のほうが楽しいです。
前に乗ったときは逆方向で213系のワンマンでしたが、今回は115系のツーマン列車です。
単線区間の上、ロングレール化されていないのでジョイント音も楽しめますね。
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海はいいですね。九州だと少し行けばいろんな線区で見ることができるありふれた景色でしたが、関東だときれいに海沿いを走る路線ってなかなかありません。

ちなみに、焼きそばで有名な日生(ひなせ)もこの沿線です。

いよいよ関西地方

下関から気付けば8時間以上かかりようやく関西地方です。
播州赤穂から先は新快速も乗り入れ、アーバンネットワークの区間となります。
223-shin-kaisoku
225系を期待しましたがいたのは223系。まあ播州赤穂~姫路は録音がないのでこれでもいいでしょう。
走りだして実感するのは乗り心地のよさ。115系とは雲泥の差ですね。
新快速とは言いつつも姫路までは各駅に止まります。
姫路からは一気に混雑します。8両だった編成も増結され12両となります。
さて、姫路からは本領発揮、130km/hを出しての高速運転です。
加古川・西明石・明石・神戸・三ノ宮・芦屋・尼崎・大阪・・・と特急とほとんど変わらない停車駅が売りで、新快速のせいで長距離客はJRに奪われてしまうため、並行する私鉄各社は優等列車でも停車駅を増やしてこまめに乗客を拾う戦略を取っています。
大阪で乗客が入れ替わりますがやっぱり混みますね。京都から先は停車駅が多めになります。京都以南で快速として運転する列車は京都以北は各駅停車なのでこの区間では新快速が快速の位置でしょうか。
ムーンライトながらの運転日ではないためかキッパーも少なめで滋賀県内はガラガラでした。
ところが、近江八幡あたりで踏切確認だとかでしばらく抑止・・・米原では接続をとってくれたようですが結局ギリギリでした。

中部地方へ

米原から乗るのは大阪方面からやってきた223系の大垣行き。米原から先はJR東海のエリアなので313系がほとんどなんですが、早朝・夜間はJR西日本の車両が乗り入れているんですね。「しなの」や「ひだ」の乗り入れ分を相殺するための運用でしょうか。
冬場には度々ダイヤを乱す原因となる関が原も越えて大垣に到着です。
313
ここからは313系です。それにしてもこの車両、ローカル線のワンマンカーから都市の快速列車まで幅広く働きますねw
さて、この区間はいつもムーンライトながらに乗っているので通常の快速列車で通るのは初めてです。ながらは大垣を出ると岐阜・名古屋・豊橋・浜松・・・と停まっていきますが、通常の快速は穂積・西岐阜・岐阜・尾張一宮・名古屋・金山・共和・大府・・・と停まっていきます。
普通列車は岐阜~豊橋間の運行なので大垣~岐阜間では快速が各駅に停まることで各駅停車の役割を担ってるわけですね。
流石に疲れが出てきましたがもう愛知県は目の前、頑張りましょう。

ついに名古屋到着!

長かった旅もここ名古屋で小休止です。やっぱりホテルに泊まれるというのはだいぶ違いますね。
往路は車中泊2連泊という弾丸行程でしたが、今回はちょっとだけ贅沢をしましたw
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夜の名古屋駅前です。都市は夜でも賑やかですね。

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床面積日本一のビル(駅ビルとしては世界一)で、高さも駅ビルとしては世界一ということでギネスにも載っている名古屋駅の駅ビル「JRセントラルタワーズ」です。
ちなみに、大阪の「あべのハルカス」に記録を塗り替えられる見込みとのことです。
大きすぎて全体を収めることが出来ませんでしたが、やはり名古屋に来たらこれは見ておきたいですね。

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変わった形のビルだったので思わず写真を撮りましたが、よく見ると専門学校のようですね。
これ全部が学校なんでしょうか。一部はテナントにしているのかもしれませんがすごいですね。

このあとは前回同様王将で夕飯を食べてホテルにチェックインしました。
やっぱり移動メインだったためか記事は短めで終わりましたね。
2日目に続く

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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