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381系電車


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概要

 国鉄が曲線の多い電化路線のスピードアップのために開発した振り子式直流特急型電車です。一見すると485系に似ていますが、曲線を高速で通過することができる装置「振り子装置」を搭載しているため性能は全く違います。振り子装置には自然振り子式が採用されていますが、当形式以降の振り子式特急型電車には制御付き振り子式が採用されているため、自然振り子の採用は当形式が唯一となっています。振り子装置の効果を最大限活かすため軽量化と低重心化が図られており、車体は軽量なアルミニウム合金製であるほか、冷房機などの重量物を極力床下に配置したため屋根上はパンタグラフなどの必要最小限のものがあるだけですっきりしています。また、振り子装置作動時の車両限界への接触対策のために、485系などの特急型電車などと比べ車体下部の裾絞りが大きいデザインとなっています。このように485系などの特急型電車と比べ特殊な装備が多いため、当系列の製造費用はかなり高価になりました。なお、当系列が振り子装置を作動させて営業運転を行えるのは架線の張り方を変えるなどの線路の改良を施した路線に限られるため、それ以外の路線では振り子装置の使用を止めて運転することになります。ちなみに初期に製造された先頭車は貫通扉を設けていましたが、後期のものでは貫通扉が廃止されています。

歴史

 1973年に「しなの」、1978年に「くろしお」、そして1982年に「やくも」に投入され、今までディーゼル特急型電車が使用されていた各路線のスピードアップに大きく貢献しました。運転開始直後、振り子装置の影響による酔客が多発したため各座席にエチケット袋が容易され、車掌も乗客用の酔い止め薬を携帯することになったというエピソードがあります。国鉄時代に「北近畿」「ひだ」に投入される計画がありましたが、国鉄の予算不足や投入予定路線であった高山本線の電化が未成に終わったこともあり、これらは実現していません(ただし、JR西日本化後に「北近畿」の運行ルートを踏襲した「こうのとり」に当系列が使用されることになったため、結果的には山陰地区に投入される形になりました)。国鉄民営化後はJR東海とJR西日本に引き継がれ、サービス向上のために両社ともに先頭グリーン車をパノラマグリーン車に改造した車両を登場させています。JR東海に引き継がれた381系は既に全廃された一方、JR西日本に引き継がれた381系は現役ですが、大幅なリニューアルが施され、当時とは異なった姿となっています。なお「やくも」に使用されている編成は再リニューアル工事が施され「ゆったりやくも」という愛称がついています。2012年6月に「くろしお」の後継車として287系が投入されたため、一部廃車や国鉄色に塗り替えられた上での山陰地区への転属が発生しています。

現状

 現在も搭載している振り子装置を活かし、JR西日本の特急網の一翼を担っています。また、修学旅行専用列車や金光臨などの臨時列車に使用される機会も多くあります。

走行音

録音区間:新大阪~京都(くろしお6号)(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

JR西日本 くろしお 東海道本線(京都~吹田)、梅田貨物線、大阪環状線(西九条~新今宮~天王寺)、阪和線(羽衣支線を除く)、紀勢本線(和歌山~新宮)
こうのとり 東海道本線(新大阪~尼崎)、福知山線、山陰本線(福知山~城崎温泉)
きのさき 山陰本線(京都~城崎温泉)
やくも 山陽本線(岡山~倉敷)、伯備線、山陰本線(伯耆大山~出雲市)

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

スーパーくろしお 新大阪駅にて(現在はくろしおに統合)

スーパーくろしお方向幕&パンダ列車ロゴ

くろしお編成の座席

くろしお編成の車内

やくも 旧塗装の編成 岡山駅にて

同編成 中間車改造の貫通車 岡山駅にて

ゆったりやくも編成 岡山駅にて

同編成 先頭車側面

同編成 パノラマグリーン車 岡山駅にて

ゆったりやくも編成のLED方向幕&ロゴ
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