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相鉄9000系電車


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概要

老朽化が進行していた相鉄6000系の置き換えを促進するために製造された通勤形電車が相鉄9000系で、相模鉄道の最後の自社開発車両となっています。従来、相鉄の車両は日立製作所が製造を担当することが慣例でしたが、当系列では全車両が東急車両製造によって製造されたたため、当時は異例のこととして受け止められました。また、当系列が登場する3年前には相鉄8000系が登場していますが、当系列はそれと並行して増備が進められました。

外観・走行機器


車体は従来通り、長さ20mの4ドア車とされ、軽量化を図るためにアルミ合金製となっています。また、8000系に引き続いて幅広車体を採用し、全車両が10両編成で製造されました。従来の相鉄の車両では、屋根上の冷房装置は集中式のみが採用されていましたが、当系列では初めて集約分散式の冷房装置を搭載しています。第1・第2編成には側面に行先表示幕と方向幕が別々に設置されいますが、第3編成以降はその2つを1つの方向幕としてまとめ、かつLED式のものを搭載するようになっています。
塗装には8000系までのクリアラッカー塗装ではなく、8000系と色使いが同様の、白色を基調とし、赤色の帯を巻いてアクセントをつけた一般的なカラー塗装が採用されています。なお、先頭車の片側側面には相鉄の「S」をデザインした変形帯が施されています。第6・第7編成のパンタグラフには、当初からシングルアーム式のものが採用されています。
前面形状は8000系を基本とした、窓周りを黒色に塗装することで大きな1枚窓のような印象を与える「ブラックフェイス」で、かつ左右非対称のデザインとされました。また、急行灯も設置されていますが、現在は使われていません。前面のスカートは、こちらも8000系の影響を受けた車体と一体感のある白いスカートとされ、加えて連結器に白色のカバーがかけられています。走行装置には、8000系に引き続きGTO素子使用のVVVFインバータ制御と、相鉄伝統の直角カルダン駆動方式、そしてディスクブレーキが採用されています。

車内


車内も基本的に8000系と同様の仕様となっています。座席は基本的に通勤形電車では標準的なロングシートで、表地にオレンジ色を基調とした色分けを施すことで着席区分を明確化しており、また5号車と8号車にはセミクロスシートが採用されています。床は相鉄の車両で初めて色分けがなされており、中央部は大理石模様となっています。
先頭車の車内には、相鉄の車両では初めて製造当初から車椅子スペースが設置されています。加えて8000系と同じLED式車内案内表示器が採用され、第3編成までは車内妻面に、第4編成以降はドアチャイムとともにドア上部に設置しています。窓には相鉄伝統のパワーウィンドウが採用されています。乗務員室には運転支援モニタやATS、列車無線、そしてデッドマン装置が装備されています。

歴史

当系列は1993年から2001年にかけて増備が続きました。登場当初、当系列の外観がJR東日本の205系500番台にかなり似ていたため、このことが相鉄によるJR相模線買収の噂の根拠として語られたというエピソードがあります。
2000年代の中ごろから当系列に対して、8000系と同様に、相鉄10000系とJR東日本のE233系電車に準じた内容とする更新工事が段階的に行われるようになりました。第5編成までのパンタグラフは全てシングルアーム式のものに交換され、ドアはステンレス製のものと取り換えられました。前面と側面には相鉄のロゴが貼られました。
塗装は新コーポレートカラーをモチーフにしたものに変更され、前面の左右非対称のデザインは目立たなくなりました。ちなみに、当系列の第7編成が相鉄で初めての新塗装車両として登場しています。第3編成までは車内のドアチャイムが未設置でしたが、この更新工事で設置されています。そして将来予定されているJR東日本との相互直通運転に備えて、ATSはJR東日本に準じたものに変更され、新たにEB装置を搭載しています。

現状

現在も全編成が快速列車と急行列車を中心に活躍しています。なお、当系列は将来予定されているJR東日本との相互直通運転にも使用される可能性があります。

走行音

録音区間:天王町~星川(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

相模鉄道 相鉄本線、相鉄いずみ野線

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

LED式方向幕編成 二俣川駅にて

同編成 緑園都市駅にて

連結器カバー周辺部分

先頭部分側面

屋根上のパンタグラフ周辺部分

新塗装 希望ヶ丘駅にて

新塗装 LED式方向幕編成 星川駅にて

種別表示幕と方向幕

LED式方向幕

LED式車内案内表示器

車内

車内貫通路部分
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