叡山電鉄デオ900形電車
概要
叡山電鉄が観光路線としてのアピールのためや、デオ600形の置き換えのために導入した電車です。
本形式は大型の窓ガラスや窓側を向いた座席が特徴で、鞍馬線などの優れた車窓風景を存分に楽しめるように設計されています。
製造は他の車両同様に武庫川車両工業が担当しているものの、設計は近畿車輛が担当しました。このため、近鉄特急の開発で蓄積されていたデザインのノウハウが当形式にも惜しげも無く活用されています。
当形式には「きらら号」という愛称が付けられていて、叡山電鉄の看板列車であるとともに鞍馬観光の目玉にもなっています。
また、同社としては初となるシングルアームパンタグラフを採用しています。
歴史
1997年に最初の編成が登場しました。
1998年位は第38回ローレル賞を受賞しました。
現状
鞍馬線を中心に活躍しています。
ただし、当形式は眺望重視の設計であり多客輸送には適さないため、行楽シーズンなどは二軒茶屋発着の区間便に充当されます。
フォトギャラリー
画像をクリックすると拡大できます。
外観(赤)
方向幕
きらら号ロゴ
スカート
京阪グループロゴ
車内
運賃表示機
運転台