伊予鉄道坊っちゃん列車
概要
伊予鉄道が軽便鉄道時代に運行していた蒸気機関車牽引の列車を観光用に復活させ、運行している列車です。
本来は「坊っちゃん列車」とは、上述の軽便鉄道時代の列車を指しますが、最近は復刻された観光用列車のことを指す場合が多く、本ページでも坊っちゃん列車を観光用列車として扱います。
極力忠実に再現することを目指し車両デザインが決められ、蒸気機関車牽引とする構想もありましたが、市街地を走ることから沿線への配慮からディーゼル機関車牽引とし、機関車に搭載されたスピーカーから蒸気機関車独特のドラフト音を再生し、煙突からは水蒸気の煙を出す演出をするという形をとっています。
軌道線での気動車の運行は30年ぶりのこととなり、軌道線での気動車の運転免許が30年ぶりに復活したという逸話もあります。
車両型式は牽引機がD1形、D2形といい、客車はハ1形、ハ31形といいます。
機関車は松山市駅での方向転換のためジャッキで車体を持ちあげることができ、人力で回転させての方向転換は名物になっています。
歴史
2001年10月に運行が始まりました。2001年12月に客車のハ31形が増備され、2002年8月に第2編成が登場し2編成体制となりました。
現状
松山の観光の目玉として古町~松山市駅~道後温泉間で運行中です。
走行線区(特記無い場合は全線)
伊予鉄道 |
市内線(古町~松山市駅~大街道~道後温泉) |
フォトギャラリー
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外観
松山市駅での方向転換の様子
客車
客車連結部
客車車内
運転台