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東武20000系・20050系・20070系電車




概要

東武伊勢崎線と営団地下鉄(現在の東京メトロ)日比谷線との相互直通運転用に使用され、非冷房かつ老朽化が進んでいた東武2000系の後継車として製造された車両が東武20000系です。車体は軽量ステンレス製で台車はボルスタレス台車を使用していますが、これは同時期に製造された東武10030系に準じます。走行制御装置には東武9000系でも使用されたAFE(自動界磁励磁)式手回路チョッパ制御を採用しています。また、冷房装置は製造当初から装備され、日比谷線の規格に合わせて車体は18m級、ドア数は1車両あたり片側3扉となっています。
その後、編成の前後各2両を5扉車に変更し、走行制御装置にGTO素子を使用したVVVFインバータを採用した20050系が製造されました。また、方向幕はLED式のものに変更され、車内には液晶式車内案内表示器と自動放送装置、ドアチャイムが装備されました。前面には5扉車であることを示す「5DOORS」ステッカーが貼られています。
そして、20050系で5扉車になっていた前後各2両を元の3扉車に戻し、20050系の装備に加えてシングルアーム式パンタグラフやLED式車内案内表示器を新たに装備した20070系が登場しました。ちなみに20070系は2000系の置き換え用ではなく、列車増発用として製造されています。

歴史

1988年から20000系が伊勢崎線と日比谷線との相互直通運転に投入され、20000系の少し後に投入された営団03系、東急1000系と共に日比谷線の冷房化を推し進める役割を果たしました。
1992年からは20050系が投入され、乗降時間短縮によるラッシュ時の定時運転維持に貢献しています。当初は東武伊勢崎線での5扉全ての開閉は行っていませんでしたが、1993年3月から営団03系と共に5扉開閉が始まっています。また、20050系の液晶式車内案内表示器は液晶自体の劣化が進んだため1999年に撤去されました。2000年3月、日比谷線の中目黒駅で発生した脱線衝突事故により中間車2両が大破しましたが、修理扱いで代替新造されています。
20070系は1997年から投入されています。20070系登場の頃から、当系列全車の車体側面部に「日比谷線 直通」と表記したプレートを取り付けるようになっています。2007年11月には20000系を使用した、期間限定の「東武鉄道創立110周年記念トレイン」が運転されています。

現状

投入後は主に伊勢崎線と日比谷線との相互直通運転に使用されていますが、走行区間が伊勢崎線内のみの列車や、伊勢崎線に乗り入れず日比谷線内で折り返し運転を行う列車にも使用されています。

走行音

20000系
録音区間:日比谷~霞ヶ関(お持ち帰り)
20050系
録音区間:五反野~梅島(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

東武鉄道 20000系 東武伊勢崎線(北千住~東武動物公園)、東武日光線(東武動物公園~南栗橋)、東京メトロ日比谷線
20050系
20070系

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

20000系 南千住駅にて

20000系 先頭部分側面

20050系 南千住駅にて

20050系 先頭部分側面

20050系 5扉車

方向幕

座席
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