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東武300系・350系電車




概要

東武日光線において、もともと快速用車両である6050系により運転されていた快速急行のサービス向上のために、200系の新製投入で当時余剰になっていた元「りょうもう」用の1800系急行形車両のうち、3編成を改造して製造された車両です。6両編成は300系、4両編成は350系として区別されます。当形式の登場により快速急行は急行に種別変更されました。走行機器は基本的には1800系と変わりありませんが、日光付近の勾配区間を走行できるように発電ブレーキと抑速ブレーキが追加装備されています。また、350系の第2編成は両端の先頭車が中間車を先頭車化改造したものであり、その編成のみ客室窓の窓周りや台車の構造が異なっています。座席はフットレスト付きの回転クロスシートですがリクライニング機能は付いていません。車内デッキには和式トイレ、自動販売機、そしてテレホンカード専用公衆電話が設置されていました。

歴史

登場後は快速急行に使用されていた6050系の運用を置き換えました。300系は1997年に定期運用を失ってしまい、以後はもっぱら波動用車両として臨時列車のみに使用されていましたが、2006年3月のダイヤ改正で定期運用が復活しました。なお、2001年冬季からは臨時夜行列車「スノーパル」の、翌年からは夏季~初秋にかけて運行される臨時夜行列車「尾瀬夜行」の運用を、それまで使用されていた6050系に代わり担当しています。2006年3月のダイヤ改正で列車種別変更が行われ、当系列が使用されていた従来の座席指定制の急行は全て特急に昇格となりました。これに伴い前面の愛称表示機と側面の方向幕が特急仕様のものに変更されています。なお、車内デッキのテレホンカード専用公衆電話は2012年3月末を持って撤去されました。

現状

現在は両形式共に定期運用があるものの、多客期で定期運用がない時間帯には臨時列車として活躍することも多くなっています。

走行音

録音区間:新栃木~栃木(きりふり292号)(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

東武鉄道 300系 きりふり 東武伊勢崎線(浅草~東武動物公園)、東武日光線(東武動物公園~南栗橋)
350系 しもつけ 東武伊勢崎線(浅草~東武動物公園)、東武日光線(東武動物公園~新栃木)、東武宇都宮線

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

検査中の350系 南栗橋車両管区にて

350系 検査中の中間車 南栗橋車両管区にて

350系 南栗橋車両管区でのイベント仕様(検査中)

方向幕
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