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相鉄8000系電車


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概要

1960年代から1970年代にかけて製造され、老朽化が進んでいた相鉄6000系の置き換えを目的として製造された通勤形電車が相鉄8000系です。当系列は「21世紀になっても通用する車両」「走る応接室」という開発コンセプトで設計され、数多くの新機軸が採用されていますが、後述する相鉄伝統の装備もいまだ数多く採用されています。なお、当系列の登場から3年後には相鉄9000系が登場していますが、当系列はそれと並行して増備が進められています。

外観・走行機器


車体は長さ20mの4ドア車とされ、軽量化を図るためにアルミ合金製となっています。また、定員の増加を図るために、車体幅を車両限界まで広げた幅広車体を採用したほか、全編成が10両編成で製造されました。側面には種別表示幕に加えて新たに方向幕を装備しており、別々の機器で種別と行先を同時に表示できるようになりました。この種別表示幕と方向幕は、第9編成以降は一つにまとめられ、さらにLED式のものを使用するようになりました。塗装にはアルミ地を生かしたクリアラッカー塗装を採用しており、赤と白の帯を車体下部に巻くことでアクセントをつけています。
前面形状は、相鉄7000系・新7000系までの切妻型から「く」の字型に変更され、また曲線を多用し左右が非対称の立体的なデザインを採用したことで従来車とのイメージチェンジを図っています。ライト類の配置も一新されており、加えて車体と一体感のある白いスカートを採用したことは後の9000系に影響を与えています。第8編成では試験的に、前面の方向幕が製造当初からLED式のものとされ、これは以降の編成にも採用されることになりました。なお、窓周りを黒色に塗装することで大きな1枚窓のような印象を与える「ブラックフェイス」デザインも7000系・新7000系に引き続き採用されています。
第12編成からは、当初からシングルアーム式パンタグラフを搭載しています。走行装置には、新7000系に採用されたものの実績を踏まえたGTO素子使用のVVVFインバータ制御と、相鉄伝統の直角カルダン駆動方式、そしてディスクブレーキが採用されています。

車内


車内の座席は基本的に通勤形電車では標準的なロングシートで、表地にオレンジ色を基調とした色分けを施すことで着席区分を明確化しています。また、5号車と8号車には新7000系で試験採用されたセミクロスシートが本格的に採用されています。第7編成以降は先頭車の車内に車椅子スペースが設置されています。窓には相鉄伝統のパワーウィンドウが採用されており、これは乗務員室からの操作で全てを一斉に開閉することが可能です。
車内設備には新たにLED式車内案内表示器が採用され、第9編成までは車内妻面に、第10編成以降はドア上部に設置しています。乗務員室には相鉄の車両で初めて運転支援モニタが採用され、ATSと列車無線、デッドマン装置も標準装備となっています。

歴史

当系列は1990年から1999年にかけて導入されました。2000年代の中ごろから当系列に対して、相鉄10000系とJR東日本のE233系電車に準じた内容とする更新工事が段階的に行われるようになりました。パンタグラフは全車がシングルアーム式のものに、ドアはステンレス製のものに交換され、前面と側面に相鉄のロゴが貼られました。第8編成までの方向幕類はフルカラーLED式のものに交換され、それにあわせて側面の種別表示幕と方向幕は一つにまとめられました。塗装は新コーポレートカラーをモチーフにしたものに変更され、前面の左右非対称のデザインは目立たなくなりました。
車内の座席は着席区分をさらに明確化するためにバケットシート仕様に変更され、表地の色も10000系と同様の紫色になりました。また、ドアチャイムが設置されたほか、第9編成まで妻面に設置されていた車内案内表示器は撤去され、ドア上部に新たに車内案内表示器を設置しています。そして将来予定されているJR東日本との相互直通運転に備えて、ATSはJR東日本に準じたものに変更され、新たにEB装置を搭載しています。あわせて運転台のモニタ装置も交換されています。
2004年には、第7編成がレール削正車と衝突する事故が発生し、損傷がひどかった横浜方面の先頭車2両が当系列で初めての廃車処分となったほか、残りの無傷の車両についても後に廃車となりました。

現状

現在は事故で廃車となった第7編成以外の全編成が、快速列車と急行列車を中心に活躍しています。なお、当系列は将来予定されているJR東日本との相互直通運転にも使用される可能性があります。

走行音

録音区間:大和~瀬谷(急行)(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

相模鉄道 相鉄本線、相鉄いずみ野線

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

LED式方向幕編成 海老名駅にて

同編成 瀬谷駅にて

フルカラーLED式方向幕編成 西横浜駅にて

連結器

先頭部分側面

中間車連結部分

車外銘板など

菱形パンタグラフ

新塗装 LED式方向幕編成 海老名駅にて

新塗装 フルカラーLED式方向幕編成 西谷駅にて

新塗装 先頭部分側面

相鉄ロゴ

車外銘板

LED式方向幕

フルカラーLED式方向幕

新塗装 中間車連結部分

シングルアーム式パンタグラフ

台車

運転台(更新工事済み)

乗務員室部分

車内

LED式車内案内表示器

車椅子スペース
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