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東武500系電車




概要

東武鉄道の特急型電車で「Revaty(リバティ)」の愛称があります。「Revaty」は「Variety」と「Liberty」をかけ合わせた造語であり、当形式が分割併合機能を持っており様々な線区に汎用的に使用できる点や運用の自由度の高さを表現しています。
デザイン監修は奥山清行氏が代表の「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当しており、「先進性と豊かな自然や時の流れのおおらかさを持つ格式を持つ」ものとされています。
車体はアルミ合金のダブルスキン構造となっており、軽量化を実現するとともに、床面を100系電車比で60mm低いものとして段差を軽減しています。
車内は東京スカイツリーをイメージした白を基調にし、隅田川や鬼怒川をイメージした波型のデザインや、江戸小紋も取り入られています。座席は全座席が2+2列であり、各座席にコンセントが装備される他、Wi-Fiルーターも完備しており公衆無線LANサービスが提供されるなど、現代的なサービス設備を揃えています。
また、全ての台車にフルアクティブ式車体動揺防止制御装置が搭載されており、乗り心地の向上も実現しています。
編成は3両編成を基本単位としており、2編成連結しての6両運転や途中駅での分割併合など柔軟な運用が可能になっています。
電気系統としては主要な機器の二重化が図られており、いずれかが故障しても問題なく走行が続けられるようになっており、冗長性を確保しています。制御装置はIGBT素子によるVVVFインバータ制御を採用しており、20km以上で使用できる定速運転機能や勾配線区に対応した抑速ブレーキ機能も備わっています。
電動機は東芝製の全閉式永久磁石同期電動機であり、消費電力の削減と回生ブレーキの使用領域拡大を実現しています。また、変電所容量の小さな野岩鉄道・会津鉄道への乗り入れを想定し、使用電力のピークを下げる機能もあります。
このように東武鉄道の全ての特急に使用可能な仕様であり、今後の東武鉄道の汎用特急型車両としての活躍が期待されます。鉄道友の会お「ローレル賞」も受賞しています。

歴史

2017年4月21日に営業運転を開始しデビューしました。
2018年5月24日付けで東武鉄道の車両としては初めてとなるローレル賞を受賞しました。

現状

2019年現在、東武鉄道の特急列車のうち、JRへ直通する「きぬがわ」「日光」以外のほぼ全ての特急列車にて運用されており、日光・鬼怒川線系統では「リバティけごん」「リバティきぬ」、野岩鉄道・会津鉄道へ直通する「リバティ会津」に、伊勢崎系統では「リバティりょうもう」で使用される他、近距離の「アーバンパークライナー」や「スカイツリーライナー」でも使用されています。
また、特定の期間のみ運転される「尾瀬夜行」も本形式が使用されます。
このうち、「けごん」「きぬ」「会津」「りょうもう」については本形式が使用される列車には列車名に「リバティ~」と付くのでこれで見分けることが出来ます。

走行音

録音区間:豊春~東岩槻(アーバンパークライナー3号)(お持ち帰り)

走行線区は準備中です。

フォトギャラリー

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外観

乗務員扉

乗降扉

ロゴ

行先表示器

車番

銘板

パンタグラフ

デッキ部と多目的トイレ

デッキ部監視カメラ

デッキ部のAED

車内

座席

座席番号の表示

テーブル(壁面部)

テーブル(座席間)

リバティロゴとメーカー銘板

非常通報装置

客室扉

車内案内表示器
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