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311系電車




概要

JR東海が名古屋都市圏の新ターミナル駅である金山総合駅の開業に伴うダイヤ改正で、新快速と快速を増発するのにあわせ、それらに投入するため製造された車両です。
当系列は211系5000番台と213系5000番台に引き続き、JR東海が3番目に製造した車両ですが、以前の2形式は国鉄型車両の異番台のため、JR東海が開発した初めての新形式車両でもあります。

車体は211系と同様に基本的には軽量ステンレス製ですが、先頭部分のみ繊維強化プラスチック(FRP)製となっています。
車体に巻かれた帯はJR東海のコーポレートカラーでもあるオレンジ色です。
なお、第5編成までには前頭部左上に列車番号表示器が設置されていましたが、第6編成からは省略されています。
走行装置も211系をベースにしており、界磁添加励磁制御で定格120kWのC-MT61A形直流直巻整流子モーターを制御する構成となっていますが、最高速度は少し向上して120km/hとなっています。
ブレーキは電気指令式ブレーキとなっており、回生ブレーキ・抑速ブレーキにも対応しています。

車内はグレー基調で統一され、座席は全てクロスシートとなっています。
扉は片側3箇所で両開き扉を備える一般的な近郊形電車の構造となっています。
また、当系列にはJRの普通車両としては初めてカード式公衆電話が設置されていました。

編成は4両固定編成で、必要に応じて8両での運行もあります。

歴史

登場当初は目的通り東海道本線の新快速を中心に運用されていましたが、後継車種の313系が年々投入されるに従い普通列車に使用されることが増えていきました。
臨時列車として、普段は運用がない中央本線の中津川~塩尻と飯田線、関西本線に入線した実績があるほか、JR西日本エリアである北陸本線の長浜まで乗り入れたこともあります。
2000年代に入って、転落防止幌の取り付けや車椅子スペースおよびドアチャイムの設置、パンタグラフをシングルアーム式のものに交換するなどの諸改造が施されています。
2007年には車内のカード式公衆電話が撤去されていますが、屋上のアンテナはそのまま残っています。

現状

東海道本線の豊橋~米原間の普通列車を中心に活躍中です。

走行音

録音区間:弁天島~舞阪(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

JR東海 東海道本線(浜松~米原)
2024.08.28現在

フォトギャラリー

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外観1

外観2

方向幕

連結部分のヨーダンパ

運転室部分

車内

座席

車内案内表示器

運転台
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