923形新幹線
東海道・山陽新幹線の線路や保安機器などの点検・検測を行うための事業用車両です。
通称ドクターイエローと呼ばれ、運行スケジュールが明かされず滅多に見ることができないため、幸せの黄色い新幹線の異名を持ちます。
同様の目的で921形、922形という検測用車両が存在しましたが、0型をベースにしていて営業列車に混じって走るのにスピードが不足することや車両自体の老朽化もあり、700型をベース日本形式が製造されました。
形状は700系そのものですが、先頭車には軌道検測用のカメラが設置され、パンタグラフには架線の検測用の機器を設置する関係上、カバーが700系よりも大きくなっています。
最初に製造された0番台とあとから増備された3000番台があり、合計2編成で東海道・山陽新幹線の安全を守っています。0番台はJR東海の所有で、3000番台はJR西日本の所有となっていますが、実際の保守・管理はJR東海に委託されていて、博多総合車両所所属でありながら東京に常駐しています。
一般人は乗車できないため、走行音はありません。
走行線区(特記無い場合は全線)
JR東海 |
0番台 |
非営業 |
東海道新幹線、山陽新幹線 |
JR西日本 |
3000番台 |
非営業 |
東海道新幹線、山陽新幹線 |
フォトギャラリー
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外観、博多総合車両所内にて
検測用カメラ
パンタグラフ
連結面のヨーダンパ
台車