阪急7000系電車
概要
阪急電鉄が神戸線・宝塚線向けに導入した通勤形電車です。
6000系をベースにしており、阪急では最も製造数が多い形式となっています。
製造はアルナ工機が担当し、車体は初期は普通鋼製でしたが、7011F以降はアルミ合金製となっています。
走行機器は回生ブレーキ対応の界磁チョッパ制御となっており、従来の抵抗制御より省エネとなっています。
モーターは定格150WのSE577形直流直巻電動機で、ブレーキは回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキです。
最高速度は115kmですが、宝塚線のみ100km/hとなっています。
編成は8両・6両・4用・2両のバリエーションがあります。
のちに更新が行われ、内装の変更、開閉予告ランプの設置された丘、アルミ合金製車体の車両については制御装置とモーターをVVVFインバータと永久磁石同期電動機に変更しています。
また、本形式を改造し、「京とれいん 雅洛」が登場しています。
その他、能勢電鉄に譲渡され、改造の上で7200系となっている車両もあります。
歴史
1980年~1988年に製造されました。
1995年に発生した阪神・淡路大震災では本形式も7027Fが脱線しています。
2018年には本形式を改造し「京とれいん 雅洛」が登場しました。
2023年からは伊丹線・箕面線でのワンマン運転開始に合わせてワンマン化改造が行われました。
現状
8両編成は神戸線にて、6両編成のうち一般車は神戸線で、「京とれいん 雅洛」は京都線にて、4両編成は伊丹線と箕面線にて活躍中です。
2両編成は休車となっており、現在運用されていません。
走行音
界磁チョッパ制御
録音区間:新伊丹~稲野(お持ち帰り)
VVVFインバータ制御
録音区間:川西能勢口~池田(急行)(お持ち帰り)
走行線区(特記なき場合は全線)
| 一般 |
神戸線、神戸高速線、今津北線、伊丹線、宝塚線、箕面線 |
京とれいん 雅洛 |
京都線 |
2025.10.29現在
フォトギャラリー
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外観
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側面方向幕