AlmightyTrainsite サイトマップヘルプ

阪急8300系電車




概要

阪急電鉄が京都線向けに投入した通勤形電車です。
神宝線向けの8000系と共通する仕様ですが、車体寸法が若干拡大されている他、地下鉄堺筋線への直通に対応するなどの違いがあります。
製造はアルナ工機が担当しています。

車体はアルミニウム合金製で、初期の編成は「額縁スタイル」と呼ばれる先頭部外周が少し突き出た形状をしていましたが、走行時の風圧が大きいという指摘を受け、8303F以降は先頭部が「く」の字に傾斜した形状に変更されています。

車内は木目調化粧板を用いたロングシートで、車椅子スペースやパワーウインドウも装備しており、8000系と共通の仕様となっています。

走行機器は製造時期によって変遷があり、初期車はGTO素子によるVVVFインバータ制御で、定格170kWのTDK-6125-A形全閉内扇式かご形三相誘導電動機を制御します。
後期に製造されたグループでは制御装置をIGBT素子によるVVVFインバータ制御となり、モーターも定格190kWのTDK-6128-A形全閉内扇式かご形三相誘導電動機となっています。
ブレーキはいずれも共通で回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキとなっています。
最高速度は設計上は130km/hですが、実際に運行では阪急線では115km/h、堺筋線では70km/hとなっています。
駆動方式は当初はTD平行カルダン駆動でしたが、後にWNドライブに改造されています。

編成は当初8両固定編成のみでしたが、後に2両・6両も登場しました。

後年に機器更新が行われ、VVVFインバータがハイブリッドSiCモジュールに変更になり、更にリニューアル工事も受けています。

歴史

1989年に最初の編成が登場しました。
1995年に最終増備車が登場し、全車が出揃いました。
2014年より機器更新が始まりました。
2023年よりリニューアルが開始されました。

現状

京都線・千里線、及び堺筋線にて活躍中です。

走行音

初期GTO車
録音区間:扇町~南森町(お持ち帰り)

走行線区(特記なき場合は全線)

8300系 京都線、千里線、堺筋線
2025.11.07現在

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観(後期車)

方向幕

阪急ロゴ

車内

座席
目次に戻る