広島電鉄5000形電車
概要
広島電鉄が導入した連接電車で、ドイツ・シーメンス社製です。国内では2例目の完全低床電車です。
また、「GREEN MOVER」の愛称があります。
なお、軌道法で路面電車の長さの上限となっている30mを超えるため、当時の運輸省の特認を得て運行されています。
構造としては、5つの車両が連なる構造で、両端のA・B車には電動台車、真ん中のE車に付随台車があり、それ以外のC・D車には車輪がなく他の車両に載っているという構造です。
歴史
1999年~2002年にかけて製造されました。
最初の編成のドイツからの輸入に際しては鉄道車両の輸送方法としては異例となる航空機での輸送が行われました。なお、それ以降の編成では船による輸送となっています。
2004年にはメーカー側が5000形を含むコンビーノシリーズのリコールを発表したため、2007年以降オーストラリアの工場に運ばれ改修を受けています。
また、5007号車は2009年に起こした事故の影響で休車扱いになっています。
現状
市内線⇔宮島線直通運用を中心に運行されます。
フォトギャラリー
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外観、広島駅電停にて
方向幕
ドア
GREEN MOVERロゴ
車端部
車内