阪神1000系電車
概要
阪神電鉄が優等列車向けに導入した電車です。
運用目的から急行形電車として扱われることもあります。
2009年より始まった阪神なんば線開業、及び近鉄奈良線との直通運転開始を受け、これに対応する車両として設計されました。
また、製造は近畿車輛にて行われました。
デザインは9000系、及び9300系を基本としており、「ヨソイキ・モード」と名付けられたテーマを元に、「ちょっと乗って出かけてみたくなる車両」を目標にデザインされました。
また、形式名は阪神電鉄の開業100周年、及び9300系まで進んだ形式名を1からリスタートするという意味合いで決められました。
車体はステンレス製で、外板を無塗装とすることで環境問題にも配慮しています。
塗装は「赤胴車」の基本色を引き継ぎつつ、オレンジ系の「ヴィヴァーチェオレンジ」を採用し、前面は黒とすることでアクセントとしています。
先頭部には貫通扉を備えています。
行先表示器には阪神電鉄では初のLEDを採用しています。
車内はオールロングシートで、一般席と優先席でモケットの色を変えています。
バリアフリー対策としては全車両に車椅子スペースを設けています。
その他、非常通報装置やドア開閉チャイム、ドア開閉予告灯を設置しています。
走行機器はIGBT素子によるVVVFインバータ制御であり、定格170kWのTDK-6147-A形かご形三相誘導電動機を制御します。
駆動方式はTD継手となっています。
ブレーkは回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで、純電気ブレーキにも対応します。
最高速度は110km/hですが、120km/hにも対応できる準備工事がおこなわれています。
実際に運行では110km/hをdすのは山陽電鉄線内のみで、阪神線内では106km/h、近鉄線内で105km/hとなってます。
編成は6両と2両のバリエーションがあり、それらを組み合わせて最大で10両編成が組まれることもあります。
歴史
2006年~2011年にかけて製造されました。
2007年10月5日より運用が開始されました。
現状
阪神本線、及び阪神なんば線を中心に、直通する山陽電鉄、及び近鉄奈良線でも活躍中です。
走行音
録音区間:若江岩田~八戸ノ里(お持ち帰り)
走行線区(特記なき場合は全線)
| 1000系 |
阪神本線、神戸高速線、山陽電鉄本線、阪神なんば線、近鉄難波線、近鉄奈良線 |
2025.11.11現在
フォトギャラリー
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外観
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側面部行先表示器
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SDGsトレイン
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同側面
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車内
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座席(一般席)
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車内案内表示器
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非常通報装置
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運転台