北近畿タンゴ鉄道KTR001形気動車
概要
北近畿タンゴ鉄道が同社の看板特急とするべく開発した特急形気動車です。
第三セクター鉄道としては初のリゾート特急用の気動車となります。
車両の愛称として「タンゴエクスプローラー」と名付けられていて、一時期は同盟の特急列車として走行していました。
ドアにはプラグドアを採用する、展望を良くするためのハイデッカー構造を採用するなど観光客向けに特化した構造になっています。
車両構造としては、JRのキハ183系550番台をベースとしています。
歴史
1990年4月に山陰本線経由で京都発着の特急「タンゴエクスプローラー」として運行が開始されました。当初は1編成のみであり、検査時はJRのキハ181系が代走しました。
1992年には第2編成が増備され、キハ181系での代走はなくなりました。
1999年10月に「タンゴエクスプローラー」は福知山線経由で新大阪発着になり、KTR001形も走行区間が変わりました。
2005年6月には、同年4月に発生した福知山線脱線事故の影響で福知山線にATS-Pが導入されたため、ATS-Pを搭載しない当形式は福知山線を走行できなくなりました。そのため、当面は宮津線内の「タンゴディスカバリー」として運行され、「タンゴエクスプローラー」はKTR8000形での代走となりました。
2007年3月には、当形式にもATS-Pが設置されたため、「タンゴエクスプローラー」に復帰しました。
2011年3月に「タンゴエクスプローラー」が廃止されたため当形式はJR線での運用はなくなり、北近畿タンゴ鉄道完結の連絡特急「たんごリレー」に使用されることになりました。
現状
宮津線・宮福線で「たんごリレー」「大江山」「タンゴ浪漫」として活躍中です。
また、団体列車やその他の臨時列車としても走ります。
走行音
録音区間:宝塚~三田(タンゴエクスプローラー1号)(お持ち帰り)
走行線区(特記無い場合は全線)
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フォトギャラリー
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外観、新大阪駅にて
行先表示器
ドアとロゴ
ロゴ
車内
テーブル