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長野電鉄2000系電車




概要

長野電鉄がかつて所有していた特急型電車です。外観は名鉄初代5000系の影響を強く受けています。
構造はセミモノコックであり軽量化が図られています。
当形式登場の背景には、1920年代に長野電鉄が観光地として整備を進めていた志賀高原への観光客輸送がありました。戦後復興期には観光客も急増し長野電鉄は輸送力不足に悩まされ、東武鉄道から譲り受けたり自社で製造したりして車両の増備を始めましたが、比較的長時間乗車することになる観光客には快適とは言えない設備の車両ばかりであったため、ついに新型特急車両の開発が決定し、それが当形式というわけです。
1980年代頃までは「ロマンスカー」という愛称があり、各所で使われていましたが、1990年台には小田急電鉄が「ロマンスカー」を商標登録したことや、当形式の座席がロマンスシートではなくなったこともない、いつしか使われなくなりました。

歴史

1957年~1964年にかけて製造されました。
1981年には長野~善光寺下の地下化に伴い地下区間対応化改造が施されました。
1989年より冷房化も実施されました。
長らく長野電鉄の看板列車の地位を保ってきた当形式ですが、2005年に小田急電鉄から10000形を譲り受けたため、A特急としての運用はなくなり特急車両としての主力形式ではなくなりました。
2011年にはJR東日本より253系を譲り受けたため同年3月より特急運用はなくなり、その後は不定期に普通列車や臨時列車などとして走行する状態が続きましたが、2012年3月で営業運転はなくなりました。

現状

信濃川田駅と小布施駅に留置され展示されている編成もありますが、多くは既に解体されています。

走行音は準備中です。

走行線区(特記無い場合は全線)

※廃形式につき省略

フォトギャラリー

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外観

外観2

黒色

先頭部

連結面
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