山陽電気鉄道5000系電車
概要
山陽電気鉄道が2700系など旧来型の車両を置き換えるために導入した電車です。
当形式は3000系の後継車という位置づけでもあり、当時、並行する国鉄山陽本線では117系や113系などクロスシートやセミクロスシートの車両が主力となる中、3000系では設備面で見落としが否めなくなっていたことや、3000系自体が1960年代の設計であり、機器の面でも陳腐化が割けられないといった事情もあって新形式を開発することになりました。
3000系と違いアルミ車となったことから、塗装は帯など一部に留まっています。
制御装置は当時過渡期にあった界磁チョッパやVVVFインバータも検討されましたが、既存のモーターをそのまま利用でき、省エネでもある界磁添加励磁制御となりました。
ブレーキの面でも、山陽電気鉄道では初となる全電気指令式ブレーキが導入されました。
また、ほぼ同一仕様ながら、制御装置をVVVFインバータとした5030系もあります。
歴史
1986年に最初の編成が登場し、1988年~1989年に2次車、1990年に3次車、1993年に4次車、1995年に5次車が登場しました。
5030系は1997年より1次車が導入され、2001年に2次車が導入されました。
現状
直通特急や特急としての運用をメインに活躍中です。
走行音は準備中です。
走行線区(特記無い場合は全線)
山陽電気鉄道 |
本線 |
阪神電気鉄道 |
神戸高速線、本線 |
フォトギャラリー
画像をクリックすると拡大できます。