京阪600形電車
概要
京阪電気鉄道が大津線向けに導入した路面電車用車両です。
なお、本ページで扱うのは3代目であり、初代、2代目については扱いません。
京津線のサービス改善を目的に導入され、冷房化などの新要素を採用した車両として本形式が導入されました。
車体は普通鋼製で片側2箇所の両開き扉を備えています。
車内はオールロングシートです。
走行機器は抵抗制御で、定格53kWのTDK-8565A複巻整流子モーターを制御します。
駆動方式はTD平行カルダン駆動平行カルダン駆動です。
ブレーキは回生ブレーキ・発電ブレーキ併用の非常直通式電気ブレーキです。
なお、後の改造でモーターとブレーキが変更されており、モーターは定格70kWのTDK-8760A複巻整流子モーター、ブレーキは全電気司令式電磁直通ブレーキとなっています。
最高速度は60km/hです。
編成は2両固定編成です。
当初は600V用でしたが、大津線の昇圧に合わせて1500V対応となりました。
歴史
1984年~1988年にかけて製造されました。
1993年に昇圧改造を受け、1500V対応となりました。
実際に架線電圧の昇圧が行われた1997年より京津線での運用を終了しました。
現状
石山坂本線にて活躍中です。
走行線区(特記なき場合は全線)
2025.12.3現在
フォトギャラリー
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外観
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前照灯
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連結器と排障器
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方向幕
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響け!ユーフォニアムラッピング
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同側面