AlmightyTrainsite サイトマップヘルプ

2600系気動車




概要

JR四国が2000系の置き換えのために開発した特急型気動車です。

車体はステンレス製ですが、前面部のみ普通鋼製となっており、貫通構造を採用しています。
外観は「Neo japonism」をコンセプトに日本の伝統意匠を現代風にアレンジするコンセプトで「安らぎと先進性を合わせた車両」というデザインになっています。
車体の塗色は四国の豊かな自然に映えるディープレッドを基調に、吉兆の色である「赤と金」を配しています。
デザインはJR四国社員の松岡哲也氏が担当しました。
基本的なシステムやサービスシステムは8600系電車と共通化されています。

車内は「和柄をモチーフとした装飾」をアクセントに「伝統と先進性をそれぞれ対比・強調させる」デザインとなっており、車両ごとに異なる色の座席モケットを採用し、異なる雰囲気を演出しています。
また、バリアフリー設備も揃っており、車椅子スペース・固定用ベルト・手すり・非常通報ボタン・車椅子から乗り移れる跳ね上げ式座席などを設置しています。

デッキには防犯カメラが設置されており、車椅子対応トイレも設置しています。

走行装置としては1500形気動車と同じコマツ製直列6気筒ディーゼルエンジン(450PS)を各車に2基ずつ搭載し、2000系と同じ最高速度120km/hを出せます。
ブレーキは機関・排気ブレーキ併用の電気指令式空気ブレーキです。

また、2000系では振り子式車両として、急カーブの多い四国での高速化に貢献しましたが、本形式ではよりコスト面やメンテナンス面で優位な空気ばね式の車体傾斜装置を採用しました。
これにより半径600m以上のカーブでは本則+30km/h、600~400mでは本則+25km/h、400m以下では本則+20km/hでの走行が可能となっていますが、試運転の結果、特にカーブの多い土讃線では空気ばね式車体傾斜装置では空気ばねを伸縮させるための空気圧が不足するという問題が浮上したことから、車体傾斜装置を振り子式に改めた2700系を新たに製造することとなり、本形式は2編成4両に製造に留まり、2000系の本格的な置き換えは2700系となりました。
本形式については、比較的カーブの少ない高徳線を中心に運用されています。

編成は2両編成固定であり、全て普通車となっています。

歴史

2017年1月30日に量産先行車4両が落成しました。
2月15日に高松運転所に搬入されると性能試験を行い、8月11日には団体臨時列車として初の営業運転を行いました。
走行試験の結果、前述の空気容量の問題が浮上したため、本形式は「うずしお」で使用されることとなり、同年12月2日より「うずしお」で定期運用を開始しました。

現状

高徳線の特急「うずしお」の一部にて運用中です。

走行音は準備中です。

走行線区は準備中です。

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観

トレインマーク

行先表示器

車内(高松方車両)

車内(徳島方)

座席(紺色)

座席(指定席)

車内案内表示器

車端部テーブル(格納時)

車端部テーブル(展開時)

座席番号

窓ガラスとブラインド

デッキ部

車内トイレ(車椅子対応)

運転台
目次に戻る