7000系電車
概要
JR四国が予讃線伊予北条~伊予市間の電化に合わせて投入した直流近郊形電車です。
両運転台で単独運行可能な7000形と増結専用で付随車かつ片運転台のため単独運行できない7100形の2種があります。
車体は軽量ステンレス製で、片側3箇所の扉を備え、両端は片開き、中央は両開きの扉となっています。
また、箕浦駅以西に存在する狭小トンネルの通過に対応するため、全体を低屋根構造とし、パンタグラフも新開発し折りたたみ高さを3900mmに抑えています。
車内は進行方向に対して片側がボックスシートで、もう片側がロングシートという変則的なセミクロスシートとなっており、ワンマン運転を行うため整理券発行機、運賃表示器、運賃箱を備えています。
車内にトイレは設置されておらず、そのため瀬戸大橋線では運用されません。
走行機器はGTO素子によるVVVFインバータ制御で、定格120kWのモーターを制御します。
なお、JRグループの近郊形電車としては初めてのVVVFインバータ制御の採用となりました。
ブレーキは回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキとなっており、最高速度は110km/hです。
7000形は単独で運用される場合もある他、7100形ないし7000形同士での増結や、6000系・7200系との併結にも対応しています。
投入後は松山運転と高松運転所に当y縫うされ、予讃線と土讃線のうち電化区間の普通・快速列車に充当されています。
また、2017年頃からインバータの更新が順次実施されています。
歴史
1990年11月21日に運用が開始されました。
2017年頃からインバータの更新が実施されています。
また、2024年3月31日には7003が廃車され、本形式初の廃車が発生しました。
現状
予讃線・土讃線の電化区間の普通・快速列車として活躍中です。
走行線区(特記なき場合は全線
JR四国 |
予讃線(高松~伊予市)、土讃線(多度津~琴平) |
2024.09.18現在
フォトギャラリー
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7000形
7100形(手前)
先頭部方向幕
7000形と7100形の連結部
乗務員扉
乗降扉(片開き)
ドア開閉ボタン(車外)
諸元表示
車内
座席(ボックスシート)
座席(ロングシート)
ドア開閉ボタン(車内)
運賃表示器
運転台