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721系電車




概要

JR北海道が札幌都市圏の近郊輸送向けに開発した交流型電車です。
北海道の電化区間では国鉄時代より711系や50系客車が主に使われていましたが、これらは加速度が低く、JR転換後の新駅の設置・増発などに対応することが困難であり、加減速性能に優れ、バスや自家用車にも対抗できるサービス水準の車両として開発されました。
制御方式は5次車まではサイリスタ位相制御、6次車以降はVVVFインバータ制御となっています。
車体は軽量ステンレスとなっており、普通列車用ながら片開きドアを3つという珍しいドア配置になっているのも特徴で、北海道の車両としては初めて冷房を搭載した他、JRグループが新規導入した車両としては初のワンハンドルマスコンが採用されるなどの特徴もあります。
また、客室は3箇所のドア全てにデッキが備えられているため1両あたりに2室に分かれています。
製造時期ごとに1次車~8次車に分類され、1次車~4次車はサイリスタ位相制御で最高速度は120km/h(後に一部が130km/h対応に改造)で3両固定編成、5次車は快速「エアポート」向けで6両固定編成、6次車・7次車は制御装置はGTO素子のVVVFインバータ制御の3両編成が基本の最高時速130km/h、8次車はIGBT素子のVVVFインバータで6・7次車の一部を6両化するために製造されたため中間車のみ存在します。
この他に、快速「エアポート」向けに「uシート」に室内を改造された編成も存在します。
なお、3両編成については731系と併結しての運用が可能です。

歴史

1988年に1次車が登場しました。
1992年により5次車が登場、1993年には6次・7次車、2003年に8次車が登場し、増備は終了となりました。

現状

札幌都市圏の普通列車や快速「エアポート」などの運用で活躍しています。

走行音

サイリスタ位相制御車
録音区間:南千歳~千歳(エアポート83号)(お持ち帰り)
VVVFインバータ(GTO素子)車
録音区間:小樽築港~南小樽(エアポート201号)(お持ち帰り)
VVVFインバータ(IGBT素子)車
録音区間:高砂~野幌(お持ち帰り)

走行線区(特記なき場合は全線)

JR北海道 函館本線(小樽~滝川)、千歳線(支線含む)、室蘭本線(沼ノ端~苫小牧)、札沼線
2024.09.10現在

フォトギャラリー

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外観

先頭部方向幕

側面部方向幕

uシート車

Uシートロゴ

指定席ステッカー

Uシートの車内

uシートの座席

車内電光掲示板(見えるラジオ)

中央部デッキ

車内

普通車座席

優先席

座席表

車内路線図
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