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733系電車




概要

JR北海道が731系をベースに新造した通勤型電車です。
札沼線桑園~北海道医療大学間の電化に伴う輸送力増強の一環として登場しました。

1996年より運用されている731系の設計コンセプトを基本にし、その後の新技術の導入やユニバーサルデザイン・バリアフリーに対応するべく仕様の変更が行われています。
番台区分としては札幌都市圏の普通列車に使用される基本番台、快速「エアポート」を中心に運用される3000番台、函館近郊の北海道新幹線アクセス列車である「はこだてライナー」に使用される1000番台の3グループが存在しています。

車体はステンレス車体ですが、本形式に先立って登場した735系においてアルミニウム合金製車体を採用していたものの、本形式では更に長期的な運用をした上でアルミニウム合金製車体の導入をすることとし、アルミニウム合金製ではなくてステンレス製車体となりました。

車内は3000番台に存在する指定席「uシート」用車両を除いてロングシートとなっており、モケットは一般席が北海道の草原をイメージした緑色、優先席はオレンジ色の表皮となっています。
防寒対策として、ドアを半自動扱いで運用できる開閉ボタンを設置し、更にドア部にエアカーテンを設置し、冷気の車内への流入を防いでいます。
バリアフリー関連では、車椅子スペースを設置している他、トイレも731系や735系よりも大型のものとし、車椅子でも使用しやすくなっている他、おむつ交換台も設置しています。

走行機器はPWM制御のIGBT素子によるVVVFインバータ制御であり、定格230kWのN-MT731A形かご形三相誘導電動機を搭載します。
最高速度は120km/hですが、設計上130km/hまで対応します。
また、721系・731系・735系との併結が可能ですが、731系では対応していたキハ201系気動車との協調運転はできません。

基本番台と1000番台は3両固定編成で、3000番台のみ6両固定編成となっています。
また、3000番台にのみ回転式リクライニングシートを備えた指定席車両が存在します。

歴史

2012年2月8日から10日にかけて最初の編成の甲種輸送が行われました。
同年6月1日ダイヤ改正の際に営業運転が開始されました。
2014年には3000番台が製造され、同年7月19日に営業運転を開始しました。
2015年には1000番台が製造され、試運転を開始し、翌2016年に北海道新幹線の新青森駅~新函館北斗駅間の開業に合わせて新設されたアクセス列車「はこだてライナー」として運用を開始しました。

現状

基本番台は札幌都市圏の普通列車として、3000番台は特別快速・快速・区間快速「エアポート」を中心に、普通列車としても活躍中です。
また、1000番台は「はこだてライナー」専用で運用されており、札幌地区とは電化区間で接続されていないことから他のグループとは運用が完全に分かれています。

走行音

録音区間:星置~稲穂(いしかりライナー)(お持ち帰り)

走行線区(特記なき場合は全線)

JR北海道 基本番台・3000番台 函館本線(小樽~滝川)、札沼線、千歳線(支線含む)、室蘭本線(沼ノ端~苫小牧)
1000番台 函館本線(函館~新函館北斗)
2024.09.13現在

フォトギャラリー

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0番台

0番台(その2)

同乗降扉

同行先表示器

同ドア開閉ボタン(車内)

1000番台

同行先表示器

同ロゴ

同メーカー銘板

3000番台

同指定席ステッカー

同車内

同座席

同車椅子スペース

同くず物入れ

同車内案内表示器
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