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キハ25形気動車




概要

JR東海が開発した一般型気動車です。
当初は武豊線で使用されていたキハ75形を快速「みえ」に転用するに際し不足分を当形式で補う形で登場しました。
また、

車体は313系をベースにしており、先頭部は普通鋼製でその他はステンレス鋼製となっています。
車内は1次車は転換クロスシートを主体としたセミクロスシートでしたが、2次車ではオールロングシートとされ、いずれもドアは両開きを片側3箇所ずつ設置しています。
エンジンは定格520PSを発揮するカミンズ製C-DMF14HZD形ディーゼルエンジンを搭載していますが、通常は450PS以内に制限して運用し、異常時のみフルパワーを発揮します。
変速機は変則1段、直結4段の液体変速機で、最高速度は当初110km/hでしたが、2次車については当初より95km/hとされ、1次車についても後述の転用時に最高速度を95km/hに変更しています。
ブレーキは電気指令式空気ブレーキをメインに、機関ブレーキ、直通予備ブレーキ、耐雪ブレーキを備えます。
保安装置はATS-STとATS-PT、EB装置を備えます。

編成は2両固定編成のみで、片方の車両のみにトイレを備えています。
他形式との併結はできませんが、本形式同士であれば最大5編成(10両)まで連結可能です。

1次車は武豊線向けに導入され、キハ75形を置き換えることで、快速「みえ」の輸送力増強のためにキハ75形を転用する目的がありました。
武豊線の電化により本形式の武豊線での運用を終了すると高山本線や太多線に転用されました。
なお、この転用は本形式登場時には既に武豊線の電化が計画されていたため、当初より計画されていたものです。
2次車は高山本線や紀勢本線に残っていたキハ40系やキハ11形を置き換える目的で導入されたグループです。
また、2次車は高山本線系統向けの1000・1100番台と紀勢本線系統向けの1500・1600番台に分けられ、1500・1600番台は暖地仕様となっています。
本形式の増備を完了したことで、JR東海が保有する気動車は全て国鉄分割民営化以降の車両となり、いわゆる国鉄型車両を全廃することとなりました。

歴史

2010年から製造が始まりました。
2011年3月の改正より1次車が武豊線と直通する東海道本線の大府~名古屋間で営業運転が始まりました。
2014年12月1日より2次車の運行が始まり、高山本線と太多線にて運用を開始しました。
2015年には紀勢本線・参宮線でも運行を開始し、翌2016年までにキハ40系を淘汰し、JR東海の保有する気動車はJR東海発足以降に登場した車両に統一されました。
また、2015年に

現状

1次車は全車が高山本線岐阜~猪谷間と太多線全線の普通列車として、2次車は高山本線岐阜~猪谷間と太多線に加えて紀勢本線と参宮線の普通列車として活躍中です。
また、名松線については基本的には乗り入れませんが、キハ11形が不足する際に代走として入線することがあります。
その他、各種臨時列車で運用される事例もあり、「岐阜基地航空祭」「熊野大花火大会」「F1グランプリ」といった大規模イベント関連の臨時列車として運用された実績もあります。

走行音

録音区間:東成岩~半田(お持ち帰り)

走行線区(特記無い場合は全線)

1次車 高山本線(岐阜~猪谷)、太多線
2次車 高山本線(岐阜~猪谷)、太多線、紀勢本線(亀山~新宮)、参宮線
2025.07.22現在

フォトギャラリー

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外観

行先表示器

車番表示(車外)

乗降扉(車外より)

ドア開閉ボタン(車外)

車内(1次車)

同座席(ロングシート部)

同座席(クロスシート部)

同座席(優先席部)

車内(2次車)

座席(2次車)

運賃表示器

運賃箱

車内案内表示器

乗降扉(車内より)

乗降ステップ

ドア開閉ボタン(車内)

車番表示(車内)

運転室後方

運転台
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