キハ37形気動車
概要
国鉄が日本全国の非電化路線に大量に投入したキハ40系は、幹線での長距離運用および高速運転が可能なように設計されたため、本来の投入目的である非電化ローカル線向けの車両としては車体構造や走行機器以外の装備が過剰気味であり、その結果として製造費用が高額でした。その一方、走行機器(特にエンジン)に関しては重い車体であることも相まって従来車と比較して非力であり、また燃料費や整備費などの維持費も減らすことができませんでした。
そこで、国鉄ではこれらの諸問題を解決するために各種の検討を行い、その結果として標準装備を最小限に抑えるものの、地域ごとに必要な装備はその都度設置できるようにすることで、各地域の特徴に合わせた装備を搭載できる車両を製造することになりました。こうして、キハ40系で浮き彫りになった問題の反省点を多分に盛り込んだ次世代の非電化ローカル線向けの車両として、国鉄が開発した気動車がキハ37形です。
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