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E235系電車




概要

JR東日本がE231系、及びE233系をベースとして山手線への投入を目指して開発した一般型電車です。
基本的な仕様はE233系をベースとしていますが、さらなる新機軸の導入、サービス向上、コスト・メンテナンスの削減などを実現しています。
開発イメージは「人と対話する車両」であり、そこから「お客様、社会とコミュニケーションする車両」というコンセプトのもと設計されました。デザインは奥山清行氏が担当しています。
車体構造もE233系などに準じたものとなっていますが、総合車両製作所と東急電鉄の共同開発した「Sustina」の初の量産モデルとなっています。
パンタグラフは中央本線にも対応するようになっており、冷房についても各駅の乗降人数などのデータを元に駅到着前に予め冷房を強めるなどの制御を取り入れています。
車内は吊り広告を廃し、全てデジタルサイネージとしているのが本形式の特徴となっています。
制御方式としては1両に全ての制御装置を搭載し、各車両ごとにモーターを制御することで冗長性を高めています。
また、本形式には従来の列車情報管理装置「TIMS」の発展形となる「INTEROS」が導入されており、大容量通信の実現により各機器のリアルタイムの状況把握が出来る他、WiMAXを活用して地上システムとリアルタイムにデータをやりとりすることが出来ます。
また、4号車には「軌道材料モニタリング装置」と「軌道変位検測装置」が搭載され、走行しながら軌道の異常を調べることができます。
山手線向けの0番台がまず登場し、続けて横須賀線・総武快速線向けの1000番台が登場しました。
0番台は11両固定編成であり、1000番台はグリーン車組み込みの11両基本編成と、増結用の付属編成の4両の2種類があります。

走行装置としてはSiC素子によるVVVFインバータ制御で、かご形三相誘導モーターを制御します。
また、蓄電池も搭載しており、架線からの電力が得られなくなっても最寄りの駅まで走行出来るようにもなってます。

1000番台には本形式初となるグリーン車が設定されており、全席に座席コンセントを設けており、無料Wi-Fiサービスも実施されています。

歴史

2015年3月23日に最初の編成が落成し、3月25日に東京総合車両センターへの配給輸送、3月28日に報道公開、3月30日より山手線での試運転が行われました。
同年11月30日には山手線にて営業運転が始まりました。 2017年5月22日より量産車の投入が始まりました。
2018年9月4日に本形式を横須賀線・総武快速線向けに投入することが発表され、1000番台が2020年12月21日より運用が開始されました。

現状

0番台は山手線の全列車にて、1000番台は横須賀線・総武快速線・外房線・内房線・成田線などの快速列車の一部で活躍中です。

走行音

0番台
録音区間:大塚~巣鴨(お持ち帰り)
1000番台
録音区間:馬喰町~新日本橋(快速)(お持ち帰り)

走行線区は準備中です。

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観

先頭部側面

スカート部

所属表記

ドア

号車表記

車番表記

行先表示器

車外スピーカー

台車

先頭部行先表示器

パンタグラフ

車内(0番台)

車内案内表示器(0番台)

車椅子スペース(0番台)

外観(1000番台)

行先表示器(1000番台)

車内(1000番台)

車内案内表示器(1000番台)

車内トイレ(1000番台)

車椅子スペース(1000番台)
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