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E261系電車




概要

JR東日本が251系置き換え用として投入した特急形電車です。
本形式と同時に登場した特急「サフィール踊り子」用として投入されており、観光流動の創出と地域の活性化を目的としています。
特徴的なのは普通車の設定がなく、全車がグリーン車となっていることであり、そのうちの1両はプレミアムグリーン車というグリーン車よりも更に上級クラスの座席種別となってます。
グリーン車についても、座席車と個室が設定されており、ラグジュアリーな旅を演出しています。

トータルデザインは奥山清行氏が率いる「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当していて、外観のデザインコンセプトは「伊豆の圧倒的で偉大な自然」となっていて、「伊豆の海と空」(紺碧色、「伊豆の砂浜が対応の光を受けて金色に輝く様子」(白色)、「溶岩地形である城ヶ崎海岸のくろぐろとした岩石」(グレー)の3色を配しています。
車内チャイム・車載メロディ・ミュージックホーンは、福嶋尚哉氏が作曲したオリジナルのものを採用してます。

編成は8両固定編成で、1両がプレミアムグリーン車、1両がカフェテリア、2両がグリーン個室、4両がグリーン座席となっています。
近年の特急形電車ではカフェテリア(食堂車)の連結は珍しいことといえます。

座席には全席にコンセントが設置され、Wi-Fiや車椅子対応トイレの設置など、現代の特急列車に求められる水準のサービスを備えており、プレミアムグリーン車ではバックシェル付きの電動リクライニングシートを1+1列配置で設置し、グリーン車ではE5系新幹線のグリーン車をベースに電動レッグレスト、読書灯を備えています。

カフェテリアはオープンキッチンスペースと食事スペースからなり、食事スペースは海側のカウンター席と山形のソファー席という配置になってます。

走行機器は日立製作所製のフルSiCモジュールを使った2レベルVVVFインバータ制御となっており、西国時速は120km/hとなっています。
また、車両間の制御・モニタリングには「INTEROS」というシステムを採用しており、これは従来の制御回路をより帯域幅の広い「イーサネット」に置き換えることで、より多くの情報をやり取りすることができう、一例として各車に設置されているVVVFインバータ装置をよりきめ細かく制御することができ、雨天時などでも空転しにくくしたり、一部の機器が故障した際に、その危機を切り離して健全な機器のみで運行を続けたりといった冗長性の向上にも貢献しています。
なお、JR東日本の在来線向け車両としては「INTEROS」の採用は2例目となりました。

歴史

2020年3月14日ダイヤ改正より「サフィール踊り子」として運用を開始しました。
2021年には鉄道友の会選定のローレル賞を受賞しています。

現状

特急「サフィール踊り子」の全便にて運行中です。

走行音

録音区間:河津~伊豆稲取(サフィール踊り子4号)(お持ち帰り)

走行線区は準備中です。

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観

車体ロゴ

車番

行先表示器

プレミアムグリーン車ロゴ

所属表記

銘板

車内(グリーン座席)

座席(グリーン車)

ヘッドレスト(グリーン車)

読書灯(グリーン車)

車端部テーブル(グリーン車)

肘掛け部テーブル(グリーン車)

レッグレスト&読書灯スイッチ(グリーン車)

座席コンセント(グリーン車)

荷棚と天窓

ブラインド

車内案内表示器

荷物置き場

カフェテリア

カフェテリア座席(海側)

カフェテリア座席(海側)
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