富士急行5000形電車
概要
富士急行が3100形の事故廃車分の補充用として導入した電車です。
2015年現在において富士急行が自社で製造した最後の鉄道車両となっています。
高運転台構造や車体裾を絞った形状など国鉄115系などに似た点もありますが、先頭部デザインは独自のものです。
車体は両開きドアを2箇所設けたものでセミクロスシートとなっています。
当時の地方私鉄の新型車両としては意欲的な設計の車両であり、鉄道友の会ローレル賞を受賞しています。ただし、事故廃車の補充という位置づけのため、1編成のみの導入にとどまり、それ以上の増備はされていません。
また、後に車内設備が追加され、自動販売機や液晶ディスプレイによる案内装置なども設けられました。
塗装は何度か変更されており、当初は他形式と同様の富士急行の一般的な塗装でしたが、富士急ハイランドのイベント等に併せてアニメキャラクターをあしらったデザインに変更されており、現在は「きかんしゃトーマス」のデザインとなっています。
走行機器の面では富士急行線の勾配に対応するため抑速ブレーキを備える他、乗降扉の半自動扱い機能、ドアレールヒーターなど寒冷地対策もされています。
歴史
1975年に導入されました。
1976年に鉄道友の会ローレル賞を受賞しました。
現状
富士急行線で活躍中です。
走行音
録音区間:十日市場~都留文科大学前(お持ち帰り)
走行線区は準備中です。
フォトギャラリー
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外観
スカート部
先頭部方向幕
号車表記
銘板
乗務員扉
ヘッドマーク
車内
座席(クロスシート部)
車内(車端部)
キッズ運転席
運転台
トーマスの座席
パーシーの座席
トーマスランド号ロゴ
車内案内装置
非常通報装置
ローレル賞銘板