阪急3300系電車
概要
阪急電鉄が地下鉄堺筋線への直通用として導入した通勤形電車です。
基本設計は神戸線向けの5000系と共通であり、5000系の京都線仕様とも言えます。
車体は普通鋼製で、幅が2800mm、長さが18900mmとなっていますが、これは堺筋線の企画に合わせたもので、従来の阪急電鉄とは異なっています。
乗降扉は両開きを片側3箇所備えています。
車内はロングシート構成となっています。
走行機器は定格130kWのTDK831-A形を採用しており、抵抗制御でこれを制御します。
駆動方式は中空軸平行カルダン駆動方式です。
地下鉄直通という運用を考慮し、地下区間でも一部車両が故障しても発進できるようにMT比を高めに設定する代わり、モーター1つあたりの出力は弱めになっています。
ブレーキは発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキです。
最高速度は110km/hですが、堺筋線内では70km/hとなっています。
歴史
1967年より製造が始まり、同年中に運用を開始しました。
現状
京都線と千里線、及び堺筋線にて活躍中ですが、置き換えが進行中であり、まもなく引退することが見込まれます。
走行線区(特記なき場合は全線)
| 3300系 |
京都本線、千里線、Osaka metro堺筋線 |
2025.10.24現在
フォトギャラリー
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外観
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方向幕
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車番表示(側面)
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車内
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車内(運転室後方)
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車内案内表示器