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南海10000系電車




概要

南海電鉄が特急「サザン」向けに導入した特急形電車です。
初代1000系により運行されていた「四国号」が設備面で高野線の「こうや」に比べて見劣りしていたこともあり、南海本線の新たなビジネス特急として、「こうや」の30000系と同等のサービス水準の車両として設計されました。
製造は東急車輛製造が担当しています。

車体は20m級の普通鋼製で、併結運転を前提とするため、前面部には貫通扉を備えています。
乗降扉は先頭車が2箇所、中間車が1箇所で、いずれも折戸となっています。

車内は2+2列配置の回転式リクライニングシートで、折り返し運転時には自動で転換できる機能も備えています。
当初はトイレ・洗面所を設置していませんでしたが、後に設置されています。
デッキ部の一部には自動販売機とサービスコーナーを設けている他、一部車両には車椅子スペースを設けています。
案内設備としてはLED式の車内案内表示器を設置しています。

走行機器は超多段式バーニア抵抗制御で、定格145kWのMB-3072-B形直流直巻モーターを制御します。
ブレーキは発電ブレーキ併用電磁直通ブレーキです。
最高速度は110km/hとなっています。

編成は当初2両固定編成でしたが、後に中間車を新造し4両固定編成となりました。

歴史

1985年~1989年にかけて製造されました。
1992年には中間車が増備され、4両固定編成となりました。
2011年より一部が12000系に置き換えられる形で廃車が始まりました。

現状

特急「サザン」の指定席車として、自由席車の7100系と併結して運用されています。
なお、2027年度以降、新たな「サザン」用車両を導入し、本形式を置き換えることが発表されています。

走行音

録音区間:みさき公園~和歌山大学前(サザン15号)(お持ち帰り)

走行線区(特記なき場合は全線)

サザン 南海本線、和歌山港線
2025.11.27現在

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観

先頭部方向幕

側面部方向幕

南海電鉄ロゴ

車端部銘板

乗降扉

パンタグラフ

デッキ部

デッキ部クズ物入れ

デッキ通路部

サービスコーナー

自動販売機

車内

座席

車椅子スペース

カーテン

ドリンクホルダー(格納時)

ドリンクホルダー(展開時)

座席番号表示

車端部テーブル

窓側テーブル

製造銘板
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