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南海5000系電車




概要

元々は大阪府都市開発が導入した通勤形電車です。
泉北高速鉄道線と直通する南海高野線向けとして導入されました。
従来の大阪府都市開発の車両は直通する南海電鉄の車両をベースとしたものを基本としていましたが、本形式は大阪府都市開発独自の設計として導入されました。

車体はアルミ合金製で、「清新にして優雅」をコンセプトにしてデザインされました。

車内は全てロングシートで、暖色系で統一した明るさの中に落ち着きを併せ持つ高級感のある配色となっています。
バリアフリー設備としては、ドアチャイム、LED式の車内案内表示器、車椅子スペースを設置しています。

走行機器はGTO素子によるVVVFインバータ制御で、定格170kWのかご形三相誘導電動機を制御します。
ブレーキは回生ブレーキ併用全電気司令式空気ブレーキです。
最高速度は設計上120km/hですが、実際の運行では100km/hとなっています。
編成は8両固定となっています。

その後、大規模修繕工事が実施され、内装をリニューアルしたり、車内案内表示器のLCD化、灯火類のLEDの化といった内容になっています。

また、制御装置を更新した編成も存在しており、当初のGTO素子からハイブリッドSiC素子に変更されています。

2025年に泉北高速鉄道(旧大阪府都市開発)が南海電鉄に合併されたことに伴い、本形式は全て南海電鉄の所属となり、車体ロゴや塗装の変更が実施されています。

歴史

1990年~1995年にかけて製造されました。
2014年より大規模修繕工事が始まりました。
2022年より制御装置の更新が始まりました。
2025年4月より泉北高速鉄道の南海電鉄との合併に伴い、本形式は南海電鉄所属となりました。

現状

南海泉北線、及び直通する高野線にて活躍中です。

走行音

GTO素子車
録音区間:三国ケ丘~百舌鳥八幡(準急)(お持ち帰り)

走行線区(特記なき場合は全線)

5000系 南海高野線(難波~中百舌鳥)、南海泉北線
2025.11.19現在

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観(泉北高速鉄道時代)

先頭部行先表示器

側面部

側面部行先表示器

車内

座席

吊り革

車内案内表示器

車内掲示路線図
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