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南海50000系電車




概要

南海電鉄が関西国際空港開港に伴う新たな特急「ラピート」の運行開始に合わせて導入した特急形電車です。
奇抜な外観が話題を呼び、南海としては初めて鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しています。
製造は東急車輛製造が担当しています。

デザインのコンセンプトとしては、車両を単なる移動空間ではなく「もてなしの心に満ちた空間でなくてはならない」という発想の下で、車両全体を「アクセスロビー」というテーマでデザインされました。
外観はダンディ・粋・端正・信頼感・躍動感を、内装はエレガンス・洗練・美的・華やか・豊かさ・ゆとりを具現化することを目指し、全体のデザインコンセプトとしては「ダンディ&エレガンス」となっています。
外観デザインとしては「レトロフューチャー」を原点として、ハイテクなイメージを抑えて、鉄道車両本来の重量感を重視し、海外へ飛び立つ躍動感を表現するとともに、航空機の流線型のイメージも取り入れています。

車体は普通鋼製で、20m級車体ですが、車体幅は従来車の2744mmより拡大した2850mmとなっており、居住性を高めています。
乗降扉は各車1箇所ずつ設けており、遮音性と気密性の向上のためにプラグドアを採用しています。
乗降扉のサイズも外国人利用者を考慮し、高さを1900mmとしています。

車内はレギュラーシートとスーパーシートの2つがあり、レギュラーシートでは2+2列の回転式リクライニングシート、スーパーシートでは1+2列の回転式リクライニングシートとなっています。
照明は光の円柱をイメージした円筒形の直接照明を採用しています。
また、荷棚は旅客機のような蓋のついたものとなっています。
窓ガラスも航空機をイメージした楕円形となっています。
その他、なんばCAT(シティー・エア・ターミナル)にてチェックインした旅客の荷物を収納する荷物室も設置されていますが、なんばCATの閉鎖に伴い現在使用されていません。
バリアフリー面では3号車に車椅子スペースを設けています。

走行機器はGTO素子によるVVVFインバータ制御で、定格180kWのかご形三相誘導電動機を制御します。
ブレーキは回生ブレーキ併用全電気司令式電磁直通ブレーキで、遅れ込め制御にも対応しています。
駆動方式はTD平行カルダン駆動です。
最高速度は120km/hですが、モーター出力としては130km/hでの走行も可能です。

編成は6両固定編成で、そのうち2両がスーパーシートとなっています。

2015年より機器更新が実施され、制御装置をIGBTによるものに変更した他、行先表示器のフルカラーLED化、自動放送装置を4ヶ国語対応に更新、座席モケットの変更などの変更がありました。

歴史

1994年に登場し、関空連絡特急「ラピート」として運用を開始しました。
1995年には鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞しました。
2015年~2018年にかけて機器更新が実施されました。
2022年~2023年にかけては、30000系の脱線事故により高野線特急の車両不足が発生したため、本形式が「泉北ライナー」に充当されました。

現状

特急「ラピート」の全列車にて運用中です。

走行音

機器更新後
録音区間:天下茶屋~新今宮(ラピートβ72号)(お持ち帰り)

走行線区(特記なき場合は全線)

ラピート 南海本線(難波~泉佐野)、南海空港線
2025.12.1現在

フォトギャラリー

画像をクリックすると拡大できます。

外観

関西万博塗装

STAR WARSラッピング

行先表示器(更新後)

ラピートロゴ

車番表記

号車表示

パンタグラフ

泉北ライナー運用時のステッカー

デッキ部

スーパーシート車内

同座席(1人がけ)

同座席(2人がけ)

座席背面テーブル(格納時)

座席背面テーブル(展開時)

座席肘掛け

ドリンクホルダー

頭上荷棚(格納時)

頭上荷棚(展開時)

窓ガラスとブラインド

大型荷物置き場

天井部照明

車内案内表示器
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