南海7100系電車
概要
南海電鉄が南海本線向けに導入した通勤形電車です。
架線電圧変更を受けて、600V専用だった旧型車両の置き換えとして、7000系(初代)のマイナーチェンジとして登場しました。
製造は近畿車輛と東急車輛製造にて行われました。
7000系との変更点としては乗降扉を両開きにし、乗降の円滑化を図ったり、台車の変更といったものがあります。
車体は普通鋼製で、1両あたり片側4箇所の乗降扉を備えています。
車内は全てロングシートとなっています。
当初は非冷房でしたが、2次車以降は新製時より冷房を搭載しており、1次車についても後年に冷房化改造を受けています。
走行機器は超多段式バーニア抵抗制御となっています。
編成は2両と4両のバリエーションがあります。
また、後年に更新工事が実施され、外板や側面鋼体の交換、内装のリニューアル、種別・方向幕の設置をしています。
2度目の更新工事では大型化された方向幕の設置、車椅子スペースの設置などが行われました。
また、2000年頃より支線区でのワンマン運転を開始することを受けて、本形式にもワンマン化改造が実施されました。
2014年頃より加太線の活性化プロジェクト「加太さかな線プロジェクト」の一環として、本形式を改造した観光列車「めでたいでんしゃ」シリーズが登場しています。
歴史
1969年に運行が開始されました。
1989年~1995年にかけて冷房化などの更新工事が実施されました。
1992年~1995年にかけて車体塗装の変更が実施されました。
2016年より加太線の観光列車「めでたいでんしゃ」が登場しました。
現状
南海本線・空港線や支線の加太線・多奈川線・和歌山港線などで幅広く活躍しています。
走行線区(特記なき場合は全線)
| 一般 |
南海本線、南海空港線、多奈川線、加太線、和歌山港線 |
| めでたいでんしゃ |
加太線 |
| サザン |
南海本線、和歌山港線 |
2025.11.24現在
フォトギャラリー
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外観(一般)
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同先頭部方向幕
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同側面部方向幕
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同銘板
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めでたいでんしゃ かしら
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同側面部方向幕
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同乗務員扉
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同車内
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同座席1
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同座席2
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同優先座席
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同車内装飾
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めでたいでんしゃ さち
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同側面方向幕
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同車内
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同座席
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車内装飾
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同吊り手(魚形)
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同車内銘板
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同運転台