名古屋鉄道2000系電車
概要
名古屋鉄道が中部国際空港へのアクセス列車のために開発した電車です。
「ミュースカイ」という愛称があり、車両の愛称としてのみでなく、当形式を使用する列車の種別名にもなっています。
全車が日本車輌製造で作られ、グッドデザイン賞、ローレル賞を受賞しています。
1000系・1600系の全車特別車編成が撤退した今となっては名鉄で唯一全車特別車の列車となります。
ドアは前後2箇所の片開きとなっていて、飛行機利用者など大きな荷物を持っていても利用しやすいように扉幅を広くとっています。
また、空気バネを用いた車体傾斜装置が搭載されていて、カーブの多い常滑線でも他形式より5km/h~15km/h早くカーブを通過できます。
M式ATSでの速度照査では特定形式のみ制限速度を変えることが出来ないため、常滑線のみATS-Pを導入し、本形式のみカーブでの速度照査の設定を変更する措置が取られています。
当初は3両編成でしたが、利用状況が好調で満席となる列車が相次いだことから4両編成に改められました。
歴史
2004年に最初の編成が落成し、2005年1月から運用が開始されました。
2005年度のグッドデザイン賞、2006年度のローレル賞を受賞しています。
現状
中部国際空港と各地を結ぶ空港連絡列車「ミュースカイ」としてのみ使用され、「ミュースカイ」は当形式のみで運行されます。
また、全日空と名鉄が資本関係にあることから、当形式に「ポケモン」のラッピングが施されるのが定番となっています。
走行線区(特記無い場合は全線)
名古屋鉄道 |
ミュースカイ |
空港線、常滑線、名古屋本線(神宮前~名鉄岐阜)、犬山線、各務原線(新鵜沼~三柿野)、広見線(犬山~新可児) |
フォトギャラリー
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外観
外観2(トップ画像と同一)