京成3500形電車
概要
京成電鉄の路線および京成本線と都営地下鉄浅草線との相互直通運転の輸送力増強、そして京成750形などの「青電」置き換えのために製造された通勤形電車が京成3500形です。当系列の車両番号は、当時"4"という数字の縁起の悪さが嫌われたため、当系列が登場する前の最新型通勤形電車であった3300形の車両番号から200飛んだ番号になりました。なお、当系列は京成の通勤形電車で初めての冷房車となっています。
歴史
当系列は1972年末頃から営業運転を開始しています。当系列の製造から20年以上が経過していた1996年より、当系列に対して大規模な更新工事が行われ、外観や車内設備が大幅に刷新されています。なお、この更新工事は全車に対して行われる予定でしたが、車体の鉄材の腐食が予想以上に進行しており、更新費用が高額となってしまったため、京成では当系列の未更新車については新型車両に直接置き換える方針に転換し、当系列に対する更新工事は途中で中断されることとなりました。
現状
現在は、更新車が京成電鉄の路線だけでなく、乗り入れ先の都営地下鉄浅草線や北総鉄道北総線、京浜急行電鉄の路線でも幅広く使用されています。未更新車は京成電鉄の路線の普通電車として活躍していますが、廃車が進行しています。
なお2013年4月から、当系列の更新車の4両編成1本が芝山鉄道にリースされています。
走行音
更新車
録音区間:京成臼井~ユーカリが丘(快速)(お持ち帰り)
走行線区は準備中です。
フォトギャラリー
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未更新車 高砂検車区にて
未更新車 高砂検車区にて
更新車 京成佐倉駅にて
更新車 千住大橋駅にて
更新車 先頭部分側面
更新車 中間車連結部分
更新車 先頭車・中間車連結部分
方向幕
車外銘板類
更新車 シングルアーム式パンタグラフ
更新車の運転台
更新車 運転台上部
更新車 前面方向幕の一覧表など
更新車 乗務員室部分
車内車号表記など
車内銘板
更新車 車椅子スペース
更新車の座席
扇風機