今回は小田急電鉄の2022年春のダイヤ改正で消滅する列車を中心に乗車&撮影をする活動をしましたのでそのレポートです。
なお、時系列としては「高麗川発東京行きの青梅特快に乗車!」の続きとなります。
また、当然ながらこの活動はダイヤ改正前のものですが、記事執筆が間に合わず公開は改正後になってしまいました。
なので、記事中の記述は当時のものとしてご覧下さい。
本日の行程
今回は冒頭にある通り、小田急電鉄の2022年春のダイヤ改正で消滅する列車を中心に乗ったり撮ったりするのですが、具体的な行程はといいますと、新宿駅からまずは片瀬江ノ島行き快速急行に乗車し、1往復して新宿に戻ってきたら、続いて新松田行き急行に乗車して、あとは廃止されるわけではないものの向ヶ丘遊園発着の準急にも乗車します。
また、途中何箇所かで定期運行終了が迫っていた小田急50000形(VSE)の撮影もしました。
快速急行で片瀬江ノ島へ
まず最初は快速急行で片瀬江ノ島へ1往復です。
この快速急行片瀬江ノ島行きについて最初に説明しておきますが、小田急江ノ島線では新宿へ直通する快速急行が存在しており、平日ダイヤでは新宿~藤沢間の運行が基本でした。
しかし、2022年春のダイヤ改正までは土休日に限り藤沢から更に先の片瀬江ノ島まで直通運行されており、これにより新宿と観光地として著名な江ノ島が直結されていました。
これが同改正より快速急行の片瀬江ノ島乗り入れが終了するとともに、従来は町田・相模大野~片瀬江ノ島間を直通していた各駅停車も藤沢で系統分断されるようになりました。
そのうち快速急行の片瀬江ノ島行きに対してさよなら乗車をするというのが最初の活動ですね。
まずは発車標です。
休日であり改正が迫っていたため発車標を撮る人も結構いました。
藤沢~片瀬江ノ島間の急行と快速急行は消滅する見込みですからこの部分は修正されるでしょうし、しっかり記録しておきましょう。
↑ホームの発車標は停車駅案内のギミック付きなので動画で撮りました。
ロマンスカーによる片瀬江ノ島行きは存続するのですが、快速急行としては見納めなので、この停車パターンも見納めですね。
新宿での撮影はこれくらいにしてあとは車内で大人しく過ごします。
小田急における快速急行は特別料金が必要な特急ロマンスカーを別にすれば最上位の種別であり、停車駅もかなり少ないんですが、新宿駅を出ると代々木上原・下北沢・登戸・新百合ヶ丘・町田・相模大野・中央林間・大和・湘南台・藤沢・片瀬江ノ島と停車していきます。
特に下北沢~登戸間は11駅連続通過という複々線を最大限活用した爆走っぷりを見せてくれます。
停車駅の基準はおおむね他路線との乗り換え駅となっているようで、代々木上原では東京メトロ千代田線、下北沢では京王井の頭線、登戸ではJR南武線、新百合ヶ丘では小田急多摩線、町田ではJR横浜線、相模大野では小田原線と江ノ島線の分岐点、中央林間では東急田園都市線、大和では相鉄本線、湘南台では相鉄いずみ野線・横浜市営地下鉄ブルーライン、藤沢ではJR東海道線と江ノ島電鉄線に乗り換えが可能となっています。
快速急行は小田原方面にも設定されていますが、こちらは本厚木~新松田間は各駅停車となるのに対して、藤沢方面の快速急行は全区間で通過駅が設定されているのも特徴的ですね。
これは、小田原方面はロマンスカー「はこね」などがおおむね1時間あたり2本運転されていて、快速急行はこれの補完という位置づけになるのが、藤沢・片瀬江ノ島方面のロマンスカーである「えのしま」は比較的本数が多い土休日でさえ2時間に1本程度しかないため、快速急行が主力列車ということになるためというのもあると思います。
そして、列車は藤沢に到着です。
改正後の快速急行は全てここが終点になるようですから、終点ではない藤沢の表示も見納めということで撮ることにしました。
藤沢に到着し、ここでは進行方向を変えて片瀬江ノ島を目指します。
このスイッチバック構造もあって、快速急行が平日は藤沢で折り返しだったのかもしれませんが、今度の改正で藤沢を跨ぐ列車は原則ロマンスカーだけになるようですね。
厳密には各駅停車の一部が改正後も片瀬江ノ島~相模大野を直通するようですが、本数は非常に少なく、早朝や夜間に僅かに走るのみとなるようです。その他は早朝の急行新宿行きが1本だけ片瀬江ノ島始発で存続するようです。
片瀬江ノ島の案内ももちろん撮ります。
それにしても、藤沢~片瀬江ノ島間でも通過駅があるのがすごいですよね。
普通、この手の延長運転的な列車は末端区間は各駅停車というパターンが多いと思いますが、この区間でそれが出来ないのはホームの有効長の都合です。
この間にある本鵠沼と鵠沼海岸の2駅は有効長が6両分しかなく、快速急行は原則10両編成で運行されるため有効長が足りないというわけです。
これはこの区間に限った話ではなくて、江ノ島線全体で急行・快速急行が停車しない駅は6両分の有効長しか無く、各駅停車は6両編成で運転されています。
これもあって各駅停車は相模大野で折り返すか、小田原線に乗り入れるとしても町田までの1区間だけだったりします。流石に6両で新宿まで行くわけには行かないんでしょうねw
それにしても、車内は観光客と思われる人が結構乗っていますが、直通をやめてしまったら江ノ島への観光客が減ってはしまいませんかね。
その分ロマンスカーを増発するとかなら分かりますが、ロマンスカーは改正後も相変わらず2時間に1本程度なので特急誘導のためとしても、今まで20分ヘッドで走っていた直通が2時間に1本になる上に特急料金が必要なんじゃ、新宿から江ノ島への移動は単純にサービス低下しただけという印象もあります。
折返しはもちろん新宿行きの快速急行です。
前述の通り江ノ島線では有効長の都合で快速急行・急行と各駅停車は両数が異なっていて、運用を混在させることが出来ないんでしょうね。
隣には各駅停車の町田行きがいました。
各駅停車の町田行き自体は改正後も存続しますが、全て藤沢始発で運転されるようになるようで、片瀬江ノ島で町田行きというのは見納めになるようですね。
発車標です。
快速急行新宿行きと、各駅停車町田行きという2つの見納めとなる表示が並んでいますね。
新江ノ島水族館が近いことからクラゲ水槽が展示されています。
これには快速急行から降りてきた観光客らも足を止めて眺めていました。
さて、これにて趣味的な意味での取材は一段落しましたし、今回は小田急全線フリーきっぷを使っているので、このまま改札を出ずに折り返し乗車しても問題ないんですが、ある目的のため一旦改札を出ることにしました。
それはこの駅舎を見ることです。
龍宮城を思わせるこの駅舎は2020年夏にリニューアルされたばかりで、江ノ島の名所の1つにもなっていますが、前回訪れた時はちょうどリニューアル工事の最中で見ることは出来なかったのです。
知らないでみたら何かの観光施設とかだと思いそうですが、ちゃんと駅名が出ています。
それでは快速急行で新宿へ引き返します。
新宿でしばらく撮影
新宿に戻ったら一旦駅を出て昼食がてら、駅周辺で撮影タイムとしました。
冒頭で軽く書きましたが、今回の活動は定期運行終了が迫っていた50000形(VSE)の撮影も兼ねていて、新宿でもVSEを狙います。
南口に出てバスタ新宿の前に来ました。
ここは全国各地から高速バスが集まりますから、撮りバスするにもいい場所ですが、今回は小田急がメインなのでそれはまた今度に・・・と思っていたのですが
ラブライブのラッピングバスのようですね。
車体からはどこのバス会社か分かりづらいですが、東海バスですので、沼津か三島あたりからの高速バスでしょうか。
食事を済ませた私は新宿駅の近くにある小田急小田原線の踏切にやってきました。
それにしても、大都会の新宿で、しかも過密ダイヤの小田急小田原線に踏切があるってすごい事実ですよね。
日中はそれなりに開くタイミングもあるようですが、ラッシュ時とか完全に開かずの踏切状態ではないでしょうかw
新宿方面の線路を眺めてみました。
駅自体は地上駅(地下にもホームあり)なんですが、上に覆いかぶさるように駅ビルがあるため地下駅のような雰囲気があります。
ここでVSEを待ちながら、通過する他の列車も順次撮っていきたいと思います。
やっぱりVSEは鉄道ファン以外にも人気なのか、親子連れでVSEの見学or撮影に来ている姿も見受けられました。
↑最初にやってきたのは「EXEα」こと30000形でした。
↑続いて3000形
↑5000形に続いて3000形という連続通過も見られました。
そして、いよいよ・・・!
↑VSEのお出ましです。
対向の3000形の通過タイミングと少しかぶっていますが、ギリギリセーフってことでw
お目当てのVSEはもう来ましたが、折返して発車していくところも撮りたいのでもう少し粘ります。
↑というわけで8000形です。
↑3000形と1000形の連続通過
↑3000形
↑3000形→4000形→8000形という3連続も!
↑最後にVSEを見送ったらそろそろ撤収して、新宿駅に戻ることにしました。
続いては・・・
急行新松田行き
続いて乗車するのは急行新松田行きです。
これも最初に解説しておくと、小田急小田原線のダイヤは、日中時間帯についてはパターンダイヤとなっており、新宿駅を基準にするとロマンスカー、快速急行小田原行き、急行新松田行き、各駅停車本厚木行き、快速急行藤沢行き、急行唐木田行き、各駅停車本厚木行きというパターンを20分サイクルで組まれていたんですが、2022年春のダイヤ改正では、このうち急行新松田行きを削減し、1時間あたり3本の急行を減便することになったのです。
この代替は従来千代田線からの直通で向ヶ丘遊園発着の準急として運行されていた列車を急行に変更し、快速急行小田原行きに代々木上原で接続する形として、経堂・成城学園前・向ヶ丘遊園では乗り換えが必要になるものの新宿への有効本数は維持される形とし、また、町田~小田原間の急行を新設し、これと藤沢発着の快速急行を接続させることで、小田原~町田間の各急行停車駅では新宿への有効本数を維持することとなったようです。
これに伴い日中は急行新松田行きは消滅し、早朝に僅かに運転されるのみとなるようです。
待っていたのは8000形でしたが、時間がなく幕だけ撮って乗車しましたw
あと、8000形だと最近の車両みたいな詳細な車内案内がないので撮りませんでした。
乗り込んで驚いたのが車内がガラガラだったことです。
快速急行にはよく乗るんですが、急行ってあまり乗ったことがないというせいもあるかもしれませんが、想像より遥かに空いていて驚きました。
まあ、考えてみれば小田急における急行は快速急行の補完種別という位置づけであり、快速急行は停まらないが急行は停まる駅の利用者に新宿方面への速達輸送を提供する列車ということになりますが、これに該当する駅って経堂・成城学園前・向ヶ丘遊園の3駅だけですし、それ以外の駅は基本的に快速急行の方が早い場合が多いですから、急行が有効列車となる利用者は限られるのかもしれません。
実際、新松田行きの急行に関して言えば、相模大野で後続の快速急行藤沢行きを待つダイヤになっているので、相模大野以遠まで向かう場合は後続の快速急行に乗っても同じですから、新宿から乗る人は少ないということなのかもしれません。
となると、新宿駅で言えば、この急行新松田行きが有効となるのは経堂・成城学園前・向ヶ丘遊園の3駅を利用する人か、接続する各駅停車の利用者ということになりますね。
これでは次期ダイヤ改正で消滅するのも納得かなという感じです。
前述の通り快速急行に比べると停車駅が3つ多いだけなんですが、それでこんなに空いているなら、あえて快速急行を見送って急行に乗るのもありかもしれませんよね。まあ、無くなってしまうんですけどもw
ところで、唐木田行きの急行については多摩線内が各駅停車となるものの存続するんですが、こちらは廃止してしまうと多摩線内から新宿方面への直通列車が消滅することになるので、それは流石に避けたということなんでしょうね。
その点、新松田系統は大部分が快速急行小田原行きで代替できるというのもあったでしょうしね。
登戸に到着したんですが、なんと駅名標のデザインが違いました。
どっかで見たデザインだなと思ったら、某国民的猫型ロボットですねw
調べてみると川崎市は「ドラえもん」作者の藤子・F・不二雄氏が35年に渡って生活していた場所だそうで、その縁で「藤子・F・不二雄ミュージアム」というのが川崎に設置され、そこへのシャトルバスが当駅から出ているということで駅名標も「ドラえもん」風になっているようです。
駅名標だけでなく駅全体に「ドラえもん」風のデザインが取り入れられているということで、せっかくフリーきっぷだったので降りて見学すればよかったなぁと今更ながら後悔していますw
ちなみに、同ミュージアム自体は当駅よりは隣の向ヶ丘遊園駅の方が近いみたいです。
登戸を出ると向ヶ丘遊園、町田と停まって相模大野に到着します。
ここでは後続の快速急行藤沢行きの接続を受けるダイヤとなっており、快速急行からの乗り換え客がいくらか乗ってきました。
その先は海老名・本厚木と停車して、あとは終点新松田まで各駅停車となります。
気分的には本厚木から先はやたらと長く感じましたね。
新松田に到着!
駅名に”新”と付いていますが、これはJR御殿場線に松田駅があり、そちらと区別するためです。
ただし、どちらも徒歩圏内にある駅なので相互に乗り換えが可能です。
隣には各駅停車小田原行きが停まっていて、対面乗り換えが出来ます。
なので、新松田行き急行でも小田原方面への移動に使うことも出来るんですが、新宿では小田原行き快速急行の数分後に発車するダイヤですから、タッチの差で小田原行き快速急行を逃してしまった場合くらいしか意味がありませんし、前述の通り後続の藤沢行き快速急行で追い付けるためやっぱり急行の存在が微妙ですよねw
対面乗り換えをするために急行は本線に停車しますが、すぐに引き上げ線に引き上げていきます。
引き上げ線に入りました。
このまま向かいのホームへ入換して折り返し運転となります。
ホームは2面4線となっていて、当駅の待避はあまりないようですが、2022年春までは急行と各駅停車の乗り継ぎ駅としてこの設備を活用していました。
改正後は急行は当駅で折り返しせず直通するようになるので、待避線の出番はだいぶ減りそうですね。
改札口です。
まあ、今回はすぐに折り返し乗車するので外へは出ないんですけどねw
富士山どれ?w
もしかしたら雲に隠れているのかもしれませんけどね。
新松田止まりの各駅停車を撮りました。
これもダイヤ改正で日中の新松田発着急行が無くなるので当然ですが日中の運行はなくなります。
ただし、小田原側の近郊輸送のため、朝夕には割と普通に走るようですから割と見る機会のある行先として存続するとも言えます。
このあとは急行で折り返すのですが・・・
新松田から2駅進んだ秦野で一旦列車を降りました。
実はここでロマンスカーの待避をするのです。
しかも、そのロマンスカーというのが・・・
↑VSEです!
新宿で撮ったときと違ってスピードを出していることもあって、連接車独特のジョイント音もよく反響して楽しめます。
この後は急行に引き続き乗りますが、実は新宿までは行きません。
上りの急行は唐木田からの列車が今後も普通に走りますし、それよりは途中駅で降りてそこでVSEを撮ろうということになったのです。
経堂駅でVSEを撮る
というわけで急行を途中で降りて経堂駅でVSEを撮ることにしました。
もちろんVSE以外の列車も撮りましたので、撮影した動画を中心に紹介します。
経堂は高架駅ですが、複々線区間ということもあって撮影しやすい駅の1つだと思います。
ホームです。
2面4線+通過線1線という構造で、上り線のみ通過線があります。
この構造のため上りのみ急行が快速急行や特急の待避をすることが可能ですが、あまり活用されていないようでそのような列車はごく僅かのようです。
ここはカーブしていることもあって余計に撮影に向いていますね。
ここからは動画を一気にご紹介していきます。
↑3000形各駅停車の入線
↑8000形発車&EXEα通過
↑メトロ16000系入線
↑3000形快速急行通過
↑1000形快速急行通過
↑4000形急行入線
↑8000形快速急行通過
そして、いよいよ
↑VSE通過です。
これにて経堂での撮影は切り上げて移動します。
この次は一旦代々木上原駅へ移動します。
準急向ヶ丘遊園行き
代々木上原駅にやってきた私は続いて準急向ヶ丘遊園行きに乗車します。
急行新松田行きのくだりでちらっと触れましたが、急行新松田行きの代替で準急向ヶ丘遊園行きは急行に格上げされる形で日中の運行はなくなります。
朝夕の運行は続くので消滅ではありませんが、乗車機会が限られてくるので今のうちに乗っておこうというわけですね。
代々木上原駅へやってきました。
ちょうど準急がいたのでした。
ただ、成城学園前行きでした。
どうせなら向ヶ丘遊園行きに乗りたいのでこれは見送ります。
発車標を見ると・・・
1番目の各駅停車伊勢原行きは朝夕だけ設定されるのでまあまあレア行先ですね。
あと、2番目の回送というのが気になりました。
で、例の回送ですが・・・
↑なんとロマンスカーMSEでした。
実はこれは「メトロはこね」という地下鉄直通の特急でして、もちろん営業列車ですが当駅では運転停車という形で客扱いをしないので回送と案内していたんでしょうね。
ようやく次の準急がやってきました。
今度は東京メトロの16000系でした。
ここで小田急の準急について解説を入れておきましょう。
準急は東京メトロ千代田線に直通する列車として設定されており、原則として向ヶ丘遊園発着となります。これが20分ヘッドで走っていました。
土休日ダイヤでは成城学園前発着も加わり、成城学園前~代々木上原間では10分ヘッドで走っていたことになります。
また、朝夕のラッシュ時間帯には伊勢原まで走る列車もありますが、向ヶ丘遊園~伊勢原間は各駅停車となります。
停車駅は千代田線・常磐緩行線内は各駅停車で、代々木上原を出ると下北沢・経堂・千歳船橋・祖師ヶ谷大蔵・成城学園前・狛江・登戸・向ヶ丘遊園と停車していきます。
経堂~代々木上原間は急行停車駅と同じですが、経堂から先は喜多見と和泉多摩川の2駅のみを通過するという形態になっています。
準急というと途中まで優等運転で、途中から各駅停車になるというパターンが多い中、小田急は途中から各駅停車ではなくて、急行よりさらに停車駅の多い優等種別としているのは面白いですね。
また、準急の走行区間はちょうど複々線区間ですが、ここでは急行線ではなくて緩行線を走行するのも特徴ですね。
これは準急は原則として各駅停車を追い越さないダイヤとなっていることや、小田急のダイヤでは優等種別の方が本数が多く、緩行線の方が線路容量にゆとりがあるというのも理由でしょうか。
乗車していても緩行線を走行しながら通過駅があるので、ホームのすぐ脇を通過するという体験ができます。
これがダイヤ改正で日中は急行に格上げされるため準急という種別自体が朝夕に限られることになりますから、乗車機会はかなり減ることになりますね。
ホームは2面4線となっており、上り線のみ当駅から複々線が始まります。
また、準急・急行などが当駅で折り返すこともあり、小田原方には引き上げ線があります。
折返しまでしばらく時間があるようなので北口駅前に出てみました。
この駅舎は古い時代の小田急の駅の特徴を残す貴重なものだそうです。
駅前ロータリーは大きな木を中心にしたもので、バスターミナルの機能もあるようです。
本厚木行きの各駅停車が出るところでした。奥には引き上げ線にいる16000系も停まっていますね。
さて、この後ですが今は小田急の全線フリーきっぷしか持っていないので千代田線内まで乗り越すと追加料金が必要ですし、どうせその先は各駅停車であり準急という案内もないでしょうからどうでもいいということで終点まではもちろん乗りません。
そして、私は経堂で電車を降りたのです。
経堂から各駅停車に乗り継いで降り立ったのは・・・?
豪徳寺駅です。
ここでもVSEを撮ろうという算段ですが、ついでに緩行線を通過する準急も撮ろうと思います。
ダイヤ改正後は日中の運行が無くなるので、朝早く来るか、暗いのを承知で夕方以降に来るしかなくなりますからね。
当駅は相対式2面2線+通過線2線であり、緩行線にのみホームがあります。
各駅停車しか停車しない駅なので妥当な構造ですが、前述の通り準急は緩行線を通過するのでホームに面した線路を通過していきます。
それを撮ろうというわけですね。
発車標にも「通過」と出ていますね。
急行線を通過する場合は表示されないのでこれは必然的に準急です。
あとはここで撮った動画をまとめてご紹介します。
↑16000系急行
↑5000形快速急行
↑準急の通過です。
ホームに面した線路を通過しているのがお分かりだと思います。
↑3000形急行です。
↑再び準急通過です。
今度はホーム端まで行って撮りました。
あとはVSEまで色々撮りつつ待ちます。
↑3000形急行
↑1000形+3000形快速急行
そしていよいよ
↑VSEの通過です。
これにて豪徳寺での撮影は終わって撤収します。
あとは新宿まで移動して帰路に就くのですが・・・
新宿駅で最後に・・・
帰路に就くべく新宿駅にやってきたわけですが・・・
↑最後に発車を見送りました。
ミュージックホーンまで鳴らしてくれて感謝です!
というわけで活動終了です。
ところで、VSEはたくさん撮れましたが乗らなくていいのか?とお思いの方もいるかも知れません。
確かに今回は乗りませんでしたし、実は私はまだVSEに乗ったことがありません。
でも、安心して下さい。ちゃんと別枠でさよなら乗車をする計画を立てていましたからw
~追記~
さよなら乗車はこちら
と言った所で記事は〆たいと思います。
最後までお付き合いありがとうございました。
それでは!