今回は4泊5日で北海道へ遠征しましたのでそのレポートとなります。
なお、当ブログの遠征記事のお約束ではありますが、1日を1記事として分割してお届けすることとし、2日目以降は別記事としますので予めご了承下さい。
今回の活動内容
今回の北海道遠征ですが、その実施のきっかけとなったのは札幌市電M101形電車の引退です。
これは10月末のことでしたから、既にこのレポートが1ヶ月近く遅れて執筆されていることがバレてしまいますねw
また、釧路への特急「おおぞら」に使われる特急型気動車のキハ283系の引退も迫っていることもありそれに乗るのも目的でした。
この2つのネタを主目的に、他のネタも拾いつつ4泊5日の行程にまとまりました。
本日の行程
初日である1日目はまず空路で新千歳空港へ飛び北海道入りしたら、快速「エアポート」で新札幌へ、新札幌からは夕鉄バスの路線バスで新夕張駅まで1往復したら続いて札幌市営地下鉄東西線で大通へ移動して隣接する西4丁目電停にてラストランの迫る札幌市電M101形を待ち構え、撮影&乗車をしたら、最後に新千歳空港まで「エアポート」で1往復してから札幌に宿泊して終了です。なお、札幌行きの往路のみ特別快速となります。
2日目以降の活動内容はそれぞれの記事で説明するとして、早速本題のレポートに入っていきたいと思います。
まずは成田空港へ
今回私が北海道への移動に使うのはLCCのピーチであり、羽田空港ではなくて成田空港から出発なのでとにかく成田空港へ向かわないことには始まりません。
また、現地での活動時間を最大化するために早朝便を利用する都合上、前日の終電で成田空港へ向かい、空港ターミナルで一晩を明かすという私の旅としては定番の流れになっています。
成田空港へは長らく高速バスの深夜便を使うことが多かったですが、コロナ禍による需要減少で高速バスの深夜便は運休が続いており、最近は京成電鉄を利用することが多いです。
運賃の他に追加料金が必要な「イブニングライナー」を別とする一般電車としては成田空港への終電となるのはこの快速成田空港行きです。
通常の快速は京成佐倉行きとして運行されることが多く、そもそも京成上野からではなくて都営浅草線方面からの列車として設定されていますが、終電に近い時間帯になると特急に変わって京成上野~成田空港間を走ります。
もちろん空港へ向かう人だけでなく、京成線沿線に住む人の帰宅の足という役割もあり、日暮里を出るあたりではどちらかというと沿線民と思われる利用者の割合のほうが高かったです。
ですが、佐倉を過ぎたあたりで沿線民はほとんど見られなくなり、大荷物を抱えた空港利用者と思われる人たちが車内の主役となっていきます。
成田空港駅へ到着しました。
いつも使っているジェットスターは第3ターミナルから出発で、鉄道駅としては空港第2ビル駅が最寄りとなりますが、今回利用するピーチは第1ターミナルから出発であり、成田空港駅での下車となります。
空港第2ビル駅から第3ターミナルへは徒歩か連絡バスでの移動が必要で若干手間がかかるのですが、第1ターミナルへは成田空港駅から直結なのでその点はピーチの強みと言えますね。
よく見ると既に引退したAE100形のイラストがw
2代目スカイライナーとして登場し、晩年は「シティライナー」として細々と活躍した車両ですが、私の中では今でも京成電鉄の顔という感じがします。
この時間帯に成田空港へやってくる人はそれほど多くはなく、私と同じ列車でやってきた人たちは撮影をしている間に去っていったためコンコースは閑散としています。
この時間帯の成田空港は慣れっこですが、閑散としたターミナルってなんかテンションが上がりますw
チェックインの機械が並びますがこの時間帯はしばしの休息を得ているようです。
さて、あとは翌朝の搭乗までターミナルで仮眠を取るわけですが、ベンチで寝ることになるのでホテル泊のような快適な一晩というわけにはいきませんw
私の場合はせっかく安い飛行機に乗るのにホテル代をかけたらもったいないというケチ根性からベンチでの仮眠を選んでいますが、空港周辺にホテルもあるので、お金で快適さを買うことに抵抗がないという方は早朝便利用の際はホテルを取るのもありだと思います。
そして、夜が明けて朝になるのですがここで1つ問題が・・・
それは朝食です。いつも利用しているジェットスターは第3ターミナルであり、第2ターミナル内で仮眠することが多かったのですが、第2ターミナルには24時間営業の吉野家があってそこでいつも朝食を食べていました。
ところが、第1ターミナルには早朝からやっている飲食店がなく、コンビニか売店で調達する手はあったものの、寝ぼけた脳を叩き起こす意味でも温かい食事を取りたいと思い、連絡バスで一旦第1ターミナルへ移動して食事をとったらまた連絡バスで第1ターミナルへ戻って搭乗するという訳のわからない行動をすることにw
というか、第1ターミナルに早朝からやっている飲食店がないと分かっていれば初めから第2ターミナルで仮眠すればよかったなぁ~w
連絡バスに乗るために外へ出ましたが寒かったですw
まあ、目は覚めたのでこれはこれでよし?
保安検査を経て搭乗口へ向かいます。いよいよ機体とご対面です。
ピーチには以前に新千歳→福岡で乗ったことがあり、これで2回目ですが、航空会社が違うだけでちょっと新鮮です。
↑たまたま窓際に席になったので機窓をどうぞ
天気もよくいい眺めです。
↑津軽海峡?付近でした。
やっぱり飛行機は早いですね。
↑そして、新千歳空港へ着陸していきます。
短距離路線向けなのかプロペラ機がいました。
実はプロペラ機には乗ったことがなく、いつか乗ってみたいと思っていたりします。
飛行機を降りたらここからは鉄道・バスの旅にシフトしていきます。
空港に隣接する新千歳空港駅に向かいます。
ここで1つのミッションがあります。それは「ひがし北海道フリーパス」の購入です。
この「ひがし北海道フリーパス」はピーチとAIR DOいずれかを利用して北海道へやってきた人限定で発売される企画乗車券で、札幌から旭川・帯広・釧路・網走・根室など、いわゆる道東地域を中心に特急も含めて連続する5日間乗り放題になるきっぷです。
JR北海道全区間の特急・普通列車が乗り放題の「北海道フリーパス」の有効期限とフリーエリアを縮小したものといえ、類似商品として「きた北海道フリーパス」もあります。
今回の活動範囲が道東に限られていて、北海道全域が乗り放題の「北海道フリーパス」では勿体ない感じだったので、ありがたいきっぷだったのですが、ピーチ搭乗者限定で発売されるきっぷとあって、購入にはピーチかAIR DOの搭乗券を提示してみどりの窓口で購入する必要がありまして、「北海道フリーパス」みたいに自動券売機では買えないんですね。
なので、窓口が混み合うリスクを考えて新千歳空港での乗り換え時間には余裕をもたせていたのですが、結局窓口は空いていてすぐにきっぷを買うことが出来ました。
それでは、快速「エアポート」で新札幌へ移動します。
新札幌にて
快速「エアポート」で新札幌へやってきたら一旦JRとはお別れして乗りバス編がスタートします。
過去に降りたことはあるんですが、ちゃんとレポートしていなかった気がするので乗り換え時間があることもあって駅の方もレポートしておきたいと思います。
↑「JR北海道あるある」の1つの階段チャイム
これは目の不自由な方に階段があることを知らせる目的で流される音で、正式には「盲導鈴」というらしいですが、この音色はJR北海道独特で、これを聞くと北海道に来たなぁと実感します。
北海道の列車にはトイレがあるのでこんな案内がありました。
発車ギリギリでトイレに行って乗り遅れた人でもいたんでしょうか?
南千歳方面は函館・釧路方面の特急の乗り場でもあるため、このように様々な駅名を見ることが出来ます。
北海道内で行きたい場所を書き込んだり出来るメッセージボードのようです。
私も鉄道旅行に限って言えば北海道は2年ぶりですし、北の鉄路を満喫していきたいと思います。
地下鉄への乗換通路にあったものですが、この昭和レトロなフォントの看板がいい味出していますね。
駅の入口です。
新札幌駅には札幌市営地下鉄東西線も乗り入れていて、その2つの路線は同一構内に乗り入れているのですが、JRは「新札幌」、地下鉄は「新さっぽろ」と表記が異なっています。
なぜ表記を統一しないのか謎ですが、札幌駅も地下鉄はひらがな表記の「さっぽろ」なんですよね。
併設してバスターミナルもあります。
これから乗車する新夕張駅行きもここから出ます。
乗り場は2箇所に分かれていて「北レーン」と「南レーン」の2つがあるようです。
端の部分はガラス壁がなく吹きさらしでした。
普段は使用しない予備ホーム的な扱いなんですかね。
構内図です。
こうしてみると単純な構造ですが、どこがどうなっているのか最初は戸惑いましたw
夕鉄バス 新さっぽろ駅→新夕張駅
それでは続いては夕鉄バスで新夕張駅へ向かいます。
↑車窓です。
なお、全区間車窓であり2時間40分ほどありますので、モバイル回線などでご覧になる場合はデータ通信量には十分ご注意下さい。
さて、ここで夕鉄バスとこれから乗車する新夕張駅までの路線についての解説です。
夕鉄バスは夕張鉄道が運行する路線バスの通称であり、かつては社名の通り鉄道を運行していました。
夕張鉄道線と称するその鉄道は野幌駅から南幌町、長沼町を経て室蘭本線と栗山で接続し、数年前に廃線になった石勝線夕張支線(夕張線)と鹿ノ谷駅で接続したら夕張市の夕張本町駅までの53.2kmを結んでいました。
1975年に沿線企業の専用線に転用された部分を除いて廃線となり、夕張鉄道はバス会社になりました。
元々鉄道の培養路線としてバス事業を行っていたのが、結果的に自社のバスに利用者が流れる形で鉄道が廃線に追い込まれたという部分もあるようです。
続いてこれから乗車する路線についてですが、新さっぽろ駅を出ると野幌駅、高砂駅、江別駅と函館本線に沿って進んだかと思えば、江別から先は鉄道沿いをやめて南幌町、長沼町を通って栗山駅へ至ります。
栗山で折り返す区間便もあるようですが、一部の便はそのまま夕張市内まで乗り入れていて、夕張でのターミナルとなっている夕鉄本社ターミナル(旧鹿ノ谷駅付近)に立ち寄ったらあとはかつての夕張支線に沿って新夕張まで進みます。
つまりは、野幌~夕鉄本社ターミナル間ではかつての夕張鉄道線、夕鉄本社ターミナル~新夕張駅間ではJR夕張支線に並行した経路となっていて、2つの鉄道の代替交通機関となっているという路線なのです。
また、夕張と札幌を結ぶ基幹路線として由仁駅経由の札幌急行線や、北海道中央バスが運行する高速バス「ゆうばり号」というのも別に走っていて、都市間輸送の役割はこちらが担っているようです。
それでは乗車レポートへと進みますが、新さっぽろ出発の時点ではそれなりに混み合っていて都会の路線バスという雰囲気でした。
しかし、それも野幌を過ぎてしばらくするあたりまでで、そこからは田舎のローカル路線バスの雰囲気へと変わっていきます。
そして、バスは南幌町、長沼町へと差し掛かります。
この両町はかつての夕張鉄道線の経由地でしたが、同線廃止後は町内に鉄道は通っておらず、路線バスが唯一の公共交通機関となっています。
南幌温泉なる施設の前を通りました。
鉄道が通っていないこともあって通過するのも含めてこれが初めてでしたが、温泉もあるんですね。
続いて通る長沼町も鉄道がない町ですが、ここにも温泉があったり、ジンギスカンが名物だったりします。
そして、JR室蘭本線との接続点の栗山駅に到着します。
ここまでは区間便があったり、札幌への高速バス「くりやま号」があったりと、このあたりの地域の交通結節点としての役割も持ちます。
栗山駅については以前にレンタカーで訪問したことがありましたね。
ここから先は便数も少なくなる区間で、ローカル色が特に強くなる区間と言えます。
しばらく栗山町の市街地を走ったら道道3号に入り夕張へ進路を向けます。
山道を進みトンネルを抜けたら夕張の街に入っていきます。
夕鉄バスの看板がある場所が夕鉄本社ターミナルで、夕張市役所や夕張石炭博物館などがある夕張市中心部へはここで乗り換えです。
意外にもここでの乗り降りはそれほどありませんでした。
また、このあたりには「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地もあり、観光地として整備されているようですが、今回はバス旅なので素通りして新夕張へ急ぎます。
JR夕張支線の廃線跡が車窓から見えました。
夕張鉄道線の方は廃線から50年近くを経てその痕跡はあまり残っていませんが、JR夕張支線の方はまだ数年しか立たないのではっきり残っていましたね。
事情を知らなければ現役の線路だと思ってもおかしくない状態ですよね。
更に鉄橋も残っていました。
これが見られただけでもこの路線に乗った甲斐がありました。
更に駅跡も見ることが出来ました。
JR北海道の看板があるので間違いないですね。
途中に「りすた」というバス停があるのですが、それは夕張市の公共施設の名前のようでした。
名前もそのまま夕張川を渡ります。
ちなみに、艦これでもお馴染みの軽巡洋艦「夕張」の由来はこの夕張川です。
この立派な線路は廃線跡ではなくて、現役のJR石勝線の線路です。
石勝線が見えたということはもうすぐ新夕張ですね。
新さっぽろから2時間半ほどの旅でしたが、色々見るものもあって退屈しない乗車でした。
時刻表です。
今回乗車した新さっぽろからの路線の他に、夕張市街へ向かうローカル便もあります。
本数的にはむしろそちらの方が多いくらいですね。
新夕張駅にて
新夕張駅は過去にも訪れていますがしばらく滞在時間があるのでその間に軽く撮影したものなどをご紹介したいと思います。
車窓から見えることを意図してかこんなメッセージが描かれていました。
キハ283系が描かれているのでJR北海道発足後に描かれたんでしょうが、古そうですよね。
↑貨物列車が通過しました!
石勝線にも貨物列車が走っているのは知っていましたが遭遇したのはこれが初めてでした。
道の駅の中には鉄道関連の展示スペースがありました。
そういえば、過去に新夕張駅を訪れた際は道の駅はお休みで入れませんでしたからね。
メロンのオブジェもありました。
ちなみに、この道の駅の名前は「夕張メロード」であり、夕張メロンにちなんだメロン推しの道の駅となっています。
メロンのキャラクターのバスまでありましたw
路線バスとかじゃなさそうですが、宣伝用なんですかね。
この後ですが、このまま折り返しのバスで新さっぽろへ帰ってもいいのですが、せっかく手元には特急にも乗れるJR乗り放題のきっぷがあるので、帰りはJRで札幌へ戻ることにします。
↑というわけでバスは見送ります。
そういえば、夕張支線廃止後は初めて新夕張へ来ましたが、2面4線のうち1面2線は使用停止されたらしく入れなくなっていました。
普通は方面で案内しますが、行先のバリエーションが限られるので、行先ごとに案内されていました。
こちらの乗換案内は残っていましたが、今や当駅で乗り換える意味もないですよね。
特急「とかち」に乗って札幌へ戻ります。
接続の関係で1時間ほど新夕張で待ちぼうけになった格好ですが、それでも札幌着は折返しもバスに乗っていた場合より早いようで、やっぱり特急は早いですねぇ~
↑ちょっと順番が前後しますが、前面方向幕の回転シーンです。
↑その脇をDE10形の単機が通過していきました。
札幌駅を通過する列車自体がレアですからね。
↑キハ261系「北斗」の入線を撮ったら次の行程へと進んでいきたいと思います。
続いては・・・
札幌市電M101形・・・のはずが!?
続いては札幌市電のM101形を撮影&乗車します。
札幌駅から徒歩で札幌市電の西4丁目電停まで移動してそこで待ち構えることにします。
西4丁目電停にやってきました。
ここは長らく札幌市電の終点でしたが、数年前にすすきの電停までの狸小路経由のルートが新設されて環状運転となったため今は終点ではありません。
M101形を待つ間、他の電車を撮りつつ待ちます。
↑発車シーン
↑続いてやってきたのは250形という電車です。
これも古参なんですが、M101形と違って当分は活躍を続けるようです。
私の中ではこのスタイルこそ札幌市電らしいと思っているので、末永く走り続けてほしいものです。
↑そして、発車です。
↑8510形
↑240形ですがこれはラッピング車のようです。
あれ~、そろそろM101形が来てもいい時間なのにやってきたのは別の車両でした・・・
路面電車なので多少の遅延は付き物ですし、ラストランが迫っているとあってさよなら乗車が殺到して遅れているのかな?
と、ここで私はポケットに入っている文明の利器であるスマホの存在を思い出し、Twitterで「M101」と検索してみることにしたのでした。
ラストラン間際、それもこの日はその前日とあっては注目度も高く、誰かしらが目撃情報や乗車なうといったツイートをしているであろうと思って調べてみると・・・衝撃の事実を知ることになりました。
それは、M101形は一般車両と接触事故を起こして本日分の運行は中止して車庫に入っているというのです。
Twitterではかなり話題になっていたようですが、旅の最中はバッテリーの節約や、旅を集中して味わいたいという意味合いからあまりスマホをいじらないことが多いので気付きませんでした
確かにラストラン前日で、この日は土曜日だったのですが、それにしては沿線で撮影に励む人が少ないなとは思っていたのですが、そもそも動いていないのならば撮る人もいるわけがないですねw
事故は昼過ぎだったようで、夕鉄バスで新夕張へ行かずに新千歳に着いてから札幌へ直行していれば普通に乗れていたことになり悔やまれますが、今更タラレバを語っても意味はありませんからとりあえず今後のことを考えたいと思います。
問題は翌日のラストランがどうなるかということで、残り1日のために費用をかけて修理するというのは経済的に考えれば非合理的なことであり、ラストランの運行は中止してこのまま引退しますという流れになってもおかしくはない・・・
事故はそれほど大きなものではなく、自走で車庫へ帰れたみたいなので翌日は復活して運行してくれる可能性もありそうですが、翌朝は特急「おおぞら」で札幌を離れる予定になっていますし・・・
明日動くのであれば、最悪行程を変更してM101形に乗る手もありますが、それもこのまま引退ですと言われてしまったら不可能になります。
というわけで・・・
市電の車庫がある電車事業所前電停まで電車で移動してきました。
当然市電の車庫へは立ち入れませんがせめて敷地外からひと目でも見ることができればと思ってやってきたわけです。
車庫なので当然電車が沢山います。
さて、肝心のM101形は・・・?
いたー!
建物の内部にいるところがチラッと見えました。
明日の運行がなければ私にとってはこれが唯一のM101形の写真ということになってしまいますが、引退間際まで記録をしなかった私にも非がありますよね・・・
色々思うことはありますが、これ以上車庫周辺にいても状況が変わるとも思えないですし、晩秋の北海道の夜は結構冷えましたのでそろそろ撤収します。
北海道の有名な神社の北海道神宮の近くを通りました。
次の活動もあるので参拝していくことはかないませんが、明日のM101形の復活を祈願しておきましょうか。
徒歩で札幌駅まで来ました。
まだまだ開業は先のことですが既に北海道新幹線のPRが始まっているんですね。
あと、新幹線の工事のために一部の通路が通れなくなっているようです。
開業までまだまだあるのにもう札幌駅も工事を始めているんですね。
といったところでそろそろ次の活動へ・・・
特別快速「エアポート」
続いては特別快速「エアポート」です。
これについては最初に概要を説明してから本題に入っていきたいと思います。
まず「エアポート」についてですが、列車名の通り新千歳空港への空港連絡列車として運行されている快速列車で基本は新千歳空港~札幌間、一部は札幌から更に函館本線を進み手稲や小樽まで直通しています。
停車駅は札幌~新千歳空港間では新札幌・北広島・恵庭・千歳・南千歳(朝晩は白石にも停車)となっており、空港連絡列車としてだけではなく、札幌市近郊の速達輸送を担う列車としても活躍しています。
ほぼ終日に渡って1時間あたり5本ほど走っていて、JR北海道の主力列車の1つといってもいい列車ですが、2020年春のダイヤ改正より従来から存在する快速に加えて、更に停車駅を絞った特別快速も設定されまして、今回はこの特別快速に乗車します。
この特別快速は使用車種こそ快速と同じですが、停車駅は新札幌・南千歳のみであり、特急列車と同等の停車駅となっています。
この特別快速は朝の新千歳空港行きと、夜間の札幌行きが2本ずつ、合わせて2往復が設定されていて、札幌周辺に住んでいる方以外は乗車が難しい時間帯ではあるのですが、今回はこのうち夜間の札幌行きに乗車します。
まずは快速の「エアポート」で新千歳空港へ向かいます。
これについては過去にも乗っていますし、別にネタでもないのでスルーします。
札幌駅ホームの乗車位置案内も快速と特別快速を分けて案内されていました。
列車の写真すら撮らずにそのまま新千歳空港へ移動します。
新千歳空港に到着です。
乗ってきた列車がそのまま特別快速「エアポート」として折り返すようです。
この先頭部の種別幕も特別快速となっていました。
そりゃあ千歳・恵庭・北広島を利用する人が間違って乗ったら大変ですからね。
発車標も撮ったら乗り込みます。
フリーきっぷなので改札Uターンをしなくていいのはありがたいです。
さて、今度こそ特別快速の走りを楽しむわけですが、南千歳の次が新札幌というのは特急に乗っている気分になります。
更に言うと、千歳線の特急のうち電車で運行するのは「すずらん」だけですが、「すずらん」は逆に千歳にも停車するため南千歳~新札幌間ノンストップを体験することは出来ず、他の特急列車は全て気動車ですから、電車に乗って新札幌~南千歳間ノンストップを体験できるのはこの特別快速「エアポート」だけということになりますね。
ただ、残念だったのが夜間の走行になるので車窓が楽しめないことですかね。
恵庭や北広島を通過する瞬間は貴重ですからね。
車内についてですが、札幌近郊の需要が多い北広島・恵庭・千歳を通過するためほぼ空港利用者に客層が限られるので落ち着いた雰囲気だたのもグッドです。
ただ、元々夜間の札幌向けはそれほど利用者がいないでしょうし、どうせ特別快速を設定するならば、空港以外の利用者が多い朝から午前中にかけて札幌行きを設定したほうがいい気もしますがねw
札幌到着後は折返し、各駅停車の新千歳空港行きとなるようです。
実は早朝や深夜帯は快速「エアポート」としての運行はなく、各駅停車の新千歳空港行きとして運行されるのです。
千歳行きの普通列車と「エアポート」を1つの列車で兼ねる形にしているんでしょうね。
といったところで1日目は以上になります。
懸案事項はM101形のことですが、現時点でラストランの運行についての公式発表はなくどうしたものか・・・
ホテルにチェックインしてからスマホで色々と情報収集をしていると北海道新聞の記事で「最終日は午後から運行」という情報を入手したのですが、公式発表ではないのがちょっとネック・・・
2日目の所定の行程では朝早く札幌を発ってしまうので、道新を信じて予定を変更してM101形の乗車&撮影をするか、公式発表ではないということでM101形は諦めて予定通りの行程をこなすか・・・ベッドで眠りに落ちる寸前まで悩みあぐねていたわけですが、その結論は・・・次回の記事で明らかに!w