東北地方さよなら乗車旅(1日目/あがの)

今回は2泊3日で実施した東北地方へのさよなら乗車旅です。
なお、時系列としては「相模線八王子発茅ヶ崎行きに乗車!」の翌朝からスタートとなります。
直接内容の関係はありませんが、よろしければそちらも併せてご覧ください。
なお、この活動は2022年春のダイヤ改正前のものですが、執筆が間に合わず既にダイヤ改正を迎えてしまいました。
なので記事公開時点ではこの記事に出てくる「あがの」は既に廃止されていますが、記述内容は活動当時のものとしてご覧下さい。

今回の行程

まずは今回の行程の説明から入ります。
全体としては磐越西線の快速「あがの」、山形新幹線の乗って楽しい列車「とれいゆ」、会津鉄道・野岩鉄道・東武鉄道を走る「AIZUマウントエクスプレス」のうち東武日光発着列車の3つに乗車するのがメインです。
これらの列車は2022年春のダイヤ改正で廃止されることが決定しており、タイトルにある通りさよなら乗車というわけですね。
行程としては初日は浅草駅から特急「リバティ会津」で会津田島へ、「リレー号」で会津若松へ向かったら磐越西線の快速「あがの」で新潟へ、白新線・羽越本線・米坂線・奥羽本線と乗り継いで福島へ行ったらゴールです。
特記がない部分については普通列車を利用します。
また、2日目以降は各記事で説明しますので、1日目の記事での説明は以上として本編に進んでいくとしましょう。

朝イチの浅草駅から「リバティ会津」で旅立ち

それでは早速本編スタートです。
昨晩宿泊した上野のネットカフェを出て、東京メトロ銀座線に乗って、朝の6時過ぎの浅草駅にやってきました。


浅草駅の入口には発車標がありますが、「リバティ会津」は東武の特急では最も長い距離を走る列車だけに停車駅案内も長いですねw

さて、このまま改札口へ直行したいところですが1つやることがあります。
それは「ゆったり会津東武フリーパス」の購入です。
このきっぷは任意の出発駅~下今市駅までの往復と下今市~東武日光間と下今市以北の東武鬼怒川線・野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線・JR只見線・JR磐越西線の会津若松~喜多方間が乗り放題になるというきっぷでして、今回はこのフリーエリア内で折り返し乗車する区間があったり東武日光に立ち寄ったりするのでフリーエリア内乗り放題はありがたいですし、単純に正規運賃で浅草~会津若松間を往復するより安いんですよね。
なお、私が今回買ったのは喜多方までフリーエリアとなるタイプでしたが、フリーエリアが会津田島までのもの、芦ノ牧温泉駅までのものも発売されており、当然フリーエリアが狭いほど安くなるので、行程にあわせて選ぶといいでしょう。
なお、特急券はチケットレスのものをネットで予約済みなのでフリーパスだけを買ったら改札へ向かいます。


改札口にやってきました。


発車標です。
一番上の6時30分発が乗車する列車であり、下今市までは東武日光行きの「リバティけごん」と併結して運行されます。


列車名の通り、500系の「リバティ」により運行されます。
「けごん」や「きぬ」だと100系「スペーシア」で運行される列車もありますが、「リバティ会津」については全列車が500系「リバティ」にて運行されています。


連結部です。
特急型車両同士の連結部ながらちゃんと貫通幌が渡されていますが、かといって箱型のデザインでもないのは何気にすごいと思います。


浅草駅名物の乗降用の板は最新型の「リバティ」でも健在です。
技術的にはE3系E6系などのミニ新幹線みたいに列車側からステップが出てくるような機構も可能でしょうが、東武の場合はホームと隙間が開くのが浅草駅だけなのでその都度板を渡す対応の方が合理的ということなんでしょう。


行先表示です。
それにしても、東京都内の私鉄駅で”会津”なんて文字を見るのは今に始まったことではないとは言え、すごいことですよね。


ローマ字Ver.も撮ったら乗り込みます。


車内の案内も撮ったらあとは座席でのんびりと過ごします。


↑車窓はもちろん動画で撮りました。
なお、全部で3時間を越えますので、モバイル回線などの方はデータ量にご注意下さい。

早朝の6時30分、「リバティ会津」は定刻通り浅草駅を発車しました。
隅田川を渡る鉄橋は急カーブのためゆっくりと通過していきますが、このあたりは景色がいいのでむしろありがたいです。
3分ほど走って最初の停車駅のとうきょうスカイツリー駅に停車します。
この駅は元々は業平橋と呼ばれていましたが、東京スカイツリーの開業に合わせて駅名が変わり、更に特急も停まるようになりました。
その先はくねくねとカーブを繰り返しながら北千住まで進みます。
浅草よりは北千住の方が他の路線とのアクセスが良いこともあってここから乗ってくる人もそこそこいましたが、こんな早朝ではそれでも乗ってくる人数はたかが知れていますけどねw

北千住から先は複々線区間が始まり線形も良くなるのでここからは特急らしい高速運転を楽しめる区間です。
高架化工事の進む竹ノ塚駅の様子も車窓から見つつ、北越谷で複々線は複線に収束して線路は地上に降りました。
春日部に停車すると大抵の特急は栃木までノンストップですが、
乗車した「リバティ会津101号」は板倉東洋大前にも停車します。
板倉東洋大前駅は東武日光線では唯一群馬県にある駅となっており、また板倉町唯一の鉄道駅ともなっています。
その開業は意外にも最近のことで、1997年に開業したようです。
その後しばらくは特急が停まることはありませんでしたが、2013年から早朝の下り1本だけですが特急が停まるようになり、現在は平日も休日も共通で下りは「リバティ会津101号」(と併結する「リバティけごん1号」)、上りは平日には「けごん36号」、休日には「けごん42号」と、1往復の特急が停車します。
このように1往復だけ特急が停まる理由は周辺にあるゴルフ場を利用する人向けであるらしく、私はゴルフをしないので詳しくは知りませんが早朝に出発して現地入りする人が多いイメージがあるので、下りでは早朝の「リバティ会津101号」だけが停車する理由としては納得ですね。


栗橋のあたりでは気球が見えました。
スカイスポーツの一貫で飛行していたのか、何らかのイベントだったのかは分かりませんでしたが、珍しいものを見られました。

すっかり車窓も田園風景となり、のどかな北関東の風景の中を走り、列車は栃木に到着です。
両毛線との乗り換え駅であり、栃木市と東京都内の往来は公共交通機関では鉄道しか直通できる手段がないこともあってここまでの利用者もそこそこいました。
その先は新鹿沼・下今市と停車していきますが、これは他の特急と共通ですね。


さて、下今市では東武日光行きの「リバティけごん1号」を切り離し、「リバティ会津101号」だけになって先へ進みます。

連結ならば見に行こうと思いましたが、分割はそこまでして見たいとも思わないなと思って座席でおとなしくしていたのですが、車内案内表示器に面白い表示が出ました。


↑これがその表示です。
ご覧頂ければ分かりますが、実は「リバティ会津」と「リバティけごん」の下今市以北のみを利用する場合は特急券が不要という特例が存在しており、これは野岩鉄道や会津鉄道線内ではかつての快速・区間快速の代替という意味合いがあり、短距離利用者に配慮した特例だと思われますが、逆に1区間でも下今市以南を含む区間で乗車する場合は全区間の特急券が必要であり、例えば新鹿沼~鬼怒川温泉とか会津田島でも全区間の特急券が必要です。

ところが、ある裏技を使うと浅草や北千住などから下今市以北まで乗車する場合、乗車駅から下今市までの特急券だけで乗れてしまうという制度の穴を突いた抜け道・・・とでもいうような方法が成立してしまったのです。
それは浅草~下今市間では「リバティけごん」と「リバティ会津」が併結していることを利用し、乗車駅~下今市までは「リバティけごん」の車両の方に乗車し、下今市では分割作業のために停車時間があるのでその間に「リバティ会津」の車両に移動し乗り換えるというもので、あくまでも「リバティ会津」に乗る区間は下今市以北だけですから合法的に下今市以北の特急料金を払わずに済むというわけです。
これは特急券不要の特例が設定されることが発表された頃から指摘されていて、実際にこれを利用して特急料金を安く済ませている人もいたようですが、2022年3月12日より特急券が不要となる特例区間が下今市以北ではなく鬼怒川温泉以北に変更されるため、この裏技は使えなくなることになります。
この裏技を潰すための制度改定だと推測されますが、下今市~鬼怒川温泉・東武日光間は観光地として著名な日光と宿泊地となる鬼怒川温泉を周遊するために利用する人が多い区間であり、「リバティ会津」「リバティけごん」にこの区間だけ乗る場合も特急券が必要となると普通列車が今まで以上に混雑したり、回遊性が低下して日光・鬼怒川地区の観光客の集客に影響が出たりするのでは?という心配もありますね。

とはいえ、この裏技を使われると野岩鉄道・会津鉄道は特急料金の収入が一切無くなってしまうわけなので、会津鉄道・野岩鉄道サイドから制度の改善を求める要望があったのかもしれませんね。

ちなみに、今回の活動時はまだ下今市以北は特急券が不要だったので下今市から乗ってくる人も多く、彼らの多くは実際に下今市から乗ってきたというよりは、下今市までは「リバティけごん」の方に乗っていた人たちなんでしょうねw

さて、下今市を出ると東武日光線から東武鬼怒川線へと入っていき、ここから先は単線で線形も悪いとあって特急列車であってものんびりと走るんですが、「リバティ会津」はそれに加えてこの先はほぼ各駅停車となるため余計に特急らしくなくなります。
まあ、だからこその特急券不要特例でもあったんでしょうけどねw

「きぬ」や「きぬがわ」なら下今市の次は東武ワールドスクウェアまで停まらないのが、各駅に停まっていくので実際の所要時間増加分以上に長く感じますね。
ただ、特急列車の自動放送で「大谷向」とか「大桑」という駅名を聞けるのはレアでもありますからそれはそれで楽しかったですw
なお、2022年春ダイヤ改正より大谷向・大桑・小佐越の3駅は「リバティ会津」の停車駅から除外されるため、下今市以北では新高徳・東武ワールドスクウェア・鬼怒川温泉・・・と停車するようになります。
新高徳には「きぬ」のうち1本だけ停車する列車があるため一応は特急停車駅のみに停車するようになり、特急料金をしっかり徴収する分の速達性は確保されるようです。

東武ワールドスクウェアと鬼怒川温泉で多くが降りていき車内はかなり閑散としてきました。
この先は会津田島くらいしか大きな街はなく、あとは温泉やスキー場が点在する地域になるので、休日は観光客で賑わうでしょうが、この日は平日だったこともあってこんなものなんでしょうね。

鬼怒川温泉を出て鬼怒川公園・新藤原と来るとここから先は野岩鉄道会津鬼怒川線に入ります。
野岩鉄道線内は「リバティ会津」の前身にあたる快速・区間快速もほぼ各駅停車だったこともあって相変わらず各駅停車ですが、トンネルが多く比較的高規格な線形のおかげでそんなにトロくは感じませんでした。


湯西川温泉の凍った川です。
つい最近の活動では、ここに降りて「DL大樹」の試運転を撮ったばかりですが、今回は温かい車内から車窓でのみ見物します。

上三依塩原温泉口まで来たら野岩鉄道はあと少しですが、最後の区間では男鹿高原駅の1駅だけ通過して一応は特急であることを主張するかのようでしたw
男鹿高原駅は1日あたりの利用者が平均1名以下であり、周囲には民家もほとんどない立地から秘境駅としても知られています。
ただし、「リバティ会津」でも一部の便は停車するらしく、秘境駅に停まる特急というのを味わうことも出来ますw
が、それもやはり今度のダイヤ改正までであり、唯一停車していた上り1本が通過するようになるそうです。

その野岩鉄道で唯一の通過駅を過ぎると会津高原尾瀬口駅で会津鉄道に変わります。


既に豪雪地帯の会津地方に入っているだけにホームの積雪もすごかったです。

会津高原尾瀬口駅の次は終点の会津田島なので会津鉄道を走るのはこの1区間のみと言えますが、その途中には七ヶ岳登山口・会津山村道場・会津荒海・中荒井の4駅があり、前述の男鹿高原駅に停車する上り1本の「リバティ会津」はこの4駅にも停車しており、この1本に限っては下今市以北は本当に全ての駅に停車していましたが、それも次期改正までです。

あと、会津鉄道といえば前回の活動の時も紹介しましたが、短尺レールを使用している区間があり、その祭り囃子みたいなはちゃめちゃなジョイント音は新型特急車両の「リバティ」であっても聞くことが出来ます。


↑短尺レール区間から始まるように設定してみました。


そして、いよいよ終点の会津田島に到着します。


会津田島に到着!
雪景色の中の「リバティ」もいいですね。


ここから先は「リレー号」に乗り継いで会津若松を目指します。


「リバティ」と「リレー号」を並べて撮ったら乗車します。

さて、ここからは「リレー号」に乗車して会津若松を目指します。
この「リレー号」についてですが、名前の通り「リバティ会津」に接続する列車として設定されていて、原則として全ての「リバティ会津」に接続するように運行されていますが、種別は普通の場合と快速の場合があり、利用の多い時間帯は快速で、早朝や夜間などは普通列車となるようですね。
快速の場合は会津田島を出ると会津下郷・塔のへつり・湯野上温泉・芦ノ牧温泉・西若松・七日町・会津若松と停車していきます。
これは「リバティ会津」の野岩鉄道・会津鉄道内よりも通過駅が多く、ちゃんと快速らしい快速をしています。
このリレー号を設定することで、「リバティ会津」を会津田島以南だけでなく、会津若松と東京を結ぶルートとして活用したい意図があるのでしょうが、所要時間では東北新幹線と磐越西線を郡山で乗り換えるルートの方が早いでしょうし、安さを求めるならば高速バスもあるわけで、リレー号へ乗り継ぐ人はそう多くはありませんでした。
浅草~会津若松間では東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道・JR東日本の4社に跨っていて運賃が割高になってしまいますし、JR東日本は東北新幹線経由のルートを推したいでしょうから野岩鉄道・会津鉄道を通るルートは会津と東京を結ぶ最短ルートでありながら主流にはなれていないようです。


↑ここでも車窓を撮りました。

会津田島を出ると軽快なエンジン音とともにリレー号は雪景色の中を進みます。
雪原が広がったかと思えば遠くに山が見えたり川が寄り添ってきたりと、トンネルが多い野岩鉄道よりも車窓を楽しめる区間だと思いました。
どうせ「リバティ会津」などで会津田島まで来るならばその先の区間も乗車した方がいいと思いますよ。
ところで、この区間には快速「AIZUマウントエクスプレス」というのもありますが、かつては「リレー号」のようにちゃんとした快速運転をしていたものの、今はほぼ各駅停車となっていてこちらは名ばかり快速となっていますw

沿線にはねこ駅長で有名な芦ノ牧温泉駅もありますが今回は素通りで先を急ぎます。
停車駅が少ないこともあって気がつけば西若松まで来ていて、ここから先は会津鉄道ではなくJR只見線となります。
JR只見線は本数が非常に少ないため、会津若松~西若松間に限ればJRの列車よりも会津鉄道へ直通する列車の方が多く、中には会津若松~西若松間も会津鉄道だと思っている人もいるかも知れませんね。

流石にJR線内は通過駅がなく七日町駅にも停車したら終点の会津若松駅です。


会津若松に到着!
隣には只見線の列車も停車していますね。

前回の活動では会津若松でソースカツ丼を頂きましたが、まだお昼には少し早いですし、この次の乗り継ぎはあまり余裕もないので会津若松駅は乗り換えだけで終わりです。

ここまではせっかく会津へ行くならば面白いルートで行こう的な感じの行程でしたが、ここからが今日の活動のメインになります。

快速「あがの」 会津若松駅→新潟駅

この日の行程のメインとも言える快速「あがの」です。
まずはこの「あがの」について解説しておきましょう。
「あがの」は新潟駅と会津若松駅を結ぶ快速列車で、1日1往復が設定されています。
元々は1959年に仙台~新潟間の準急列車として登場したのがルーツで、1966年には急行に格上げとなり、1982年には東北新幹線の開業に伴い運行区間が福島~新潟間に短縮されるなどの変遷があってから、1985年に快速に格下げされ、運行区間が新潟~会津若松・郡山間となりました。1993年からは現在の運行区間である新潟~会津若松間のみとなり、郡山~会津若松間は系統分離となりました。
2003年には本数も現行と同じ1往復となり、午前中に会津若松行き、昼頃に新潟行きとなり、夕方の運行がなくなりました。
そして、2022年春のダイヤ改正をもって「あがの」の運行が終了することが発表されたのです。
つまりは「あがの」のさよなら乗車というわけですね。

新潟と会津若松の間は都市間輸送という側面がありますが、鉄道に並行して磐越自動車道があり、新潟と会津若松を結ぶ高速バスもありますから、単線非電化が大部分を占める鉄道ルートでは劣勢だったのは言うまでもなくJRとしてはこの区間の都市間輸送から撤退するという形になったわけです。
参考までに高速バスと「あがの」の所要時間を比較すると高速バスが2時間以下で新潟市と会津若松市を結んでいるのに対して、「あがの」は新潟行きが2時間41分、会津若松行きが2時間21分と高速バスよりも20~40分ほど余計にかかっています。

また、運賃は高速バスが2100円、JRが正規運賃で2310円と、210円の差ですがJRの方が割高になっています。
まあ、新潟までもJRを使ってくるならば「あがの」の分の乗車券も通しで買うことが出来ますから結果的にもっと割安になりますし、快速列車であることから青春18きっぷなどが使えるシーズンで、新潟~会津若松間だけでなく、更にその先の区間まで旅行するとかならばJRの方が安い場合も出るわけですが・・・

それから、停車駅ですが、会津若松を出ると塩川・喜多方・山都・荻野・野沢・鹿瀬・津川・三川・咲花・馬下・猿和田・五泉・新津・さつき野・萩川・亀田・越後石山・新潟となっていて、新津~新潟間の信越本線を走る区間では各駅に停車しています。
なお、反対方向の会津若松行きは越後石山・亀田・荻川・さつき野と猿和田を通過しており、停車駅が少ない分所要時間も短くなっています。

割と連続通過する区間が多く、元々は急行だったことも頷ける設定ですが、1往復しか無く、当日中に往復したくても片道しか「あがの」を利用できないのが痛いですよね。


まずは発車標です。


ローマ字Ver.


待っていたのはGV-E400系でした。
実は「あがの」には以前に乗ったことがあるんですが、そのときはキハ110系でした。


行先表示は「快速 会津若松」とだけ表示していて「あがの」の愛称は表示されていました。


側面も同じですね。


GV-E400系には初めて乗車するので車内も撮っていきましょう。
ただ、北海道で実質同形式のH100形には乗ったことがありまして、車内の雰囲気も結構似ていました。


1列のボックス席があるのはキハ110系に倣っていますね。

あとは発車を待つばかりです。
車内はガラガラで、ボックス席を1名ずつ独占できるほどでした。
平日とは言えこれでは廃止もやむなし?


↑こちらも車窓を撮りました。
先程所要時間は2時間41分と書きましたが、途中駅での停車時間中は録画を停止しているためこれよりは短い再生時間となっています。

それでは発車です。
会津若松を出ると次は塩川に停車します。
ただ、この区間は普通列車であっても途中の堂島と笈川を通過するものがほとんどなので快速運転をしているのか微妙な区間でもありますw
塩川の次は姥堂・会津豊川を通過して喜多方に停車します。この途中の2駅も普通列車の大半が通過するのは同じです。
喜多方を出ると電化区間も終わりあとは新津までずっと非電化です。
此処から先は山都・荻野・野沢と停車していくとこのあたりで会津若松側の流動は終わり、あとは新潟県境へ向けての閑散区間に入ります。
野沢を出ると4駅連続通過して鹿瀬となり、ここから先は新潟県です。


磐越西線の多くの区間で阿賀野川に沿って走ります。
快速「あがの」の名前の由来でもありますしね。


津川駅では対向列車との行き違いのためしばらく停車するようなのでここでホームに出て撮影をしました。


このキャラクターも雪に埋もれていましたw


車両も撮ったら寒いので中に戻ります。
それにしても、この交換待ちがなければ所要時間をもう少し短縮できるのになぁ~

それでは旅を再開して新潟へ向けて進んでいきます。


その後も阿賀野川に沿って進みます。


途中から並行する道路は除雪がされずに雪に埋もれていますが実はこれ、かつての国道49号でして、現在は対岸に新しい道路が出来たため国道49号はそちらに切り替えられてこちらの道路は廃道となりました。


本尊岩隧道と呼ばれるトンネルのあたりです。
ここは某有名廃道サイトでも取り上げられて有名な場所ですよね。


おにぎりが残っていました!

馬下駅あたりで阿賀野川を離れて平野を走るようになります。
五泉あたりからは新潟市近郊の需要があるようで多少乗ってくる人もいましたね。

そして、列車は新津駅に到着します。
新津では信越本線と羽越本線が合流する結節点となっていますが、「あがの」は信越本線に入り新潟を目指します。
ここからは複線電化の幹線となりますが、新潟行きの「あがの」はここから先は各駅停車となります。
会津若松行きならこの区間も快速運転なんですがねw
ここまで来ると新潟へ向かう短距離利用者が多くなりますが「あがの」はここまで輸送力過剰とも思われる3両をつないでいるため全然余裕でしたけどねw


新潟駅に到着!


隣にはE129系がいたので並べてみました。


折返しは新津行きとなるようですね。


というわけで発車までここで待ち見送りたいと思います。
実はこのあとは2時間ほど待ち時間がありましてどうせ暇なんですよねw


↑発車シーンです。


時刻表ですが・・・


会津若松行きの「あがの」の表示です。


この快速「信越」は元々「らくらくトレイン信越」として運行されていたものが乗車整理券方式から全車指定席へと変わったものだったのですが、わずか1年の運行で幕を閉じることになりました。
ただ、私は「らくらくトレイン信越」の頃に乗ったことがあり、名前と乗車制度が変わっただけだしなぁ~ということで今回さよなら乗車はしませんでしたけどね。
これは夜遅くに新潟駅を出て終電の頃に直江津に着くダイヤなので乗ると直江津への宿泊が必須になるなど乗車難易度が高い列車というのもありますね。

新潟駅にて小休止

朝一番に浅草を出てからはずっと列車に乗り続けてきましたが、新潟では2時間ほど滞在時間があるので昼食も兼ねてのんびりと過ごせそうです。


コンコースで見かけた米俵を使ったアマビエのオブジェ


お昼ごはんは新潟名物の「タレカツ丼」です。
また、付いているサラダはいぶりがっこのポテトサラダという珍しいものでした。


朝からほとんど食事をせずに来ていたので腹ペコでご飯の中に更にカツが隠れている大盛りを注文してしまいましたw
美味しく頂きましてあとは残りの時間で駅周辺をぶらぶらします。


かつての万代口駅舎は姿を消し、代わりに新しい駅舎が姿を現していました。
新潟は割と来ることが多い土地ですが、来るたびに変化があって飽きません。


新潟交通のバスも撮っておきましょう。


この猫っぽいバスは観光循環バスのようです。


万代口のバスターミナルは新潟名所の1つと言ってもいいと思いますが、これももう遠からず見納めですね。


過去に何度も撮影してきましたが、訪れた記念にと1つだけ動画を撮りました。

それではそろそろ駅に戻ります。

鈍行を乗り継ぎ福島へ

このあとは翌日の活動の都合上、福島に宿を取っているのでそこまでひたすら移動です。
今回は青春18きっぷを利用した旅ではありませんが、コストを浮かすために全部鈍行で頑張りますw
経路は白新線・羽越本線・米坂線・奥羽本線です。


ホームへ向かうとなんと運休!?
理由は大雪とものことですが、全便運休というわけではないみたいで、恐らくは予防的に減便しておいて立ち往生などが発生した際の混乱を最小限にしようという意味合いなのかもしれません。
幸いにしてこれは私が乗車する列車ではなく、私が乗車する列車である村上行きは定刻通り運行されるようなので旅には支障はなさそうです。
それにしても、こういう風に運休を表示しているには始めて見ましたが新潟独特のものなんでしょうか・・・


英語表記では”Cancel”なんですね。

さて、私の乗る列車ではないとは言いましたが、運休の列車は私が乗る列車の先行列車であり、これが運休となると私が乗る列車は通常より混雑する可能性が高いと言えます。
なので、早めにホームへ向かいますが・・・


ホームにいたのはなんとE127系
E127系も新潟地区で活躍する車両の1つですが、通常は弥彦線や越後線でしか走っておらず村上行きに充当されるとすればこれは激レアです。
これに乗れるならば思わぬ収穫ですが・・・結局20分ほど経った所で回送としてE127系は去っていったのでしたw


一方、隣のホームですが・・・


軌陸車が作業中でした。
高架化工事はまだまだ途上ですからその作業の一環だったんですかね。

その後、何食わぬ顔でやってきたE129系に揺られて坂町まで乗車しました。
昨晩はネットカフェ泊であまり熟睡できなかったことでここで眠気が襲ってきますが、今回は終点の村上までではなくて坂町で降りるわけで寝過ごし注意です!
念の為バイブレーションに設定して目覚ましをセットしましたがアナウンスに反応して無事に起きることが出来まして坂町に到着です。


乗ってきた列車を後追いで撮ったものですが雪がすごいです。


駅名標です。
羽越本線と米坂線との分岐点であり右手の隣の駅が2つ書かれています。


観光列車「海里」の駅名標もありました。
きらきらうえつ」の頃には乗りましたが「海里」に変わってからはまだ乗れていないのでいつか乗りたいですね。


米坂線の乗換案内


構内は雪に閉ざされていますが、これでも列車は普通に走れるんだからすごいですね。


乗り場ヘ向かうとキハ110系が待っていました。
前回「べにばな」として乗車したときもキハ110系でしたが、結局同じ車種になりました。
まあ、今回は移動手段として使うという意味合いが強いのでまあいっかw


方向幕はフルカラーLEDになっていました。
そういえば、キハ110系のリニューアルをするという話を聞いたことがあるので、そのリニューアル車だったんでしょうね。


英語バージョン


出発して羽越本線と別れます。


関東にも同じ名前がある荒川に沿って進みます。


徐々に薄暗くなり車窓は楽しめなくなりましたが、窓に付着した雪でどれだけ過酷な中を進んでいるのかが分かります。
こんな中を歩いたら遭難しそうですが、列車に乗っていれば暖房の効いた温かい車内で椅子に座って快適に過ごせるのだから鉄道はありがたいものです。

米坂線については過去に乗っていますし、もう暗くなってしまって車窓も楽しめないのでこのまま記事は米沢に飛びますw


米沢に到着です。


私をここまで運んでくれたキハ110系も雪まみれになっていましたw


GV-E400系もいました。
これも米坂線で使用されるもののようですが留置車両ということですかね。


内陸に入ったことでより雪深くなりましたね。


↑停まっていた719系の方向幕回転シーンです。


流石にこの時間はもうやっていませんが、名物「牛肉どまん中」などの駅弁を売るスペースがありました。


やっぱり米沢といえば「牛肉どまん中」ですよね。


奥羽本線の駅名標です。


次の列車まで時間があるのでここで一旦途中下車して改札を出たいと思います。
ここは自動改札はないので駅員さんにきっぷを見せて出ようとすると「福島までは普通列車で行かれますか?」と聞かれました。
そうですと答えると普通列車は運休になっているので代わりに「つばさ」を利用するようにとのことでした。
実は「つばさ」の方が先に出発するのですがケチとこの区間の普通列車に乗ったことがなかったという趣味的な理由からあえて普通列車にしていたのですが、これにより結果的には早く福島に着くことができそうです。
特急料金についても再入場時に振替乗車票のようなものをくれるとのことで追加で支払う必要もないようです。


予定より早まったとは言えそれでも滞在時間はそこそこあるので暇つぶしがてら駅前に出ました。


丸型ポストも雪に埋もれています。


変わったオブジェがありました。


駅前にあるのが名物駅弁「牛肉どまん中」を製造する会社として知られる新杵屋という会社です。


これは簑でしょうか?


米沢牛が有名ということで牛のオブジェが出迎えてくれますが、コロナ対応でマスクを着用していましたw


顔出しパネル発見!


ここで昼に新潟駅で買っておいた駅弁を広げることにします。
福島着が遅くそこで夕飯を食べるのが難しそうだったので夕飯は駅弁にしました。


箱を外すとこんな感じです。


よくある押し寿司ですが、えんがわを使ったものは珍しいと思って買いました。
美味しく頂きました。


あと、「とれいゆ」の看板がありました。
実は明日はこれに乗るのですがこれももう終わってしまいますね。


再び改札を入ると駅員さんはこんな紙をくれました。
これが特急券の代わりというか、特急料金を払わずに「つばさ」に乗せてもらえるということらしいです。


↑「つばさ」がやってきました!


幕を撮ったら乗り込みます。
ところで、「つばさ」自体は改正後も普通に運行が続きますが、実は改正後は全車指定席となるため自由席という表示はこれが見納めなんですよね。
最近は全車指定席化の流れがありますが、短距離利用者とかを考えると自由席をなくすのはいかがなものかなぁという気もします・・・

米沢から福島は県境にあたり、板谷峠を越えるのですが真っ暗ですし明日も通るのでこの記事ではスルーということでw


福島に到着です。


福島駅は県庁所在地の駅ですが、東北新幹線のうち「はやぶさ」と「こまち」は通過することもあって通過線を備える構造です。


↑そこへ「はやぶさ」「こまち」が通過しました。


あとはコンコースへ降ります。
そういえば、福島駅の新幹線構内には入ったことがなかったので少しだけ見物していきましょう。


お祭りの山車でしょうか?


巨大なわらじがありました。
「福島わらじまつり」なるものがあるみたいですね。


なんとジオラマまでありました。


ジオラマの背景は福島県の地図になっているんですね。


元々は一般客が自由に運転できたみたいですがコロナ対策なのか使えなくなっていました。


発電についてのコーナーがありました。


これは太陽光発電の説明ですかね。


こちらは風力発電ですね。
福島は福島第一原発がある県ということで、再生可能エネルギーに力を入れているということなんでしょうか。


名産品を展示するコーナーもありました。

それではそろそろ外へ出ます。


ご当地キャラでしょうか?w


駅前に出てホテルへ向かったら1日目の活動は終了です。
翌日は福島駅からスタートしますが、それは追って別記事としてレポートしますのでしばらくお待ち下さい。

つづく

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