2014年度乗り納め・撮り納めの旅(4日目/磐越西線・磐越東線)

だいぶ執筆が遅れてしまいましたが、このレポートは2015年3月7日~10日にかけて実施された2014年度乗り納め・撮り納めの旅の4日目となります。
検索エンジンから来られたなどで1日目2日目3日目をご覧になっていない方はそちらからご覧になることをおすすめします。

本日の行程

最終日となる4日目ですが、基本的には新潟から首都圏まで青春18きっぷで移動するのがメインです。
本当は新幹線なり夜行バスなりに乗れば3日目までの行程で済ませることも出来たわけですが、その費用とホテル代や18きっぷ代を天秤にかけてついでに乗りつぶしできるメリットも考慮し、日程を延ばしても18きっぷで帰る選択をしました。
あと、上越線を真っ直ぐ上るルートだと下手をすればお昼ごろには着いてしまうので、磐越西線・磐越東線・常磐線と乗り継ぐルートを選びました。
磐越西線・磐越東線が未乗でしたし、このルートならばいい感じに1日潰れて18きっぷも有効に活用できますしね。

最終日の朝はのんびり

夕方からスタートした1日目は例外としても、2日目・3日目は私からすればかなりの早朝スタートが続いていましたが、4日目となる今日は8時過ぎの列車なので7時台に起きれば十分間に合うのんびりとした出発になりました。
7時といえば、2日目ならば既に鹿島臨海鉄道に揺られていましたし、昨日に至っては1本目の「妙高」に乗ってとっくに隣県の長野まで移動していた時間ですからね。

DSC08961
というわけでホテルをチェックアウトして朝の活気あふれる新潟駅にやって来ました。
ところで、今回はいつもとはあることが違っていました。
それは朝ごはんを食べずに出たことです。基本的に私は外泊では前日にパンなどを買っておき、ホテルの部屋で朝食を済ませるのが基本的なスタイルになっているのですが、最近外泊を伴う活動も多く、気づけばコンビニのパン・おにぎりはほぼ制覇してしまったのではないかというくらい食べていました。
そして、今回宿泊したのは県庁所在地の新潟市、ホテルや駅の周辺にはたくさん飲食店があり、朝から営業しているチェーンのファーストフード店にも恵まれています。
だったら、少し早めにホテルを出て、そういうお店で朝食を食べるのもありだなという考えに至ったわけです。

DSC08967
とはいえ、その前に少し撮りバスしますw
バス会社としては専ら新潟交通、及びそのグループ会社による運行となっており、市営バスは存在しないようです。
こういう点は福岡と共通点がありますね。
余談ですが、新潟交通は現在でこそバス会社ですが、かつては鉄道も運営していました。残念ながらそちらは廃止になり、新潟市は政令指定都市としては唯一JR以外の鉄道が存在しない市なんだそうです。

DSC08965
たまたまやって来たのを撮ったのですが、「モーニングライナー」なんてまるで列車名のようですねw

DSC08968
駅構内で朝食を済ませたら高架化工事に向けて作業の進む構内を撮影です。

DSC08982
駅名標は首都圏でも増えてきた薄型LEDタイプでした。

DSC08972
E653系「いなほ」がいました。
「いなほ」は485系時代には乗ったことがありますが、E653系になってからは乗っていませんね。

DSC08974
そして、これから乗るのはこの列車です。キハ110系の快速会津若松行き。
新潟~会津若松といえば、SLばんえつ物語号が有名ですが、とりあえず普通に乗りつぶすのが目的なので、快速「あがの」に乗ります。

DSC08980
方向幕はシンプル・イズ・ベストw

DSC08986
後ろにはキハE120系もくっついていました。

どっちに乗るか迷いましたが、これから淘汰が進むであろうキハ110の方にして、会津若松への旅が始まります。

磐越西線を往く

軽快なエンジン音に乗せて、磐越西線の旅が始まりました。思いのほか空いている車内はゆったりとした雰囲気ですが、列車は快速の名に恥じない快走ぶりを見せます。
新津までは信越本線で、新津からは磐越西線に乗り入れる形になりますが、磐越西線に入ってからは単線非電化となりローカル色が濃くなっていきます。
五泉あたりまでは郊外の雰囲気がありますが、その先は渓谷沿いに蛇行しながら進む区間となり、車窓も楽しめる区間になっていきます。

DSC08991
昨夜の雨の影響か、水が濁っていてあまり綺麗な景色ではありませんが、こういう車窓もまた旅情をかきたてます。

DSC08998
河川・道路・鉄道が並行する渓谷の風景もまたいいものですね。


↑動画も撮ってみました。
ところで、並行する道路に全然車が走っていないことにお気づきでしょうか?
これは単に交通量が少ないというわけではなく、実は”廃道”なんですね。
対岸にバイパス道路が開通したため、役目を終えたということのようです。
ということは、こちら側からの車窓を楽しめるのは磐越西線だけの特権になったということですね。


↑こちらの動画ではバリケードも見えます。

DSC09002
途中駅でキハ40系と交換しました。

そして、渓谷を抜けて平野に出るとラーメンで有名な喜多方でした。
あいにくラーメンを食べに降りる時間はありませんが、それは次回訪れた時のお楽しみということでw
ここまでくれば会津若松はすぐそこです。

会津若松駅

磐越西線のほぼ中間地点となる会津若松駅です。
殆どの列車が当駅を境に系統分断となっており、磐越西線としてはスイッチバックする構造になっています。

DSC09026
とりあえず駅名標。
ここも新型になっていますね。
左側の隣駅が二股になっていますが、どちらも磐越西線です。

DSC09036
縦型

DSC09012
乗ってきた列車です。

DSC09034
編成写真風に

DSC09037
流石は観光地の駅ですねw

DSC09044
会津のキャラクター「あかべぇ」も鎮座するホーム

DSC09048
やはり会津といえば白虎隊なんですね。

DSC09050
SLの動輪のモニュメントもありました。

DSC09055
お城のような建物もありました。ちょっとだけ観光気分にw

DSC09057
周遊バスが来ました。乗りバスとしても観光としても乗ってみたいですね。

DSC09061
駅舎もお城風です。

DSC09071
構内に戻って次の列車を待ちます。
やってきたのは719系、しかも「あかべぇ」塗装でした。
初めて乗る車種だけに嬉しいものです。

DSC09076
後ろには通常塗装の719系もいました。
乗ってみた感想ですが、特に走行音がJR九州の811系っぽい感じがしましたね。

磐越西線を東へ進む

会津若松より気動車から電車に乗り換える形となり、福島県を横断するように進んでいきます。
福島県は会津地方、中通り、浜通りと3つの地域に分けられることが多いようですが、今回はその3つの地域を順々に訪れていくルートになります。
特に会津若松~郡山間は新幹線接続で関東と観光地会津を結ぶ役割もあり、快速列車も結構な本数が出ていて、磐越西線の中では特に賑やかな区間になります。

DSC09108
車窓は段々と雪景色になっていきました。


↑猪苗代湖畔駅の付近で車窓を撮ってみましたが、猪苗代湖は見えるものの遠くにチラッという感じで想像していたものとは違いましたw

列車は再び市街地に入ると東北本線・東北新幹線との交点となる郡山に到着です。

郡山駅

旅はこのまま磐越東線へと続きますが、乗り換え時間もあるので郡山駅で一旦途中下車です。

DSC09129
とりあえず駅名標を撮ります。
ちなみに、「北斗星」や新幹線で何度か通ったことはあるのですが、降り立つのは初です。

DSC09132
ここでも乗ってきた列車を撮影です。

DSC09160
駅名部分の色使いが明るい印象を与えます。

DSC09162
構内も吹き抜けで開放的な印象です。

DSC09191
インパクトがすごいw

DSC09184
こういうのを見つけるのも旅の楽しみの1つです。

DSC09172
構内は広い側線が広がっています。

DSC09189
入換機関車もいました。

DSC09146
駅前で少し撮りバスします。
福島交通のバスになります。

DSC09148
先ほどと塗装が異なりますが、こちらも福島交通のバスです。
というか、郡山駅に乗り入れる市内バスは全て福島交通なんですけどねw

DSC09209
そして、お次に乗るのは磐越東線のいわき行きです。

磐越東線で浜通りへ

郡山駅では東北本線の列車が遅延しているとのことで10分程度発車を遅らせて接続を待ってからの発車となりました。
磐越東線は全線非電化で優等列車の設定もなく、閑散区間では運行本数がかなり少ない区間もあるなど、ローカル色の強い路線ですが、磐越自動車道経由の高速バスがいわき~郡山~会津若松を結んでおり、いわき~郡山間自体に流動が少ないということではないようです。
まあ、そういうこともあり、磐越東線を全線乗り通す需要は少ないようで、沿線の各駅までの地域輸送がメインの路線になるようです。
実際乗ってみた感想としても、地元の方の利用がほとんどで都市間輸送という雰囲気ではなかったですね。

DSC09214
ここまで来ると雪景色ではなくなりました。同じ福島県内でも地域ごとに違った表情を持っているんですね。

いわき駅

651系「スーパーひたち」のさよなら乗車で訪れて以来のいわき駅です。

DSC09233
古びた駅名標がありました。

DSC09232
これまたインパクト大なパネルがw

DSC09234
415系の普通列車がいました。

DSC09236
行き先は久ノ浜

乗り継ぎ時間があまりなかったのでこれくらいしか撮っていません。

常磐線を上る

いわきから先は常磐線で上野を目指します。特急ならば2時間ちょっとの距離も4時間弱かかってしまいますw
まずは水戸行き普通です。E501系がやって来ました。
こちらも強風の影響で遅れていましたが、10分弱の遅れでした。
太平洋を見ながらの旅路となりますが、ロングシートなのであまり車窓を楽しむには向きませんね・・・
高萩・日立・勝田と進んでいき、1時間半程度で水戸に到着です。

DSC09252
E657系と415系の並び


↑E657系「フレッシュひたち」の発車シーンです。

DSC09260
水戸線直通の415系

こちらも発車シーンを動画撮影しようと思いまして、途中まで撮影したのですが、まさかの容量不足で途中で止まってしまいましたw
中途半端な動画になってしまったので公開は差し控えることとなってしまいました・・・
今までもバッテリー切れで途中までになってしまったパターンは経験がありますが、容量不足は初めてですね。
まあ、今回は特別動画が多かった旅でもありましたから、こんなもんですかね。
美佐島駅の待合室の動画なんてかなりの尺でしたし、それだけでもかなりSDカードの容量を圧迫していたことでしょう。

実は水戸線で小山に出てから帰路に就くルートと、常磐線でまっすぐ上野に出るルートかで悩んだんですが、上野東京ライン開業前の常磐線上り普通ということで乗り納めをしようかなということで上野経由を選びました。
まあ、上野東京ラインが開業しても、上野発着列車が全廃されるわけではないんですけどねw

平日夜の上りということでガラガラでゆったりと移動することが出来ました。
上野についたら宇都宮線に乗り換えて帰路につきました。ただし、今度はラッシュ時の下り列車なのでぎゅうぎゅう詰めになりますw
今思えば、水戸線経由ならばこの混雑を回避できたわけで、上野経由は失敗だったかなとちょっとだけ後悔したオチとなりましたw
というわけで、長かった3泊4日の旅も以上となります。最後までお付き合いありがとうございました。

ブログランキングに参加しています
鉄道コム にほんブログ村 鉄道ブログへ

つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
カテゴリー: 鉄道・バス活動関係 タグ: , , , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

2014年度乗り納め・撮り納めの旅(4日目/磐越西線・磐越東線) への2件のフィードバック

  1. とある鉄道好き のコメント:

    私も会津若松へ行ったことがありますが、そのときはフルーティアが走っていたので、
    会津若松でしばしミニ撮影会(笑)をしていました。

  2. つばめ501号(管理人) のコメント:

    コメントありがとうございます。
    フルーティアに遭遇されたそうですが、実は私はまだフルーティアに遭遇したことがありません。遭遇したら私もきっとミニ撮影会をすると思いますw
    また会津へ出掛ける機会があれば乗りたいですね~

コメントを残す

このサイトは reCAPTCHA で保護されており、Google の プライバシーポリシー利用規約が適用されます。