南小谷行き「あずさ」さよなら乗車

今回は2025年3月ダイヤ改正をもって南小谷駅への乗り入れが廃止され、白馬駅までの運転となる特急「あずさ」に乗車してきました。
ちょうど発売されたJR東日本の格安企画乗車券「キュンパス」を利用できたことから、乗りに行くことにしました。
実はE257系の時代にも南小谷行きの「あずさ」に乗ったことがあったんですが、E353系になってからは乗っていなかったので改めて乗りに行くことにしたのでした。
正直E257系時代とはいえ、乗ったことはあったので、別に乗りに行かなくてもいいかなとも思っていたんですが、「キュンパス」が発売され、お得に活動できることが後押しとなり、活動を決めました。
活動内容としては「あずさ」で新宿~南小谷間を往復するだけなので、行程の説明も省略して、いきなり本編スタートです!

「あずさ5号」で南小谷へ

いよいよ活動が始まります。
前回乗車したときは「あずさ3号」が南小谷行きとして運行されており、千葉発南小谷行きという運行でして、始発駅から乗るために始発電車で千葉駅へ向かった思い出がありますが、その後のダイヤ改正で、「あずさ3号」は松本止まりとなり、代替で新宿始発の「あずさ5号」が南小谷行きとなりましたので、今回は普通に新宿駅から乗車です。


新宿駅に到着しました。
「キュンパス」を使用するということで当たり前ですが平日でしたので、ラッシュの慌ただしさがあり、撮影は最小限としました。
これは発車標ですが、2025年3月ダイヤ改正より新宿駅で南小谷という行先が見られるのもあと僅かということで、写真を撮っている人もちらほらいました。


↑動画でも撮りました。


それではホームへ向かいます。
ここから出る特急列車で行ける場所をイメージしたイラストが描かれていて、早速旅気分を高めてくれます。
ところで、南小谷もありますが、乗り入れ廃止後は撤去or差し替えになるんですかね?
それとも、乗り継げば行けないこともないからそのまま?w


ホームへ向かうと既に入線していました。
もっとも、南小谷行きではなくなるだけで、「あずさ」は今後も嫌と言うほど見られる列車ですから、撮影はこれくらいにしておきましょう。


列車ごとの停車駅案内がありました。
「あずさ」は列車ごとに停車駅にばらつきがありますから、これは大事ですね。
かつては速達便は「スーパーあずさ」、停車便は「あずさ」と区別されていましたが、今は全部ひっくるめて「あずさ」になってしまっていますしね。


南小谷までの大糸線区間もありました。
これは確実に修正されるでしょうから貴重な記録ですね。


「あずさ5号」のうち付属編成は松本で切り離しなので、行先表示は松本となっています。


南小谷行きの幕ももちろん押さえたら乗車します。


↑動画でも撮ります。


そして車内ですが、注目してほしいのは荷棚です。
大型スーツケースやスキー板、スノーボードなどで満杯状態になっています。
この日は平日ですから観光客は少ないかと思いきや、インバウンドは平日も休日も無関係なんですね。
乗り込むときは荷物の収納に時間がかかってなかなか列が進まず、座席に辿り着く前に動き出してしまうのではないかと焦りました。
何故かって、それは車窓を撮りたいからですね。


↑無事に撮れましたので車窓をどうぞ!

そして、発車時刻となりまして、8時ちょうど、「あずさ5号」は新宿駅を出発していきます。
ところで、「8時ちょうどのあずさ」といえば、狩人の名曲「あずさ2号」を連想する人も少なくないことでしょうが、現在新宿駅を8時ちょうどに出るのは「あずさ5号」となっています。
「あずさ2号」の発表は1977年であり、当時はまだJRではなくて国鉄でした。
また、特急の号数に関するルールも今とは違っており、現在は上り列車は偶数、下り列車は奇数を使用することになっており、新宿から松本方面へ向かう列車は奇数を使うことになります。
しかし、昔は列車の方向に関係なく、順番に1・2・3~と着けていくルールになっており、つまりは同じ号数でも上下方向2本の列車が存在したわけです。
その後の「あずさ2号」は上り列車の名称として存在していて、途中駅の大月駅を8時ちょうどに出るダイヤになったことで話題になることもあったものの、2020年3月ダイヤ改正では「かいじ」と「あずさ」で号数を通しにすることとなり、2号は「かいじ2号」に割り当てられることになったため、2025年現在「あずさ2号」は存在しなくなっています。

といった余談はこれくらいで本筋に戻ります。
アナウンスによると満席とのことで、インバウンド需要の大きさも伺えました。
平日だから空いているだろうという予想は全くもって外れてしまいましたね。

最初はノロノロ運転なのは中央線特急あるあるですが、立川、八王子と過ぎて行くといよいよ本領発揮です。
高速走行で山岳を駆け抜けるのは中央線の醍醐味ですよね。
この時点では中央快速線での先行列車の遅延を受けて数分の遅れが出ていましたが、数分なら全然許容範囲ですね。


圏央道と交差しました。
新しい高速道路だけに高架橋もまだまだピカピカですね。


国道10号と共に峠を越えていきます。


笹子峠を越えて甲府盆地が見えてきました。
そして、八王子から1時間ぶりの停車駅となる甲府駅です。
ここで降りる人もいくらかいましたが、多くはスノースポーツ目当ての観光客のようですから、引き続き乗車しているようです。


山梨県から長野県へと走ります。
背景には山々が続きます。


ですが、意外と雪はないですね。
この日は大雪が予想されていて、予定通りの旅行ができるか不安だったので、この時点で雪がないことは今後の行程を考えると大きなプラスでした。


諏訪湖が見えました!
中央東線での車窓のハイライトですね。


中央線の東西が出会う駅の塩尻に到着です。
ホーム上に本物のブドウの木があることで有名ですね。

ここからは篠ノ井線ですが、10分程度で到着してしまいます。
「まつもと~、まつもと~、終着、松本です」という通称「松本おばさん」のアナウンスを聞きつつ到着です。
ほとんどの「あずさ」はここが終点ですが、「あずさ5号」はこのまま大糸線に入って南小谷まで行きますからね。
車内の乗客もさすがに2~3割は減っていますが、それでもまだまだ混んでいました。

そんな松本駅を出るといよいよ大糸線です。
過去に何度か乗っている路線ながら、E353系では初めてでしたから、また新鮮な心持ちで乗っていたのですが、突如として「急停車します!ご注意下さい!」というアナウンスとともに非常ブレーキがかかり、列車は急停車してしまいました。
まさか撮り鉄が線路に立ちって・・・なんて悪い想像をしてしまいますが、「あずさ」乗り入れがなくなるのは白馬以北であって、この区間は今後も「あずさ」が乗り入れるわけですから撮り鉄が密集するような状況は想像しにくいよなぁ・・・なんて考えていると車掌さんによるアナウンスが始まり「急停車を知らせる信号を受信したため・・・」と状況説明が始まりました。
ようするに防護無線ということですが、数分後に大糸線とは関係ない防護無線であったことが判明し、安全確認が済み次第発車するという案内があり、結局10分ほど遅れての運転再開でした。

ところで、もう1つの懸案事項として、JR東日本の運行情報によると、この日の大糸線は白馬~南小谷間は大雪のため11時頃まで運転見合わせという発表が出ていたんですよね。
「あずさ5号」が白馬を出るのは11時43分であり、発表どおりならばその頃には大糸線の白馬以北は運転再開していて、問題なく「あずさ5号」も終点の南小谷駅まで運行されるはずなんですが、アナウンスではその点については一切案内がなかったので本当に南小谷駅まで走るのか不安で仕方がありませんでした。
これで白馬で打ち切りなんてことになったら、なんのために乗りに来たのか分かったもんじゃありませんからねw


思わぬハプニングもあったものの気を取り直して旅を続けます。
引き続き山をバックにした車窓風景が続きます。

大糸線内では豊科・穂高・信濃大町と停まっていきますが、ここでの降りる人はほとんどいませんでした。


更に進むと徐々に地面にも雪化粧が・・・
見ている分には綺麗ですが、どうにか終点の南小谷駅まで走ってくれと祈るばかりでした。

そして、信濃大町駅に到着です。
大糸線沿線では大きな街だと思いますし、アルペンルートの玄関口でもある駅ですが、アルペンルートは冬期運休中ですし、ここで降りる人も少数でした。

と、ここでまた運転見合わせ・・・
アナウンスによるとこの先の運行について打ち合わせ中のため、しばらく停車するとのこと。
これは白馬打ち切りフラグか・・・!?
とドギマギしながら待っていました。
JR東日本アプリの列車位置情報によると先行の南小谷行き普通列車は区間運休と言った表示にはなっていないことを根拠に南小谷駅まで走ってくれることを期待して待つこと15分ほど、ようやく打ち合わせが終わったようで運転再開とのこと。
白馬で打ち切るといった案内もなかったので、このまま南小谷まで行ってくれるようです。
そうして白馬に到着すると、車内の乗客の大多数が降りていき、車内は一気に閑散となりました。
やはり南小谷までの利用者は非常に少ない様子が伺え、白馬までの短縮も実情を反映したものだということが分かりました。
北陸新幹線開業前ならば南小谷乗り換えで糸魚川へ抜けるといった活用法もあったでしょうが、今は首都圏から糸魚川へは北陸新幹線一択でしょうしね。


木崎湖が見えました。
諏訪湖といい、南小谷行きの「あずさ」では湖を見られる機会が多いですね。


白馬村に入ったあたりから一気に雪深くなりました。


姫川と並走します。


完全に雪国の景色になったところでもうすぐ終点の南小谷です。


E353系では見納めとなる南小谷の表示


↑案内表示を動画で撮りました。


最後に姫川を見つつ南小谷駅に到着します。


到着したらもちろん撮影タイムです。
やはり私同様にさよなら乗車という人も多かったのか、撮影している人はちらほらいました。
正直、南小谷まで乗り通した人はほとんどが鉄道ファンだったのではないでしょうか?w


もう少し引きで
これだけ真っ白な世界にE353系が停まっているのも珍しいですしね。


横からももう1枚
といったところで往路はこれにて終わりです。
このあとは一旦白馬駅まで引き返して昼食後、また南小谷へ戻ってきて折返しの「あずさ」を待つ予定だったのですが、結局30分近く遅延してしまい、乗り継ぐはずだった白馬方面への列車には乗り継げないと判断し、白馬へ行くのは断念して、そのまま当駅で折返しを待つことにしました。
元々3時間ほどあった折返し時間は遅延の影響で2時間半程度になりましたが、それでもただ駅でぼーっとしているには退屈な長さです・・・

南小谷駅にて

というわけでここからは南小谷駅にて折返しの「あずさ」を待つパートです。
本筋とはあまり関係ないですが、意外なネタもあったのでどうぞお付き合い下さい。


とりあえず駅名標です。
ここで盛んにアナウンスがありました。
それは「救済バスをご利用の方は~」という内容です。
このとき、大糸線の白馬~糸魚川間では増便バスと称して、列車がない時間帯に並行してバスを走らせて、利用可能な本数を増やすという試みがあっていたので、それのことかとも思ったのですが、確か次の増便バスまではだいぶ時間があるはず・・・
なのに「お急ぎ下さい」なんて言っているのです。

よくよく聞いてみると、どうやら大糸線の南小谷~糸魚川間は大雪のため終日運休となっており、これの救済バスということのようです。
JR西日本の公式サイトによると代行輸送はないとのことですが、実際には用意されていたようです。
もっとも、糸魚川へ行っても折返しの「あずさ」までに戻ってこられるか怪しいですし、そもそも「キュンパス」ではJR西日本区間は乗れず、この救済バスも「キュンパス」では乗れないでしょうから、これは見送りです。


長野支社名物の写真付きオブジェ


改札口です。
昔ながらのラッチですね。


駅舎内には183系とE353系のイラストが飾られていました。
もうすぐE353系が当駅に来なくなると思うとちょっと虚しい気持ちにもなりますが、小谷村にとっては東京都心まで直通の列車があることは誇りのように思ってもいたんでしょうね。


例の増便バスについてのポスター


駅前には路線バスのバス停がありますが、雪に埋もれてしまっていました。


こちらは増便バスのバス停です。


時刻表です。
1日4往復が設定され、列車と組み合わせると1日10往復が利用できることになります。

ところで、ローカル線の活性化策として、バスを利用した増便実験というのは過去にも例があって、私が乗車したことがある中では三江線の例があるんですが、結局その活性化策は実を結ぶことなく三江線は廃線になってしまいました・・・
大糸線の南小谷~糸魚川間もJR西日本が廃止を視野に入れて検討する路線の1つとして挙げられており、この区間も同じ末路を辿ることがないことを祈っています。
三江線の一件を考えると、増便実験と題した代替バスの試験運行ではないかという穿った味方もしてしまいますしね・・・


そして、例の「救済バス」というのはこれのようです。
どうやら糸魚川バスのようですね。
方向幕は増便バスのものを流用しているようであり、元々増便バスとしても糸魚川バスが走っているようです。


↑発車は動画で

さて、ここからですが、問題は昼食なんですよね。
白馬へ行けなかった以上、南小谷駅付近で食べるしかないのですが、調べてみると飲食店自体はあるにはあるものの、定休日だったり実質的には飲み屋的な営業で、食事メニューがないなどの理由で断念し、結局駅から2kmほど歩いたところにあるコンビニに行って、そこで弁当を買うことに・・・
2kmを徒歩というのは普段でもちょっとつらい距離ですし、その上でこの雪道ですから気は重いですが、昼飯抜きよりはマシだと言い聞かせて国道へ出て歩き始めました。


まずは姫川を渡る橋を渡ります。
ちゃんと歩道もあるのは嬉しいですが、車道ほどはしっかり除雪されていないようで、歩きやすいとは言いかねる状態ですね・・・


橋の銘板です。
さっきから何度も名前が出ている姫川ですが、海へ流れ出る場所の地名は糸魚川ですから、川の名前も糸魚川だと思われがちな川ですw
そもそも糸魚川という名前の川は存在しないようです。


国道の脇には立派なトンネルが作られていました。
地域高規格道路として「松本糸魚川道路」なるものが計画されているようですから、そのトンネルですかね。
それにしても、存廃問題に揺れるローカル鉄道の近くにこのような高規格道路が作られるという光景はよく見ることが出来ますが、毎度のように思うのは道路に使う予算のほんの数%でも鉄道に使ってくれれば、赤字ローカル線のいくらかは存続できると思うんですよね。


姫川越しに見た南小谷駅です。
こうしてE353系が見られるのもあと僅かですね。


それでは国道歩きを始めます。
車道は綺麗に除雪されていますが、歩道はそうでもないのは橋の上と同じですね。
でも、踏み跡はあるので、こんな状況でも私以外にも歩いている人はいるようです。
というか、地元の方にとっては冬期の大部分はこういう状況ですから、雪が積もっているから外出しないなんて言っていたら生活が出来ないんでしょう。


そこへ増便バスがやってきました。
これは白馬行きであり、これを待って白馬へ向かうことも考えたのですが、「あずさ」までに南小谷に戻ると考えると白馬駅に滞在できるのが15分程度になり、とても食事をする時間はないということで諦めました。


後ろからもう1枚


そこへ除雪車もやってきました。
かなり頻繁に見かけたので、除雪体制は万全なようです。
一方の大糸線は運休になってしまっているのがなんだかなぁという気がしますけど・・・
昔は鉄道の方が雪に強くて、冬期の交通のために鉄道を存続させるなんて話もあったんですが、今ではかえって道路の方が雪に強くなってしまっていますね。


一応後ろからも


ふと大糸線の線路の方を見ると除雪車が走っていました。
鉄道の除雪車が実際に走っているシーンってなかなか見ることが出来ないので貴重なものを見られました。
惜しむらくは咄嗟のことで動画を撮れなかったことですね。


↑でも、道路の方の除雪車は動画で撮れました。


バス停がありましたが、めちゃくちゃ小さな東屋みたいになっていました。
壁がないので風は防げませんが、これでもないよりはいいんでしょうね。
あと、時計があるのが意外でした。
最近は鉄道駅でも時計を撤去する動きがあるのに、バス停であるなんて、バスターミナルでもなければかなり珍しいと思います。


完全に雪に埋もれたバス停w

そうして無事にコンビニにたどり着いたんですが、雪道を2kmも歩いてたどり着くと、コンビニが見えた瞬間の感動はすごかったですね。
都会では見かけてもなんとも思わないのに、場所が違えばこんなにありがたいものだとか・・・
無事に弁当を買い込み昼食を確保したところで、駅へ戻るんですが、またあの雪道歩きを2kmかぁ・・・なんて思っていると、ふとここで気が付きました。
それは「バス停があるんだから南小谷駅へ向かうバスもあるんじゃね?」ということで早速調べてみると近くのバス停から10分後に南小谷行きのバスが来ることが分かり、早速そのバス停へ向かうことに!


先程以上に雪に埋もれていて、かなり近づくまでバス停の存在に気付けませんでしたが、ここがバス停のようです。


バス停は名前がかろうじて読み取れるだけで、時刻表や行先といった情報は全て雪の中w
今はスマホがあるのでネットで調べれば済みますが、それがない時代は手で雪を払い除けて時刻表を確認したんでしょうか。
ちなみに、このバス停は「くだりせ」と読むらしいですが、難読ですね。


そしてバスがやってきました。
雪道を走るバスというのもまたかっこいいですね。
また、車種も今では珍しいキュービックというのもポイント高いです。

ちなみに、小谷村の村営バスではありますが、運行はアルピコ交通が担当しているようです。
乗り込むと乗客は私だけであり、先程30分近くかけて歩いた道のりを5分程度で過ぎてしまい、文明の利器のありがたみを実感しました。


駅に到着!
よく見ると後輪にチェーンを巻いていますね。


しばらくして増便バスもやってきました。
予定通りだったらこのバスに乗って戻ってくるはずでした。


車体にも増便バスのステッカーが貼られていました。


経由地もステッカーで対応でした。


↑そして発車は動画でどうぞ

それでは南小谷駅はこれくらいで、あとは「あずさ」で帰路に就きます。

「あずさ46号」で帰る

ここからは帰路編です。


構内に入ったら早速撮影です。
まあ、往路と全く同じ状態なんですけどねw


行先表示です。
まあ、新宿行きでは全くレアではありませんがw


↑停車駅のスクロール表示があるので動画でも撮りました。


向かいのホームからも撮ったら乗車です。
やっぱり南小谷から乗る人は少ないようで、この時点では車内はかなり空いていました。


↑そして今度も車窓を撮りました。
ただし、新宿まで撮っても途中で日没になるので、きりが良いところで松本までにしました。
※3月2日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。

今度も白馬でどっさり乗ってきて一気に混み合う傾向は同じでしたね。
あとは基本的に往路の逆ということだけで、特筆すべき違いはなかったのですが、往路と違って一切の遅延なく終点の新宿まで行ってくれました。
正直、松本を過ぎるとただの「あずさ」ですしねw

そして、新宿で降り立ったのですが、私は撮影もせずに乗り換えて・・・


新幹線に飛び乗ってしまいましたw
実は今から上越新幹線の新潟行きに乗ると、ギリギリ東京に戻ってこられるので、せっかくJR東日本全線が乗り放題の「キュンパス」を活かして上越新幹線を1往復することにしたのでした。
最初は特急「湘南」とか「おうめ」とかに乗ろうかとも思ったんですが、これらは全車指定席であり、「キュンパス」では指定席の利用回数に制限(1日用は2回、2日用は4回)であり、今回は1日用を使っているので2回しか指定席を利用できず、既に「あずさ」往復で使い果たしているので、これ以上指定席を利用するならば特急券を別に買わないといけないのです。
それが、上越新幹線ならば自由席があり、「キュンパス」単独で利用できるので、より遠い新潟へ行く方が安くなってしまうという逆転現象が起きているのですw

それにしても、近年は全車指定席化が進んでおり、こういう特急や新幹線も乗れるタイプのフリーきっぷでも弊害が出ていますよね。
せめて、座席を確保しない(座席未指定券状態)で乗車するならば指定席利用回数にカウントしないといった運用をしてほしいなとは思いますが、「キュンパス」が破格過ぎるので、それぐらいのデメリットは受け入れてしまうというw


乗り換えがギリギリすぎて夕飯を食べられなかったので車内で駅弁です。
あまり特別感はないですが、定番といえば定番の「とりめし」をチョイスしました。


中身はこんな感じ
リーズナブルでありながら安定した美味しさですね。


そして新潟に到着!
4分後に折返しなので少しでも遅延したら折返しが出来ず、しかもこれが東京行きの最終だったのでちょっとヒヤヒヤしましたが時間通り到着してくれて事なきを得ました。
これで東京行き最終を逃して新潟に1泊する羽目になったら、せっかく「キュンパス」でただで乗れると思ったら余計な出費をする羽目になりますしねw


先頭まで行って撮影する暇はなかったので側面だけ撮って乗車です。


この「とき346号」が新潟駅から出る東京行きの最終であり、この次は越後湯沢までしか行ってくれません。


駅から出ることもなかったので車窓から新潟の町を一瞥したら帰路に就きます。
E7系に統一されてからは上越新幹線に乗る機会が少なく、今回往復ともE7系に乗ったことで、私の中での上越新幹線のイメージがアップデートされましたw
私の中では未だにE2系が走っているイメージがありましたからねw

といったところで記事はこれくらいで〆たいと思います。
あれ?後半は「あずさ」より上越新幹線の扱いの方が大きかったような?w
まあ、前半ではしっかり「あずさ」を取り上げたのでよしとしましょう。

それでは!

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つばめ501号(管理人) について

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