18きっぷを使った帰省の2日目です。
なお、1日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
2日目となる今日は昨晩宿泊した名古屋からスタートし、まずは中央西線で高蔵寺へ向かいます。
高蔵寺からは名古屋ガイドウェイバス「ゆとりーとライン」に乗車し大曽根まで移動したら、あとはひたすら松山まで移動します。
岡山~松山間は特急課金だったり、姫路~岡山間は赤穂線経由だったりするものの、基本的には移動ばっかりの1日ですね。
ネタとしては「ゆとりーとライン」くらいなので、初日ほどではないにせよボリュームはそれほど膨らまないかもしれません。
ゆとりーとライン
まずは「ゆとりーとライン」です。
実は以前にも乗っていて記事にもしているのですが、今回改めて乗車しに来たのはある理由があります。
それは現行のガイドウェイバスを自動運転バスに転換する計画があるからです。
現行のガイドウェイバスは路面に併設したガイドレールによって自動的にハンドルが切られ、軌道に沿って進むという仕組みですが、車両の更新をしようにもガイドウェイバス用の部品が既に製造されておらず、メーカー側にも当時の技術者がいないためガイドウェイバスを新規に製造することは出来ないんだとか。
しかし、「ゆとりーとライン」自体は混雑が問題になるほど利用されており、廃止というわけにもいかず、その解決策として自動運転バスによる置き換えが検討されているわけです。
ガイドウェイバスの軌道は狭く、人間による運転ではスムーズな運行が難しいですが、自動運転技術を使えば現行の軌道のまま運行を続けることが出来るということですね。
既に実証運行は行われているようで、2026年度を目処に自動運転バスへ転換するという発表もあったのですが、今のところはそれ以上の情報は出ていません。
しかし、ガイドウェイバスの老朽化と新規製造不可能という事情を考えれば遅かれ早かれ置き換えは実行されるだろうということで、「ガイドウェイバス」であるうちにもう1度乗っておこうと思ったわけですね。
マニアックな話をすると「ガイドウェイバス」は法律上は鉄道として扱われますが、自動運転バスとなると、バス専用道路を走る路線バスとして扱われることとなるものと思われます。
なので鉄道としては廃止ということにもなりますし、もう1つの観点として前面展望が不可能になる可能性が高いということがあります。
というのは、現在ガイドウェイバスとして活躍している車両はいずれも「ゆとりーとライン」開業に合わせて登場した車両であり、行ってしまえば一昔前の世代のバスでありいわゆるマニア席があるのですが、現行車種の多くはマニア席がなく、自動運転バスもマニア席のない現行車種をベースにすると考えると自動運転化された「ゆとりーとライン」では前面展望が楽しめなくなる可能性が高いと言えるわけです。
なので、今回の活動では前面展望の撮影も狙いたいと思います。

それでは本編スタートです。
名古屋に泊まったといいましたが、実はホテルの最寄りは金山駅でした。
名古屋駅周辺よりお手頃だったんですよねw
写真は駅へ向かう道すがらでの景色ですが、道路が広いのは名古屋らしい光景ですね。

というわけで金山駅にやってきました。
都市部の駅だけにモダンなデザインになっています。

入口には「金山総合駅」と書いてあります。
これには当駅の歴史が関わっており、元々東海道本線と中央本線の分岐地点ではあったものの、当時の国鉄には駅はなく、名鉄のみが駅を設置する状態が続きましたが、戦後になり国鉄と地下鉄にも金山駅を設置し、名鉄の駅を移転することで国鉄・名鉄・地下鉄が乗り入れる金山総合駅とする構想が浮上しました。
まずは中央本線に、続いて地下鉄に金山駅が設置されますが、名鉄の移転は遅れ、更に東海道本線の駅については進展しないまま国鉄分割民営化を迎えました。
平成に入ってようやく東海道本線にも金山駅が設置され、名鉄の駅も移転してきたことで総合駅計画は完成したのです。
今では名古屋駅に次ぐサブターミナルといってもいい主要駅ですが、最初は名鉄の駅だけだったとは、隔世の感があります。

コンコースです。
完成したのは平成ということでやっぱりモダンなデザインです。

駅名標です。
かつて同名の駅が北海道にあり、しかも国鉄駅としてはそちらのほうが古いにも関わらず、当駅は尾張金山駅などと名乗らず、そのまま金山駅となったため、駅名の重複が発生しました。

金山駅は東海道本線と中央本線に挟まれるように名鉄の線路がある構造であり、駅構内は線路だらけです。
↑発車は動画でどうぞ
それではここから中央本線に乗って高蔵寺を目指します。

こちらが「ゆとりーとライン」のバス停です。
一般の市バスも乗り入れていますが、バス停は区別されているようです。
なお、「ゆとりーとライン」のうち小幡緑地までは一般道を走るため、扱い上も路線バスです。

そしてバスがやってきましたが、このバスは到着後、回送として引き上げていきました。
しかし、その後にやってきたバスは写真を撮りそこねましたw

側面には名古屋市交通局と名古屋ガイドウェイバスの双方の社名が書かれていますが、どうやら所有権は名古屋ガイドウェイバスが持ち、運行や管理は名古屋市交通局に委託という扱いになっているようです。

そして、ガイドウェイバスのシンボルとも言える案内輪です。
どうやらこの部品の製造が終了してしまっていることがガイドウェイバスとしての運行を終了せざるを得ない理由のようですね。

そしてバスは引き上げていきました。
このあと、別のバスが来て大曽根行きとなりましたが、そちらは撮影しそこねたのでこのまま乗車編に進みますw
↑無事にマニア席を確保できましたので前面展望をどうぞ!
※2月14日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。

キャプチャも貼っていきます。
まずは庄内川を渡っていきます。

あとはひたすら大通りの一本道で小幡緑地まで行きます。
ロードサイド店が立ち並ぶよくある郊外の風景という感じですが、このあたりでも小まめに乗り降りがありました。

下志段味交差点です。
実はゆとりーとラインの多くは志段味地区にある志段味交通広場を起終点としており、高蔵寺まで乗り入れる便は少数派です。

専用の道路なので一般車は進入禁止です。
ところで、高架区間の運営は名古屋ガイドウェイバス株式会社が行っていますが、自動運転バス化された場合は社名を変更するのか、それとも地上区間を運行し、高架区間の運行も受諾する名古屋市交通局が一体的に運営する形に変更されるのか気になりますね。
いずれにせよ名古屋ガイドウェイバスという名称は消滅する公算が大きいでしょう。

コインパーキングのようなゲートの手前で一旦停止していよいよバスモードからガイドウェイバスモードへ切り替えます。
といっても車内から見えるのは運転席のレバーを操作する様子だけで、案内輪が出てきても音がしたり揺れたりもしないので、車内視点だとかなり地味ですねw
以前に乗った四国のDMVなんかは景気の良い音楽まで流してモードチェンジを盛り上げていましたが、ゆとりーとラインでは日常に溶け込んでいるのかモードチェンジを珍しがる様子もありませんでした。

モードチェンジを終えるといよいよ高架区間のガイドウェイバスとしての走行が始まります。
手を触れずにハンドルが回る様子は開業当時こそ珍しかったんでしょうが、自動運転技術が進展しつつある昨今ではそこまででもないですかねw

小幡緑地駅に到着です。
ここだけ見ると新交通システムの駅っぽさもありますが、法的には鉄道なので鉄道駅に寄せたデザインにしている部分もありそうですね。

先程から法的には鉄道だと繰り返してきましたが、その証とも言える標識が写っています。
「35」と書かれたものがそれで、35km/h以下で通過せよという意味です。
運転士さんも「制限35!」などと喚呼をしていて、鉄道らしさを感じさせてくれました。

またしても対向のバスとすれ違いです。
ラッシュアワーには高架区間のみを走行する区間便も設定されていますが、最短で2分間隔で運行されているというのだから驚きです。
どうしてもベースが路線バスなので輸送力が小さい分、本数で補う方針となっているわけですが、自動運転化の暁には追従運転機能を利用した続行運転の実施も検討されているんだとか。

左手に見えるのはバンテリンドームで、中日ドラゴンズの本拠地なんだとか。
最寄り駅はナゴヤドーム前矢田駅で、ゆとりーとラインの他、地下鉄名城線も利用できます。

そして、終点の大曽根に到着です。
駅の先は転回用の広場になっており、一旦ガイドレールから外れて自由走行をしてから転回して折り返します。
↑引き上げは動画で

改札口です。
ゆとりーとラインは基本的には一般の路線バスと同じく車内で運賃収受を行いますが、終点となる大曽根駅については降車時の混雑を緩和するために駅側に改札を設けています。
このあたりも鉄道っぽいですね。
といっても改札機というよりは路線バスの料金機が置いてあるんですけどねw

最後の駅の全景を撮ってゆとりーとライン編は終了です。
本当は往復乗ろうかとも思ったのですが、何しろ今日中に18きっぷで松山まで行かないといけないわけですから、そんな悠長なことは言っていられませんw

駅名標くらいは撮っておきましょう。
それにしてもローマ字表記だと「オゾーン」と読みたくなりますw
松山へ大移動
活動としてのネタは以上となり、あとはひたすら移動です。
18きっぷなので移動時間が長いのはもはや宿命ですねw
↑金山駅に戻ってきて貨物列車の通過に遭遇しました。
列車は名古屋行きだったので名古屋で乗り換えても良かったのですが、金山駅のコインロッカーに荷物を預けていたのと、金山駅で乗り換えた方が次の大垣行きで座れる可能性が高いと判断してのことでした。
それではここからはひたすら乗り継いで移動となります。
ある意味18きっぷ旅らしい展開ですね。
まずは大垣行き快速に乗って大垣へ、更に乗り継いで米原へ、そこからは新快速で一気に姫路へと進みますが、タイトな乗り換えが連続していたのと着席優先ということで写真はありません。
ですが、新快速では窓際に座れたので・・・
↑車窓をどうぞ!
新快速の爆走をお楽しみ下さい。

新幹線と並走しながら加速していきます。
さすがの新快速も新幹線にはかないませんねw

野洲駅の手前ではバスが見えました。
これはJR西日本とソフトバンクが実施している自動運転バスの実証実験で、専用コースを用意するほど力を入れているようです。

野洲の車両基地が見えたら野洲駅です。
ここから先は本数が一気に増えますが、利用者も同様に増えていき車内は混み合っていきました。

瀬田川を渡ります。
奥に見える特徴的なアーチ橋は水道橋のようです。

そして京都駅です。
牛カツに後ろ髪を引かれつつ、旅を進めていきますw

京都鉄道博物館が見えました。

サントリーの山崎蒸溜所です。
鉄道写真の名所もこのあたりで「サントリーカーブ」の通称で知られますね。

その先でも高架道路と交差しますが、これは高速道路ではなくて府道のようです。

この巨大板チョコは明治製菓の工場なんだそうで、通称「ビッグミルチ」と呼ばれているんだとか。
この付近の車窓ではインパクトのある景色なので印象に残っている方も多いことでしょう。

再び淀川を渡ります。
このように東海道本線は大阪駅に立ち寄るために2度淀川を渡ることになりますが、それでも梅田に駅を作らない選択肢はなかったのでしょう。

明石海峡大橋と交差です。
この付近に高速バスのバス停があり、鉄道と乗り継いで淡路島や徳島へ向かうことも可能です。

あの大きな時計台は明石市立天文科学館です。
明石市には日本の標準時子午線が通っていることを記念して建設されたようです。

加古川駅に到着です。
ここが最後の途中停車駅であり、次がいよいよ終点の姫路です。

引き上げ線には115系もいました。
この姿ももうすぐ見納めですね。

ここで少し遅めのお昼ご飯です。
姫路ということで「えきそば」を頂きました。

更に乗り継いで播州赤穂駅にやってきました。
相生駅にて山陽本線経由の列車に乗り換えたほうが早いですが、赤穂線の車窓は撮れていなかったので赤穂線経由を選びました。

駅名標です。
赤穂線の名前の由来であり、駅名は所在地の赤穂市にちなみますが、開業時には現在の駒ヶ根駅が赤穂駅を名乗っていたため、旧国名を冠しました。
しかし、所在地の旧国名は播磨であり、播州というのは俗な言い方と言えます。
国鉄ではこうした「◯州」という表現を避ける傾向があり、私鉄線を買収した際に「◯州」と着く駅があった場合は、わざわざ改名してまで「◯州」を避けるほど徹底していたのですが、当駅については国鉄唯一の「◯州」を冠した駅名となっています。
理由は分かりませんが、赤穂線開通の前日までは赤穂鉄道という私鉄が付近に播州赤穂駅を設置していたので、それとの連続性をもたせる意味で踏襲した可能性はありそうですね。

外へ出てきました。
三角屋根が特徴的な駅舎ですが、やたらとアース製薬がプッシュされているのが気になりました。
調べてみるとアース製薬は最初の工場を赤穂に設置しており、本社をおいていた時期もあるんだとか。
その工場は今でも赤穂にあり、アース製薬と赤穂市の縁は深いようです。

あと、赤穂と言えば忠臣蔵で有名な赤穂浪士ということで、もちろんそちらもプッシュされていました。
↑それでは今度は岡山行きに乗り継いで近畿地方脱出です。
車種は227系でしたが、赤穂線で乗るのは初めてでしたので、これはこれでよし!
↑車窓も忘れずに撮りました。
海が見える区間もありますよ!
※2月21日公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。

不意に側線のようなものが見えましたが、これは西浜駅と言って、貨物駅なんだとか。
貨物列車の定期運行はありませんが、隣接する三菱電機の工場から出荷される変圧器を輸送する列車が不定期に運行されているんだとか。

焼きそばで有名な日生(ひなせ)です。
かつては小豆島への航路があったようですが、休止中とのことです。

伊部駅には観光列車「La Malle de Bois」の横断幕がありました。
そういえば赤穂線にも乗り入れるんでしたね。

長船駅ですが、刀剣の里なんですね。
これは知りませんでした。

西大寺駅ですが、北前船寄港地として日本遺産になっているんだとか。
こうしてみると赤穂線もなかなか見どころが多いですね。
そして、東岡山駅からは山陽本線に合流しますが、このあたりから混雑が本格化してきました。
ちょうど学生さんの帰宅時間でもありましたし、地方線区は主要駅周辺で混雑しても郊外区間での輸送量に最適化した輸送体系としているので、こういうことになるんですよね。

岡山に到着です。
最後は特急課金なので、快適に松山へのラストスパートをかけることが出来ます。

ここで少し早いですが晩御飯!
岡山名物のデミカツ丼を頂きました。
こうして土地土地の名物を食べながら旅ができるのは18きっぷの醍醐味ですよね。

それではここからは「しおかぜ」で一気に松山ですが、待っていたのはアンパンマン列車でしたw

これを観光列車とかではなくて一般の特急列車でやってしまうんだからJR四国は面白いですw
ところで、実を言うとこの時間ならばまだ松山まで普通列車だけで到達可能でしたが、それではなぜあえて特急課金したのかというと、それは4日目の行程に関係します。
4日目では松山から岡山まで「しおかぜ」を利用しますが、これはまだ乗っていなかった8600系に乗るためであり、最初から乗車するつもりでした。
2日目については普通列車だけで松山まで頑張るつもりだったのですが、調べてみると「松山観光きっぷ」という企画乗車券があることが分かり、これは岡山~松山間の特急往復とフリーエリア内の乗り放題がセットという内容であり、それでいて片道の正規料金に2000円ほど追加するだけで買えるというお得っぷりだったので、実質2000円追加で往路も特急に乗れるならばそうしようとなったのでしたw
アンパンマンのマーチと共に岡山駅を出発し、真っ暗闇の瀬戸大橋を渡ったらあっさりと四国上陸です。
特急の快適な座席にてここまでの疲れを癒やしつつ松山まで乗車しました。
https://youtu.be/2ohyff3SuM0
↑接続する「宇和海」の発車を見届けたら撤収です。

あと、高架化された松山駅は初訪問ではありましたが、4日目の行程でゆっくりと見る時間があるので、この日はこれだけ撮ってホテルへ向かいました。
なにせ明日は朝早いので速やかにホテルへチェックインして休みました。
と言ったところで2日目は以上となります。
3日目以降は別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。
つづく
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