4泊5日で実施した帰省の4日目です。
なお、1日目・2日目・3日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
4日目となる今日は昨晩宿泊した宇和島からスタートし、キハ185系による普通列車で松山へ移動後、伊予鉄道の路面電車で道後温泉へ向かったら、「坊っちゃん列車」で古町へ、松山駅周辺で「坊っちゃん列車」を撮ったら、高架化されたばかりの松山駅を見学後、8600系による特急「しおかぜ」で一気に岡山まで移動して四国を脱出したら、あとは山陽本線を乗り継ぎ広島まで行き宿泊です。
移動距離はまあまあありますが、特急課金のお陰でそこまで過酷ということもない1日ですし、松山市内での活動も多いので移動しっぱなしというわけでもありません。
とまあ、これが当初計画していた行程だったのですが・・・
やっちまった!
朝っぱらから早速波乱の幕開けとなりました。
といいますのは、ホテルのベッドで目を覚ました時点で乗車予定の列車の発車時刻を過ぎていたのですw
ようするに寝坊ですねw
今回の遠征では前日の3日目の朝が一番朝早い出発であり、そちらは無事に起きられたこともあって油断していたのかもしれません。
前日も早い時間にチェックインしてゆっくりと休めたはずだったんですがねぇ・・・
とはいえやってしまったことは仕方がないので、急いで身支度を整えてチェックアウトして宇和島駅へ向かいました。

とりあえずこちらの列車に飛び乗ることにしました。
列車は八幡浜行きですが、とりあえず少しでも松山に近づければ良しとしましょう。
車中で時刻表をめくってこの先の乗り継ぎを調べてみたのですが、普通列車を待つと1時間40分も待ちぼうけを食らうことが分かり、八幡浜から先は課金して特急で行くことにしました。
寝坊した自分が悪いとは言え、余計な出費になってしまいましたね。
ただ、不幸中の幸いだったのは、今回は「松山観光きっぷ」を購入しており、こちらは松山~内子間のフリーエリアの乗り放題が付いており、自由席であれば特急もOKなので、八幡浜~内子間の乗車券+特急券を買えば松山まで乗っていけることになります。
おかげで追加の出費は1000円程度で済みました。
キハ185系については結局片道しか乗れないことになりましたが、片道だけでも乗れたので良しとしようかなと思いつつ、JR四国では20026年春はダイヤ改正を実施しないみたいなので、もう少しキハ185系の運用が続く可能性は高そうで、何らかの機会にリベンジしようかと思ったりもしていますw

八幡浜で特急を待っている間にキハ185系がやってきました。
これは昨日の朝に乗車した列車であり、乗り遅れていなかったら伊予大洲ですれ違っていた列車です。

乗車する「宇和海」がやってきました。
2000系も少し前まで四国なら大抵の場所で見られた車両だったのに、今となっては「宇和海」か「しまんと」でしか見られなくなってしまいました。

なんとなくキハ185系と並べてみました。
どちらも四国を代表する特急形車両ですが、第一線からは退いている点も共通していますね。
それでは「宇和海」に乗車して一気に松山に移動です。
車内改札に回ってきた車掌さんに事情を話して内子までの特急券と乗車券を購入したらあとはのんびりと過ごしました。

車窓から見えたスタジアムです。
恐らく「坊っちゃんスタジアム」というやつのようです。

隣にはキハ185系が!
実はこれ、乗車するはずだった列車でして、車庫へ引き上げる前だったわけですね。
↑引き上げだけ撮ったらすぐに駅を出て路面電車に乗り換えました。
定刻通りだったら予定通りの電車で松山市駅へ向かい、そこでも「坊っちゃん列車」を撮影するつもりだったのですが、対向列車の遅延で「宇和海」が遅延してしまったため、予定の電車には乗れなかったのです。
結局、その後続になってしまいましたが、とりあえず松山市駅には行くことにしました。
坊っちゃん列車を満喫する
ここからは「坊っちゃん列車」を撮ったり乗ったりします。
個人的には「坊っちゃん列車」に乗ったことがあったのですが、ブログ開設前のことであり、記事にはしていなかったので、当ブログでちゃんと「坊っちゃん列車」をとりあげるのはこれが初めてだと思います。
というわけで、まずは解説をしておきましょう。
「坊っちゃん列車」は2001年から伊予鉄道が運行している観光列車で、路面電車に混じって運行されています。
元々は伊予鉄道の黎明期にバイエルンのミュンヘンにあったクラウス社製のB形蒸気機関車を輸入して使用していたのですが、これが夏目漱石の小説「坊っちゃん」の中で「マッチ箱のような汽車」として登場したことから「坊っちゃん列車」と呼ばれるようになりました。
オリジナルの「坊っちゃん列車」は1950年代には廃止されていましたが、保存車両が残されるという状態が続きました。
そして、今回乗車する方の2代目となる「坊っちゃん列車」は松山観光のシンボルとして2001年に登場しました。
当初はオリジナルと同じく蒸気機関車として復活させる構想もありましたが、市街地を走行することから煤煙による公害が懸念され、結局は現代風にアレンジし、動力はディーゼルエンジンとして、SL風の見た目のディーゼル機関車という形になりました。
ただし、汽笛やドラフト音といったSLらしい要素はスピーカーで再現することとなり、煙突から水蒸気を出して煙を再現すると言った形になりました。
こうして松山観光のシンボルとして親しまれることとなりますが、コロナ禍を受けて平日の運行が取りやめとなり、コロナが落ち着いた2023年になっても今度は運転士不足を理由に全面運休となるなどの紆余曲折もありました。
また、車体の老朽化の問題もあることから、運行本数や日数も控えめになっており現在は土休日のみ1日4往復となっている他、運賃も段階的に値上げされ、最も安かった2002年では300円だったのが、2020年までに800円に、その後に1000円、更に2021年からは1300円となるなど、乗車時間の割には割高感もある価格設定となっています。
とはいえ、観光列車であれば日常的に利用するものではないですし、観光アトラクションと考えれば受け入れられないほど高額というわけでもなく、これで「坊っちゃん列車」を持続的に運行し続けられるならアリかなと思います。
運行形態としては道後温泉~松山市駅間の運行が基本で、こちらが3往復走る他、1往復のみが道後温泉~JR松山駅~古町間で運行されています。
停車する停留所も限られており、起終点を除くとJR松山駅、南堀端、大街道、上一万に停車しますが、南堀端と上一万は降車のみとなっています。
乗車券は一部の販売窓口か車内で発売しており、原則として先着順の乗車で予約はできませんが、道後温泉駅のみチケットカウンターにて整理券を配布しており、所定枚数を配布し終えた時点で乗車できなくなることがあります。
今回の活動では松山市駅で「坊っちゃん列車」を撮影後、道後温泉へ移動してそこで「坊っちゃん列車」を待ち構え、最後は「坊っちゃん列車」に乗車して古町まで行きます。
あとは適当に周辺で「坊っちゃん列車」を撮影してから松山駅に戻ります。

路面電車の車内ですが、俳句で有名な松山だけあって、俳句を投函する箱が設置されています。

松山市駅にやってきました。
実はここで「坊っちゃん列車」の方向転換が見られるのですが、生憎なことに方向転換は既に終わってしまっているようです。
↑引き上げ線への移動はなんとか撮れました。
↑モハ50形が方向転換します。
恐らく伊予鉄の路面電車では最古参ですが、塗装がリニューアルされているせいかそれほど古くは見えませんね。

「坊っちゃん列車」単独で
客車に「お~いお茶」と書いてありますが、これは伊藤園が2025年より協賛企業となっているためだそうです。

それでは今度は道後温泉へ移動します。
「坊っちゃん列車」の発車を待たずに移動する理由は、道後温泉に少しでも早く到着して整理券を入手するためであり、次の撮影は道後温泉となります。
↑最新型のモハ5000形に乗って道後温泉へ向かいます。

早速チケットカウンターへ向かうと6番目の整理券を入手できました。
唯一JR松山駅まで行く便ですし、乗れたとしても滑り込みセーフみたいな感じになるかと思いきや、意外と余裕がありましたw
整理券を確保したので、あとはじっくり撮影したいと思います。
↑電車も撮ります。
モハ5000形の発車です。
↑続いて入線です。
この後続で「坊っちゃん列車」がやってくるようです。
↑いよいよ「坊っちゃん列車」の入線です。
↑一旦引き上げ線に入るのですが、ここでも方向転換が見られます。
松山市駅では撮りそこねたのでここで回収するとしましょう。
で、この方向転換なんですが、これがネタといえます。
というのは、まさかの人力で方向転換するからです。
まず機関車を切り離して車体に設置されたジャッキで持ち上げた状態で、その場でくるりと回転させます。
さながら戦車の超信地旋回みたいな動きですね。
そのあとは客車を手動で移動させて「機回し」をして連結して、作業完了となります。
これを道後温泉、松山市駅、古町の3箇所で実施しており、「坊っちゃん列車」の名物と言えます。
作業をする乗務員さんは大変そうですが、こんな方法で方向転換する鉄道は全国探してもここだけでしょうね。

折り返し運行までの間は、駅前の引き上げ線で待機しますが、ちょうど展示スペースのようになっていて、観光客はここで撮影する人が多かったです。

後ろから
こうしてみると、まさに「マッチ箱のような汽車」ですね。

乗降は車端部のデッキで行います。
これも現代の車両ではなかなか見られない構造ですよね。

運転台にもお邪魔しました。
蒸気機関車だったら釜があって投炭口があったりするわけですが、仕組みとしてはディーゼル機関車なのでSL風にしているだけですね。
ところで、このように「坊っちゃん列車」はディーゼル機関車なんですが、路面電車用のディーゼル機関車というのは全国探してもここだけであり、更にいうと鉄道の運転免許は普通鉄道と路面電車だけでなく、動力源でも区分されており、電車とディーゼルでは免許が違います。
「坊っちゃん列車」を運転するのに必要な免許は「乙種内燃動力車操縦免許」というものになりますが、これは「坊っちゃん列車」でのみ必要な免許であり、「坊っちゃん列車」が復活運行するまでは制度上存在するものの、実際には発行されていない幻の免許証でした。
ただ、こうして特殊な免許が必要なことが「坊っちゃん列車」の乗務員不足を招いている部分もあるので、その点は伊予鉄的にはネックですかね。

というわけで記念撮影風のアングルで撮ろうとしたのですが・・・給油作業だぁ!
伊予鉄道の車両は基本的に電車であり、ディーゼル機関車は「坊っちゃん列車」だけなので、それだけのために給油設備を設けるよりはトラックから直接給油する方が手っ取り早いのでしょう。
といったところで、そろそろ折り返しの時間です。
整理券があるので乗車の順番は決まっていますが、1人ずつ呼んでいく仕組みなので、発車の5分前には乗り場に来る必要があります。
↑いよいよ「坊っちゃん列車」が入線してきました。

いくら大昔の車両の再現とはいえ、保安基準は現代のものに適合する必要があるため、非常停止ボタンは付いています。

恐らく客車から機関車へ連絡するためのインターホンなのでしょう。
整理券を持つ人が乗り終えると発車です。
おおむね座席が埋まる程度の混雑で、ギリギリ立ち席は出ていないようです。
運行日数や本数が減ってもっと混み合っているかと思いきや、1300円という設定で、殺到するほどの乗客がいるというわけではないようですね。
あと、「坊っちゃん列車」では車掌が乗務しているのですが、その都度デッキから車内にやってきて、マイクを使わずに肉声で案内をします。
これも昔の再現なんでしょうが、走行中なんかはかなり声を張り上げないと聞こえないので大変そうでした。
上一万では乗降はなく、大街道で数組降りていきました。
1300円も払っているんだから終点まで乗ってやろうという考えの人ばかりではないようですねw

こちらは愛媛県庁です。
地元選手の功績を称える垂れ幕が飾られていますね。

大手町駅では全国でも珍しい鉄道同士の平面交差が見られます。
このこともアナウンスで触れていました。
このあとの撮影はここでしましょうかね。

踏切の地点です。
ここを「坊っちゃん列車」が通るのは1日1往復だけなので貴重ですね。
そして、JR松山駅に到着です。
ほとんどが降りていきました。
このままJRに乗り換える人が多いのでしょうね。
↑「坊っちゃん列車」の引き上げシーンです。
↑バックで戻ってきます。
↑方向転換のシーンです。

一応駅前にも出たら、今度は踏切のところで「坊っちゃん列車」を撮るために大手町駅へ移動します。
ここから大手町ならば路面電車より郊外電車の方が早いので郊外電車で移動することにしました。
↑モハ2100形の入線です。
↑モハ2100形の発車です。

大手町駅に到着です。
東京のイメージが強い駅名ですが、城下町ならば大抵ある地名ですよね。

「坊っちゃん列車」が来るまでに路面電車を撮影しつつ待ちます。

伊予鉄バスですが、EVバスでした。
松山でも増えつつあるんですね。
↑路面電車の踏切待ちシーン
↑踏切通過は動画で
↑最後に松山駅前で路面電車を撮ったら伊予鉄編は終了です。
新しい松山駅を見る
このあとは「しおかぜ」で松山を離れて岡山へ向かうのですが少し時間があるので、新しい松山駅を見学しつつ、昼食も済ませたいと思います。

こちらは旧駅舎です。
まだ解体工事が終わっていないのか、防音壁が設置されています。

こちらが新しい駅です。
駅周辺の整備はこれからなのか、駅前には空き地が広がっていました。

おなじみのキャッチコピーとともに清水建設の幕が置かれていました。

こちらも駅前は空き地状態ですね。
まあ、整備はこれからなのでしょう。

ここで「だんだん通り」内のお店でお昼ご飯!
松山名物の鍋焼きうどんと鯛めしのセットです。
昨日も宇和島で鯛めしを食べましたが、この鯛めしは松山風で、炊き込みご飯のようなものです。
これもこれで美味しいですね。

あと、じゃこ天も付けました。
腹ごなしを終えたら駅の見学を続けます。

アンパンマンの駅名標型フォトスポットがありました。
旧駅にもあった気がするのでもしかしたらそのまま移設している?

特急の案内です。
「宇和海」と「しおかぜ」「いしづち」は対面乗り換え出来るようになっているようです。

ホームです。
島式2面4線と、地方都市の駅としてはよくある感じの規模感でしょうか。
また、旧駅には車両基地を併設していましたが、高架化に伴って廃止され、南伊予駅付近に移設されたそうです。
あとは、「しおかぜ」の入線を待って、岡山まで移動します。
8600系「しおかぜ」
それではここからは「しおかぜ」です。
「しおかぜ」自体には過去に乗ったことがあるものの、今回のお目当ては8600系です。
8600系は8000系の後継車として登場した特急形車両で、「しおかぜ」「いしづち」として活躍しています。
8000系と同じく車体傾斜式車両となっていますが、8000系が制御付き自然振り子式でしたが、8600系では空気ばね式となっています。
今のところはかつて存在した岡山~宇和島間直通便のうち、松山以東のみを分離の上で電車化する形で本形式が投入されているため、8000系の置き換えということにはなっていません。
なので、少数派となっていますが、将来的には8000系の置き換えとして8600系が増備される可能性もありますね。
私個人としてはJR四国の車両の中では、数少ない乗れていなかった形式だったこともあって、せっかく松山方面へ行くならばこの機会に乗ることにしたのです。
18きっぷで特急には乗れないので、別途「松山観光きっぷ」を買っているわけで、18きっぷ旅に組み込むのはもったいない気もしますが、おかげで「坊っちゃん列車」に乗る時間が確保できたわけですから、ちょうどよかったでしょう。
↑というわけで8600系のお出ましです。
松山行きとして走ってきた特急がそのまま折り返すようです。

こちらが8600系です。
同時期に登場した2600系や2700系に寄せたデザインですよね。

車内です。
清掃で発車間際まで乗車できず、じっくり車内を撮る時間はありませんでしたが、現代風のデザインですよね。

座席です。
特別豪華な仕様ではないですが、コンセントがあるのはありがたいです。
↑車窓をどうぞ
予讃線も海沿いの景色が見られますからどうぞお楽しみ下さい。

普通列車を追い抜きます。
18きっぷ旅では味わえない貴重な体験ですねw

工場の脇を通ります。
瀬戸内工業地域と言われる地域ですしね。
↑ところで、途中から列車の加速がおかしくなり、車内案内表示器もこのように再起動を繰り返すかのように点滅していました。
結局は5分か10分程度で復旧したようで、ダイヤにも影響はなかったようです。

いかにも日本昔ばなしに出てきそうな山が出てきました。
なんでも香川県にはこういう山が多いそうですね。

橋で結ばれた小島は津嶋神社がある島です。
年に2回の例大祭の日だけ上陸して参拝できるそうで、この例大祭にあわせて予讃線の津島ノ宮駅も設置されます。
この駅も日本一営業日数の短い駅として知られています。
宇多津駅では高松行きの「いしづち」を切り離して、「しおかぜ」単独で岡山を目指します。

いよいよ瀬戸大橋が近づきます。
「しおかぜ」の車窓としては最大のハイライトと言えるでしょう。

いよいよ瀬戸大橋を渡ります。
トラス桁に遮られる分、眺望は高速道路より劣りますが、これはこれで瀬戸大橋線らしいですね。

与島パーキングエリアが見えました。
以前に路線バスの方の瀬戸大橋線に乗って通りましたね。

鷲羽山トンネルを抜けたら本州に上陸して児島駅です。
ここからはJR西日本の管轄となり、乗務員交代もありました。

本州に入ると四国よりも地形が開けているように感じられました。

駅周辺はビルが多いですね。
ネットミームで「大都会岡山」というのがありますが、ここだけ見ればあながち間違ってもいないかも?w

ここから先は18キッパーに戻って広島を目指します。
特急の快適な座席に慣れてしまったせいか、新幹線に乗りたい衝動に駆られましたが、18キッパーに相応しい普通列車に吸い込まれました。
糸崎で1回乗り換えるだけでいいので、楽は楽ですが、特急の快適さを知ってしまうと・・・w
ここから先は特に撮影もしていませんので、道中はカットして広島まで向かいました。

広島で頂いた夕飯はお好み焼きです。
有名店の「みっちゃん」にお邪魔しました。
広島のお好み焼きは焼きそばが入っているのが特徴で、食べ応えがあります。

こちらは「がんす」という食べ物です。
かまぼこを揚げたもので、昼に食べた「じゃこ天」と似ている気もしますが、食感なのは違ったように思います。
食後はホテルへ向かって4日目は終了です。
5日目(最終日)は別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。
つづく

































































