今回は2022年春の改正で廃止される相模線から横浜線への直通列車のうち、八王子発茅ヶ崎行きの列車に乗車しましたのでそのレポートとなります。
相模線の八王子直通について
まずはこの記事の主題となる相模線の八王子直通について解説しておきましょう。
相模線は橋本と茅ヶ崎を結ぶ路線で、通常は橋本~茅ヶ崎間の普通列車のみとなっていますが、朝夕のみ、1日6往復が横浜線の八王子まで直通し八王子~茅ヶ崎間で運行されます。
この直通列車自体は過去に乗車したこともあったのですが、E131系が相模線に投入されてからは乗っておらず、今回乗車しに行くことになりました。
E131系の相模線投入が2021年秋のことで、2022年春には八王子乗り入れが無くなることになるため、E131系の八王子乗り入れという意味ではわずか半年足らずの間のことということになります。
乗車レポート
それでは早速乗車レポートに進んでいきます。
まずは八王子駅に向かい、そこで案内などを取材してから乗車とします。
まずは発車標から
八王子駅の5・6番乗り場が横浜線のホームとして割り当てられていますが、ちゃんと相模線の路線名も併記されているんですね。
18時20分発の茅ヶ崎行きが今回乗車する相模線直通の列車です。
E131系は既に入線していました。
それにしても、新型車両でありデビューから1年も経たないのになのに八王子駅に限ってはもう見納めなんて変な感じですね。
行先をアップで
ただ、茅ヶ崎行き自体は橋本駅まで行けば改正後も普通に見られるので、あくまで八王子駅に限っては見納めということになりますね。
側面の表示では次の停車駅も出るので横浜線内で撮ったことが分かっていいですね。
それでは乗車します。
時間は夕方のラッシュの時間帯であり混んでいますから、大人しく乗車に徹することとします。
横浜線内は元々利用者が多いことに加えて、横浜線の電車は8両なのに対して、相模線は4両なので輸送力としては半分ですからそのこともあって混んでいるようです。
また、横浜線内の各駅では日没後でありながら相模線の電車にカメラを向ける人を何人も見かけました。
時間帯的に仕事や学校の帰りに撮りに来たという感じなのでしょうか。
橋本まで行ったらあとは普通の相模線と変わらないのですが、実はE131系が投入されてからは初めて相模線に乗るので新鮮な気分で乗車することが出来ました。
205系時代は車掌さんの肉声放送しかありませんでしたが、E131系になってからは自動放送が導入されており、それもまた新鮮さを助長しました。
茅ヶ崎まで乗車して活動終了ですが、最後にちょっとおまけがあります。
おまけ
茅ヶ崎駅ではいくつかネタがありました。
まずは3・4番乗り場ですが、ここは東海道貨物線上にあるホームで、東海道線の大多数を占める旅客線を通る列車は停車しませんが、朝晩に貨物線経由で運行される特急「湘南」専用のホームとして使用されています。
元々は「湘南ライナー」「ホームライナー小田原」「おはようライナー新宿」が使用してましたが、これらのライナー列車が特急「湘南」に格上げされたことを受けて、ホームの案内も「湘南」に書き換わってますね。
そして、旅客ホームへ行くと小田原行きの「湘南」の時間だったのです。
前述の通り「湘南」は貨物線経由のものもありますが、特に夕方に下り列車は旅客線経由のものが多くこの「湘南」も旅客線経由のものです。
↑特急「湘南」の入線です。
「湘南」は特急ですが元々はライナーだったこともあって茅ヶ崎など特急が本来停まらない駅にも停まるのが面白いですよね。
ネタはもう1つありまして、それがこの黒磯行きです。
上野東京ラインでは1日1本だけ黒磯まで直通する列車があるのですが、それが次期ダイヤ改正で廃止されることとなっています。
これは偶然ですがちょうどその時間だったので撮影したというわけです。
が、この後は上野まで行きなんとそこで宿泊します。
実は翌朝、それも早朝に出発する列車である遠征に出かけるのですが、地元からだと始発電車に乗っても間に合わないので上野に泊まろうというわけでして、どうせ夜中に上野まで行くならば大回り乗車の要領で相模線の八王子乗り入れも取材しておこうというわけでしたw