今回は2泊3日で実施した北海道遠征の最終日の中で訪問した栗山公園と栗山駅のレポートです。
時系列としては「道の駅あびらD51ステーション」の続きとなり、遠征全体の流れとしては、1日目前半から続けてご覧頂くと分かりやすいと思います。
まずは栗山公園へ
最初に訪れるのは栗山公園です。
で、なんでわざわざ見知らぬ土地の公園を訪ねたかといえば、これがお目当てです。
実はこの機関車は夕張鉄道で使われていた21号機であり、国鉄9600形と同形式なんだそうです。
このレールは夕張鉄道で実際に使われていたもののようです。
脱線防止ガードのように4条あるのは謎ですがw
後ろ側のレールは2条だけですが、唐突な終わり方になっています。
計器には金網が付いていますが、これが現役時代から付いているものなのか、展示されるようになってからいたずら防止などで付けられたのか。
後ろを振り向けば炭水車が見えます。
本来は石炭が満載されているはずですが、展示車両ですからね・・・
運転席からの眺めです。
訪問は11月中旬でしたが、もう雪景色なのは流石は北海道ですね。
と言ったところで栗山公園を後にします。
続いては室蘭本線の栗山駅へ向かうのですが、車があるのであっという間です。
栗山駅
続いてやってきたのは室蘭本線の栗山駅です。
ここへは記念入場券を買いに訪れたのですが、駅の方も軽く取材したのでレポートをしたいと思います。
駅前ロータリーです。
元々は室蘭本線だけでなく、夕張鉄道と交差する交通の要衝だったのですが、夕張鉄道廃止後は鉄道駅としては単なる途中駅となっています。
しかしながら、札幌市内と夕張方面を結ぶバスが交差する地点という意味での交通結節点としての役割は引き続き持っており、なかなか整備されたロータリーになっていますね。
このポップな色合いのバスはかつて当駅にも乗り入れていた夕張鉄道のバスであり、かつての鉄道の流れを汲む新さっぽろ~夕張市内などの路線も手掛けています。
こちらも鉄道の流れを汲むバス路線ということで、いつか乗ってみたいものです。
バスターミナルとなっているだけあって、乗り場がいくつも並んでいます。
札幌市内と夕張を結ぶ夕鉄バスの他、岩見沢や長沼への北海道中央バス、高速バスの「くりやま号」「ゆうばり号」、栗山町営バス、長沼町営バスが集まる交通結節点となっています。
こちらが駅舎です。
向こう側にも駅舎が続いているように見えますが、町の公共施設「くりやまカルチャープラザeki」と一体化した駅舎となっており、駅舎は手前の平屋の部分だけです。
鉄道駅というよりもコミュニティセンターや市役所という雰囲気の階段ですが、この先に岩見沢方面の乗り場があるので、駅の階段ということになります。
跨線橋から見た構内です。
現在ではローカル線の色が濃い室蘭本線の岩見沢~沼ノ端間ですが、かつては石炭輸送の幹線だったことから長大な有効長となっています。
岩見沢方面の建物はエレベーターと階段のみですが、螺旋階段になっていてスロープも付いてますが、自転車ごと自由通路を利用できるようにですかね。
屋根付きの通路をたどっていくとホームへ入れます。
有人駅ですが、岩見沢方面については改札がないようで、ホームへも出入り自由となっているようです。
ホームへ入りました。
2面2線の相対式ホームとなっており、当駅から由仁方面は複線ですが、栗丘方面は単線となっており、複線と単線の境目となっています。
今では2~3時間も列車が来ない時間があるほどの閑散線区ですが、かつては貨物列車がひっきりなしに走っていた時代もあり、その名残で複線区間が今でも残っています。
駅名標です。
隣の駅は栗丘で、その次は栗沢と、3駅連続で”栗”が着く駅が続いているんですが、このあたりは栗が多い地域だったことに因むようです。
これだけ似た駅名が続くと降りる駅を間違えそうですw
ホーム上にこんな屋根付きのスペースがありましたが、簡易の待合所なんですかね。
さて、それではそろそろ撤収かなと思ったら・・・
↑列車が来たー!
室蘭本線というとキハ40系のイメージでしたが、キハ150系も来るんですね。
以前乗車したときはキハ40系だったので、今度はキハ150系の充当列車にも乗ってみたいものです。
↑発車シーンです。
列車を見送ったら窓口で記念入場券を買って次の目的地を目指します。今回は移動はすべてレンタカーであり、JR北海道の駅をたくさん訪問するのにJR北海道にあまりお金を落とせていませんから、記念入場券という形で収益に貢献させてもらいましょう。
実はこの次の目的こそが今日の目玉ともいえ、道の駅「あびら D51ステーション」や今回立ち寄った栗山公園、栗山駅はおまけという要素が強かったりします。
どこへ行ったかは次回の記事を公開してのお楽しみということでこれいて記事を一旦区切りたいと思います。
それでは!
~追記~
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