北海道乗り鉄旅2019(3日目/風っこそうや)

6泊7日で実施した北海道遠征の3日目です。なお、1日目2日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
例によって執筆が遅れていますが、この旅は9月8日に実施したもので、記事中の記述もその当時のものとしてご覧下さい。

本日の行程

本日の行程ですが、昨日宿泊した旭川より宗谷本線の普通列車で音威子府まで行き、折返し「風っこそうや」に乗って旭川まで戻るという至極単純な行程になります。
あ、説明終わってしまったw
というわけで、サクッと本編スタート!w

まずは音威子府へ向かう

朝の旭川駅より音威子府へ移動するところから始まります。


そういえば、旭川に宿泊したのって今回が初めてだったので、早朝の旭川駅を見るのも初めてですね。


「風っこそうや」の横断幕が出迎えてくれますが、コンコースはガラガラw


私が乗るのは6時03分発の稚内行き普通列車です。
言うまでもなく宗谷本線の始発列車であり、かつ普通列車では唯一宗谷本線を全線走破する列車でもあります。

実を言うと、約3時間後にある特急「宗谷」で音威子府へ向かっても「風っこそうや」には間に合うことは分かっていたのですが、別の日の行程で「宗谷」に乗る予定があり、全く同じ列車に乗るのはつまらないということで、今回は特急も乗れる「北海道フリーパス」を使っているのでもったいない気もしますが、あえて普通列車で音威子府を目指します。

なお、特急で稚内まで行く場合でも、9時ちょうどまでないため、稚内到着はこの普通列車のほうが早く、朝イチで旭川から稚内へ行きたい場合は、この普通列車が最速ルートです。
まあ、旭川では2時間57分も差があるのに、稚内着は32分しか差がなくなっているんですけどねw


ちなみに、旭川発音威子府行きの方の「風っこそうや」の案内が出ていましたが、音威子府行きの方はいくら粘っても指定券が取れなかったので諦めましたw
往復とも指定が取れていたら、「風っこそうや」で旭川~音威子府間を往復するだけの行程になっていたわけですねw


ホームへ上がるといたのはキハ40系でした。
宗谷本線でのキハ40系の運用は音威子府以南に限られており、稚内行きでキハ40系というのはありえない話なのですが、隣にキハ54系もくっついているようなので、音威子府でキハ40系の方を切り離すとかでしょうか。

車内が意外と混み合っていたのに驚きましたが、ほとんどが18キッパーぽい雰囲気の人たちで、普通列車で稚内まで行きたいなら音威子府~稚内間の普通列車は3本しか走っていない上に、そのうちの1本は音威子府5時33分発であり、音威子府へ宿泊しない限り利用不可能な設定もあり、もう1本は夕方になってしまうため、実質行程の選択肢が1つしか無いようなもので、集中しているんでしょうね。
あ、例によって執筆が遅れに遅れていまして、この旅行の時点ではまだギリギリ18きっぷシーズンでしたw


発車してしばらく行くと旭川運転所が見えてきます。
このシートに覆われた車両が気になりますが、もしかして来春のデビューへ向けて増備中のH100形だったり?


それにしても霧がすごい・・・これが朝霧ってやつですかね。


途中にあった蘭留駅です。
別に停車時間があったわけでも、途中下車をしたわけでもないんですが、駅名が面白いのでご紹介しますw
読み方は「らんる」ですが、そもそも”ら”で始まる駅名自体が珍しい上、ニコニコ動画に古くから親しむ方なら某ハンバーガーチェーン店のとあるキャラクターが思い浮かぶ駅名じゃないでしょうか?w

ここに来て、列車特有の揺れがいい感じに眠気を誘い、私はウトウトし始めていたのでした。
気がつけば意識を手放して夢の中へ・・・
そんな夢の世界から私を引き戻したのは係員の呼びかけでした。え?まさか稚内まで乗り過ごしてしまった!?なんて一瞬焦るも、冷静に窓の外を見ると、名寄駅に停車中のようでした。
続けてその呼びかけの内容に注意を向けると「この車両は切り離しになるので引き続き乗車するなら前の車両に移ってほしい」という旨のことを言っているようでした。
ちょっと寝ぼけつつとりあえず列車を降ります。


どうやらここでキハ40系を切り離すみたいですね。
名寄から旭川方面は午前中に需要が伸びる方向でしょうから、それに向けて車両の回送を兼ねてここまで2両で走っていたってことですかね。

というわけで、ここからはキハ54系に乗り換えて進みます。


何やらみんなが車窓にカメラを向けるので何かと思ったらこんな駅に到着していました。


北星という駅ですが、板張りのホームといい、小屋同然の駅舎と言い、たしかにマニア受けしそうな駅ですね。ちょっと降りてみたくなりましたが、それをやったら「風っこそうや」は諦めることに・・・ここは大人しくこのまま乗っていきます。


紋穂内というこれまた日本離れした駅名を発見!
いやぁ、北海道は駅名だけでも面白いw


そして、車窓も長閑です。ただぼーっと車窓を眺めるのも良さげな景色ですね。


と、ここで一旦下車です。まだ音威子府ではないのですが、どうやら対向列車との交換待ちのようです。
そういえば、宗谷本線が単線だってことを忘れそうになるくらいここまで交換待ちというものがありませんでしたが、それだけ本数が少ないってことですねw


停まったのは豊清水という駅です。


ホームも砂利敷きでローカル駅らしい駅ですね。


駅舎への通路からもう1枚


駆け足で駅舎を見に行きました。
お色直しされたばかりなのか、それほど傷んでいる感じはしません。


↑我々の列車を待たせていた対向列車の通過です。
特急「サロベツ」でした。

あとは3駅で音威子府です。
前半は寝ている区間があったこともあって、思ったよりは早い到着でしたが、所要時間にして約3時間でした。


音威子府に到着!
列車はそのまま稚内まで行ってしまうわけで、ほとんどの利用者は稚内まで乗り通す人たちみたいです。降りたのは私の他に数名程度。
てっきり、ほとんどが「風っこそうや」を撮影するか乗る人達だと思ったら大人しく後続の特急でやってくるか、往復とも「風っこそうや」に乗るか、沿線に宿泊しているかのどれかなんでしょう。


↑稚内までご安全に!

あとは、音威子府駅も初訪問なので駅取材開始です!

音威子府駅

宗谷本線のほぼ中間地点、音威子府駅に到着です。


駅名標ですが、縦型も隣接していたので1枚にまとめちゃいますw
読み方はご覧のように「おといねっぷ」ですが、初見で読める人は絶対いないと思いますw
もしかしなくてもアイヌ語に由来しますが、「オトイネプ」という「川口のにごっている川」といった意味合いだそうです。付近の音威子府川と天塩川の合流地点が濁っていることが由来だとか。
アイヌ語由来の地名は、それが日本語の発音にそぐわないものだったりすると改変されたりしがちですが、ここは元々のアイヌ語をそのまま漢字を当てていますよね。
その漢字自体も一見すると難読ではありますが、一字ずつ読みを考えていけば一応理にかなってはいますよね。”子”という字を”ね”と読ませるのは不自然な気もしますが、十二支の最初のやつは”子”と書いて”ね”と呼んでいますからありえない読み方ではないでしょう。


そして、ホームです。
2面3線と典型的な地方の国鉄駅という構造ですが、かつては当駅から天北線という路線が分岐しており、更に浜頓別から分岐する興浜北線で枝幸町へも通じていたので、駅としては運行拠点の役割が強い駅でした。
最盛期には音威子府村の人口のうち3割程度を国鉄職員とその家族が占めていた時期もあり、まさしく鉄道の町と呼ぶに相応しい場所だったようです。
現在、分岐する路線はなくなり、宗谷本線の単なる中間駅でしか無くなっているわけですが、普通列車は当駅で折り返すものが多く、そういう意味では今でも運行拠点ですね。


駅舎はホーム上から直結しています。


随分立派な看板がついていましたが駅長室みたいです。


「風っこそうや」の幟がありました。
あとで概要は説明しますが、「風っこそうや」はまず稚内~音威子府間で運転され、事実上の第2期として音威子府~旭川間での運転となったわけですが、音威子府駅だけはそのどちらの運行でも「風っこそうや」が発着していたわけで、最も多く「風っこそうや」が発着した駅ということになりますね。


待合室を兼ねているのか、畳敷きのスペースがありました。
あ、改札口の写真撮るの忘れましたw


何のメッセージボードかと思ったら、「常盤軒」へのものでした。
よく見ると、メッセージが書かれている紙自体もそばの器の形w


待合室自体は普通にベンチも設置されて広々しています。


ここでも「風っこそうや」のグッズが売られているみたいですね。


なんと地元有志で作成したグッズらしいです。
地元からも「風っこそうや」はかなり歓迎されているようです。


一見するとJRの窓口っぽいですが、実はこちらは宗谷バスの窓口であり、ここで当駅から出るバスの切符を買うことが出来ます。
また、先程の「風っこそうや」のグッズもJRが直接関与していないためか、宗谷バスの窓口で発売されているみたいです。


時刻表もどこか列車っぽい感じですが、これらのバスは全て鉄道の廃止代替バスと言えるものですから、意識はしているんでしょうね。


そして、メッセージボードのところでさり気なく名前を出した「常盤軒」というのはこちらです。
ようするに駅そば屋さんですが、SLが現役だった時代から営業する歴史のあるお店で、音威子府で乗り換える旅人には古くから親しまれていたそうですが、昨年の8月にはお店を切り盛りしていた夫婦が高齢になり体力的な問題から閉店してしまいました。それが、今年の4月に入りファンからの再開を求める熱い声に答えて営業を再開したのです。メッセージボードにもかなりの数のメッセージが寄せられていましたし、地元の方や音威子府駅を利用したことのある人、鉄道ファンにも親しまれた存在だったんですね。
現在は駅そばというよりは地元の名物の1つみたいな位置づけらしく、営業時間は10時半~14時と限られており、列車で行く場合かなり行程の選択肢が限られてしまうのですが、わざわざ降りてでも食べる価値はあると思います。
私が訪問した時もまだ開店前だったので、ご覧のように閉まっていますが、あとでちゃんと食べますのでご安心をw


普段はあまり駅そばを掘り下げてご紹介することってないのですが、お品書きを見ると、かけ・天ぷら・月見・天玉などメニュー自体はどこの駅そばにもありそうなものですね。


書かれている内容はほぼ同じのようですが紙のお品書きもありました。
お土産そばやタレも売っているので持って帰って家で食べることも出来ちゃいます。


営業再開時のお知らせをそのまま営業時間のお知らせとして掲示しているみたいですね。
訪れる際はこれを参考にしてみて下さい。


常盤軒の向かい側には会議室なんかで使われていそうな長テーブルがあり、定員4人ではありますが、座って食べることも出来ます。
混雑時は早いものがちですけどねw


それから、音威子府駅の見どころの1つとして「天北線資料館」があります。
前にも何度か名前が出た天北線ですが、その貴重な資料が駅構内で展示・保存されているんですね。
もちろん見ていきます。


ここでも出てきた「常盤」ですが、実は音威子府村は元々常盤村という地名であり、音威子府というのは駅があるあたりの地区名でしかなかったようです。ところが、一地区名でしかなかった音威子府が駅名に採用されるとそちらの方が有名になって、村名の方も駅名に合わせて音威子府村となったようです。
それを記念した臨時列車が走ったみたいですね。
言われてみれば、さっきご紹介した駅そばも「常盤軒」でしたし、地名から取られていたんですね。


ヘッドマークもありました。


宗谷本線で使われていたサボですね。


模型のジオラマもありました。


かつての音威子府駅を再現しているみたいですね。
今では特急ですら4両編成なのに、昔はこれだけ長大編成の列車が行き交っていたんですね。


かつての事務室の再現でしょうか。


タブレット閉塞機!
当駅は宗谷本線の2方向に加えて天北線もあったので、それら全てがタブレット閉塞だったならば3台設置されていたはずですが、流石にスペースの都合で割愛かな?w


これは職員向けの連絡事項を書き込む掲示板かな?


改札中を表示するための札でしょうか?
よく見ると音威子府駅じゃなくて小頓別駅のものだったようですが・・・
しかし、廃線になるようなローカル線で最終が23時28分って何気にすごいと思います。
なんだかんだ、国鉄時代はまだ経費削減より利用者の利便性を追求していたということなんでしょうか。


続いてこんな展示も・・・
列車はイラストですが、書かれている面が立体的なので浮かび上がって見えます。
一種のトリックアートですかね?


上音威子府というのは、天北線にかつて存在した駅で、音威子府駅の1つ隣だったようです。
周辺にあった集落も消滅し、今は駅周辺が無人地帯と化しているようですが、今でも代替バスに同名の停留所が残されている他、かつての駅跡が地元有志によって整備され、駅名標も復元されていたりするみたいですよ。
訪れるには代替バスに乗っていくか、車かタクシーかに限られますが、いつか行ってみたいと思いました。


廃止間際の小頓別駅に設置されていたであろう看板ですが、昔も廃止記念の入場券とかやってたんですね。


下には記念入場券の現物やタブレットもありますね。


天北線唯一の優等列車だった急行「天北」のトレインマークと方向幕・・・のレプリカでしょうねw


こっちは宗谷本線関連の品々


パネル展示もありますが、数が多いので割愛w


写真展示もありますが、白黒って時点で時代を感じます。


駅ノート発見!
過去のものを保存しているんでしょうけど、歴史ある駅だけにすごい数ですね。


何かなと思ったら「風っこそうや」グッズでしたw


一旦外へ出ます。ここにも「風っこそうや」の横断幕がありました。
駅全体で歓迎ムードですね。


柱に彫刻がされていましたが、こういうの「トーテムポール」って言うんでしたっけ?
ちなみに、音威子府村は木工も有名であり、村内各地に木工作品が展示されていますし、村内唯一の高校「北海道おといねっぷ美術工芸高等学校」は名前の通り美術を専門に教える高校であり、隣接する自治体どころか道外からも生徒を集めており、生徒の多くは寮生活のため、音威子府村の人口の15%はこの学校の生徒か教職員らしいです。


SLが牽く貨車をかたどった花壇も木工作品なんでしょうね。


ちょうど駅前にいたのは宗谷バスでした。
枝幸からやってきて旭川まで行く都市間バスみたいですね。


駅自体が「交通ターミナル」と呼ばれていて、路線バスとの交通結節点でもあります。


バスを反対側からも撮ります。


こちらが駅舎です。
木工を売りにしているだけあって、アート感のある駅舎ですね。


宗谷バスのバス停はごく一般的な形でした。


もう1つ、音威子府村の地域バスというのがあるんですが、これがバス停のようですw


こちらは一般路線タイプの宗谷バスですが、枝幸発着の都市間バスは高速バスタイプを使うみたいなので、天北線の廃止代替バスでしょうかね。


バスが停まっていた場所はちょっとした広場になっていて、バスの待機場所として使われているんでしょうね。


そして、その「地域バス」とやらがやってきましたが、予想通りハイエースでしたw
地方だとハイエースを使っている事自体は珍しくないのですが、面白いのがなんとこのバス、無料で利用できます。
それも、村民でなくても誰でもです。
そして、なんとこのバスに乗ってしまいます!

実はこのバスの行先は天塩川温泉となっており、駅にずっといても暇になってしまうため、時間つぶしも兼ねて温泉でひとっ風呂浴びようというわけでした。
私の他にはマニア風の単独行動の方が乗り合わせて2名で発車しました。


車内には時刻表が掲示されており、停留所も決まっているので路線バスの仲間と考えていいはずですが、アナウンスはなく、どこが停留所だったのかもわからないままどんどん進んでいきましたw
勝手がわかっている地元の方以外は利用は難しいなと思いましたね。
車体がハイエースでも音声合成によるアナウンスがあると路線バスとして楽しめるんですが、それがないだけで旅館か何かの送迎バスにでも乗っている気になって、路線バスだとは思えなくなってしまいます。


車中から見えたSLの動輪です。
確か役場のあたりだったと思います。

途中の停留所で高齢のご夫婦が乗ってきて4名で天塩川温泉に到着です。


天塩川温泉というのはこんな場所です。
ようするに公衆浴場ですが、レストランや宿泊所も併設しており、入浴するもよし、食事だけでもよし、泊まるもよしと色々活用できる施設です。
メインは地元の方の保養みたいですが、「鉄分補給プラン」とやらを導入していたりもしますから、一般の宿泊客の利用も取り込みたいみたいですね。

浴室はよくある田舎の公衆浴場って感じでしたが、温泉だけにただのお湯と違って気持ちよく入浴できました。
そういえば、このブログで温泉を取り上げるって、たまたま宿泊した宿が温泉旅館だったパターンを別にすれば初めてな気がしますw

あと、常連さんであろう地元の方が、やけに若者が多いことを不思議がっていましたが、原因が「風っこそうや」なのは言うまでもないでしょうw
旭川行きの方だけ乗るとすると音威子府を昼頃に出るので、午前中が暇になり、ちょうど無料の地域バスでアクセスできることもあって訪れる人が多いんでしょうね。
あ、流石にお風呂の中は撮影できませんから、天塩川温泉のくだりはこれで終わりですw

それでは無料の地域バスで音威子府駅へ引き返します。
今度も往路と全く同じメンバーというオチでしたw

さてさて、それではそろそろお腹の空く頃合いですし、アレを食べるとしましょう。


お待ちかねの常盤軒は私が到着する頃には長蛇の列を作っていましたw
日頃はここまでは混まないんでしょうけど、みんな「風っこそうや」目当てで訪問して、せっかくならば食べていこうっていうことでこの行列なんでしょうね。
あと、そもそも音威子府駅周辺は飲食店があまりなく、駅から一番手軽に利用できる飲食店が常盤軒しかないという事情もあるでしょう。


ここまで散々に常盤軒のことを書いておいて、そのそばを貼らないで記事を進めようものならブーイングものですよねw
というわけで、お待たせしました。こちらが常盤軒の「天玉そば」になります。
天ぷらと生卵が乗っていて、持ち帰り用のそばを別にすれば一番高いメニューでもありますが、みんな頼んでいるので釣られて私もw
最大の特徴は何と言っても麺の色であり、写真で見ても明らかな通り真っ黒なそばなんです。
この黒さもあって、メディアでも取り上げられたことがあるようです。
また、音威子府村は蕎麦の生産の最北限になるそうです。

あと、1つ気になったのは店主と奥さんと思われる夫婦とは別に20歳代くらいと思われる若い男性が店に立っていたんですが、「風っこそうや」でお客さんが増えることを見越してアルバイトでも雇ったのか、はたまたお孫さんとかがお手伝いに来ているんでしょうか。

なんてことを考えつつおそばを完食しました。もちろん美味しかったです。

これくらいで音威子府駅としてのレポートはシメることにして、そろそろ「風っこそうや」がやってくる時間なのでそちらのレポートに移っていこうと思います。

「風っこそうや」で旭川へ

いよいよ今日の目玉とも言える「風っこそうや」ですが、やっぱり解説から入っていきたいと思います。
「風っこそうや」はJR東日本が所有する「びゅうコースター風っこ」を使用した臨時列車で、2019年7月から9月にかけて運転されました。
7月分は稚内~音威子府間、8月・9月分は音威子府~旭川間で運転され、「びゅうコースター風っこ」の両端にJR北海道の「北海道の恵み」シリーズの車両を連結した4両編成として、全車指定席で運転されました。
実を言うと、この列車の運転こそが今回の北海道遠征を決めたきっかけと言ってもいいくらいで、実際に日程については「風っこそうや」の指定席券が取れた日程に合わせているくらいです。
JR東日本の車両が北海道を走るという点でもネタですし、更にJR北海道の車両と繋がって走るなど、鉄的な視点でも魅力的ですが、「びゅうコースター風っこ」自体が名前から連想できるようにあえて窓のない構造をしていてトロッコ列車のように風を感じながら走ることが出来て、北海道の雄大な大地と空気を堪能できるわけです。
似たコンセプトの列車として「ノロッコ」もありますが、同時にエンジン音も楽しめるのは音鉄としてはポイント高いですw

今回乗車する「風っこそうや4号」は音威子府を出ると美深・名寄・士別・和寒・塩狩・比布・新旭川・旭川と停車していき、快速「なよろ」よりは停車駅が少なめですが、特急よりは若干多く停まるという独特な停車パターンとなっています。そのうち、名寄では23分、比布では39分など長時間停車する駅もあって、停車する駅では名産品の販売や地元の方々やゆるキャラによる出迎えといった催し物もあり、一般の列車で乗車するのとは違った旅を楽しめます。

ところで、前述の通り「風っこそうや」は全車指定席だったのですが、この指定席券の入手こそが最大のハードルであり、私も何度か挑戦してチケット確保に失敗しており、その都度日程を変えてリベンジということを繰り返し、ついに運行最終日となる9月8日の分の発売となったタイミングで、これも確保に失敗してとうとう諦めるしか無いと思っていたところに、最後のあがきでキャンセルが出ることを期待してえきねっとで検索を繰り返しているとたまたま空席が1つだけ出ている場面に遭遇してすかさず確保して乗車がかなった経緯があります。
ここまで苦労して取った指定席となると乗れる喜びも一入ですね。


解説を終えたところで、私は一旦駅を出て線路脇のこんな場所に出ました。
あ、なんか敷地内っぽい雰囲気ですが、敷地との境界を示すロープがあり、その外側なのでここは敷地外ですよ。
目的は言わずもがなで、音威子府行きとして到着する「風っこそうや」を撮影することです。
同じ考えの人が多く、線路をまたぐ陸橋なんかは既に人が多く集まっていてこれから参戦してもいいポジションは撮れそうになかったので、雑草がちょっと邪魔ですが我慢してここで撮ることにしました。


すると何やらこんな集団がぞろぞろと出てきましたw
きぐるみも混じっていますが、どうやら「風っこそうや」を出迎える地元有志の方たちのようです。


↑というわけで動画をどうぞ
懸念された雑草は動画で見るとそこまで気にならないと思います。
むしろ北海道の自然の中を走る列車という感じが出て私は好きです。

撮影も済んだらホームへ向かいます。
まだ発車まではだいぶありますが、「風っこそうや」を近くからも細かく撮りたいですしね。


ホーム上にはゆるキャラが登場!
音威子府のご当地キャラ「オトッキー」だそうです。


何やらセレモニーの準備でしょうか?


こちらが「風っこそうや」です。
先頭に「北海道の恵み」シリーズの「道央 花の恵み」がくっついているため、写真で見ると「びゅうコースター風っこ」の車両が目立たないのが玉に瑕・・・


というわけで、「びゅうコースター風っこ」の部分だけ撮ってみました。
この車両自体は本州で週末や連休などには結構な頻度で運行されているようですし、そんなにレアではないですが、実を言うとこの車両を生で見ること自体が初めてだったのです。
JR東日本の車両なのにファーストコンタクトが北海道になるとはw


跨線橋に上がって撮った1枚


車両だけアップで


ホームに降りて


ヘッドマークも専用のものが用意されており、ひと夏限りの運行とされている割には力が入っていますね。


「風っこ」車両のところだけ


「風っこ」のロゴ


サボも専用のものが用意されていました。


座席種別のところも専用のものが用意されていました。


「風っこ」は仙台支社の小牛田運輸区に所属しているため所属表記はこうなります。


ここだけ見るとただのキハ40系同士の連結部ですねw


反対側も「北海道の恵み」シリーズがくっついていますが、こちらは「道北 流氷の恵み」です。
そりゃあ宗谷本線を走るのに「道北」を使わない手はないですよねw


せっかくなのでホームの方も撮っておきます。


木工芸が有名だけあって木で作られたSLのオブジェがありました。


このベンチは丸太の形をそのまま利用しているんですね。


吊り下げタイプの駅名標


名所案内
気になったのは天塩川温泉のところで「ハイヤー15分」と書いてありますが、一般的に言うところのタクシーのことですよね。
タクシーとハイヤーってどう違うんだというと、タクシーは流し営業も行っていて、タクシー乗り場から直接乗ったり、電話で呼び出したりという利用方法ですが、ハイヤーは事前に営業所に申込みをしておく前提で流し営業など飛び入りでの利用は出来ないという違いがありまして、今回の例みたいに駅から観光地への移動手段として利用するならばタクシーの方が正確な表現なんですよね。
ただ、この名所案内が間違った表記をしているのかというとそうとも言えず、地方ではタクシー全般を指して「ハイヤー」と呼ぶケースがあり、タクシー会社の社名も「~ハイヤー」と名乗っているケースすらありますから、厳密な法的定義とか関係なく一般人に通じるという意味では問題ないでしょう。


それでは、跨線橋を渡り元のホームへ戻ります。


ご覧のように窓ガラスがないため、車内にいる人とそのまま会話できそうw


銘板も忘れずに


それでは乗り込みます。


車内です。座席が木製である点などは「ノロッコ」に似ている気もしますが、こちらは2+2列の配置で4人で座れるボックス席となっています。


レトロの演出なのか照明はこんなです。


空いているボックス席を撮らせてもらいましたが、クッションがあるのは「ノロッコ」より恵まれているんですかねw
ただ、テーブルが狭く、駅弁など広げようものなら場所の取り合いになりそうw


あと、自動車についていそうなドリンクホルダーが付いていました。
4人がけなのに2つしか無いのが気になりましたが、風で飛ばされたりしないようにってことでしょうか。


これでも鉄道車両ですから車内放送用のスピーカーが付いています。


配電盤にも見えますが、こんな一般旅客が触れるところにあっていいのでしょうか?w


冬季の運行に備えてストーブもあります。
冬の北海道では能力不足かもしれませんが、ストーブにあたりながらの乗り鉄も風流ですね。


一方、外に目をやると、「風っこそうや」の最終便を見送るセレモニーみたいなものがあっているようでした。
私はこのまま乗っていくわけで、このセレモニーに混ざるわけには行きませんが、窓がないおかげでその雰囲気はひしひしと感じることが出来ます。
それにしても、地元としても「風っこそうや」の存在はかなり大きかったんでしょうね。今年限りと言わず、また運行されるといいですね。

といったところで発車です。
指定席は完売だったのにも関わらず空席が目立ちますが、この先の停車駅から乗ってくる人が多いのでしょう。


ただ、せっかく窓がないのにこの柵がちょうど視界に入ってきて眺望は思ったほどじゃないというw
まあ、風を感じながら乗車できるという点が売りであり、景色を楽しむのは二の次なのかもしれません。

「ノロッコ」ほどはスピードを出さずのんびりと走りますが、それでも車内は凄まじい風が吹き抜けていき、「風っこ」の名前の通りでしたが、周りのものが飛ばされないように注意が必要です。

あとは、観光列車らしく、アナウンスでも沿線の見どころや観光地などを紹介してくれますし、乗車記念証も配布されていて、乗っているだけで観光気分が高まります。


美深に到着です。地元の方が出迎えてくれていますが、ここは停車時間があまりなく乗り降りが終わったらすぐに発車していきます。
美深の次は名寄です。特急の停車パターンと同じですが、特急どころか普通列車よりも時間がかかるので、基本的に先を急ぐ人に向いた列車とは言えませんw


名寄に到着!
ここは停車時間があるので、降りたことのある駅ではありますが、一旦下車しようと思います。


駅名標と絡めてみたり


隣りにいたキハ40系ですが、こちらは宗谷本線のローカル列車です。
やっぱり北海道といえばこの色ですよね。


無理やり並べてみるw


跨線橋の上から


反対のホームからも


ホーム上では地元の名産品を売るワゴンが出ていて、ちょうど小腹が減る頃合いだったこともあり次々とお客さんがやってきては売れているようでした。
特に飲み物は人気でしたね。実はこの日、北海道らしからぬ猛暑となっており、9月だというのに30度を超える夏日となっていたのです。
それでいて「風っこ」は外気がもろに入ってきて冷房なんてありませんから、暑さが堪えますw

あと、ご当地入場券を売るワゴンも出ていたのですが、確かに一旦改札を出て窓口まで行かないといけないとなるとわずかな労力でも面倒で買わないって人も、ホーム上で売られていたら買いたくなりますよね。
しかし、実際に入場券として使う人はほぼいないとはいえ、改札内で入場券を売るって変な感じがしますw


と、そこへ「サロベツ」が入ってきました。
この列車との行き違いのための停車時間だったようです。


日本最北端へ向かう列車というだけで旅情を誘われます。


並べて撮ったらそろそろ戻ります。


こんな微笑ましいお見送りを受けて「風っこそうや」は名寄駅を後にします。

一旦ホームへ出るだけの人や、ここで降りてしまう人、ここから乗ってくる人と入り乱れていて発車まではよく分からなかったのですが、ドアが閉まってみるとここで結構な混雑になっていて、ほぼ満席のようでした。
先程写真で見てもらったような座席なので1ボックスに4人座ると結構窮屈なんですが、まあ仕方ないですね。

ここで車窓にはちょっとした目玉があります。
それは「キマロキ編成」です。詳しくは別の日程でも訪問するためそのときに解説しますが、ざっくり昔使われていた除雪列車という認識で大丈夫だと思います。
実はその「キマロキ編成」が宗谷本線の沿線に保存されており、車窓から見ることが出来るのです。
前に乗車したときにも見たことがあったので存在は知っていたのですが、アナウンスによると特別に汽笛を鳴らしてくれるというのです。
これは動画で撮るしかない!


↑というわけで動画をどうぞ
「風っこそうや」も汽笛を返しているのがいいですねぇ。


長閑な景色の中で旅を続けます。
普通のキハ40系で窓を開けながら眺めるのもいいですが、「風っこそうや」だと開放面積が違うので風量も桁違いですw
おかげで冷房がない暑さが幾分和らいでいる気もしますが、スピードを出してくれないと涼しくならないというw
お次は士別です。


士別に到着です。
ここ士別は「サフォークランド士別」というキャッチフレーズのもと、羊の牧畜が盛んで、ジンギスカンなど羊肉を使ったグルメが食べられる場所でもあるようです。
そのため、ご当地キャラも羊がモチーフの「さほっち」です。

途中下車してジンギスカンを食べに行きたくなりましたが、ここは停車時間がないので客扱いを終えたらそのまま発車です。


続いては和寒です。ここは少し停車時間があるので駅の方にも立ち寄ります。


もちろん「風っこそうや」は撮ります。


駅舎内の待合室


写真展示がありました。
和寒駅も120周年なんですね。


駅舎です。
正直、特急停車駅なのでもうちょっと大きな駅舎を想像していましたw


駅周辺を撮ったら撤収です。
お次は・・・


1駅進んで塩狩駅です。
この駅自体は最近の調査で1日の平均乗車人員が0.2人と、もはや日常的な利用者はいないといっていい状況の駅ですが、名前は聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
実は「塩狩峠」という小説、及びこれを原作にした映画が存在しており、これは当駅付近の塩狩峠で起きた実際の鉄道事故を元にしています。
塩狩峠を通過中だったSL牽引の急行列車が連結器の破損により最後尾の1両が分離してそのまま上り勾配を逆行する形で暴走し始め、たまたまその客車に乗っていた鉄道院の職員だった長野政雄氏がハンドブレーキを操作して客車を止めようとするもこの際にデッキから転落して亡くなってしまいました。客車の方はハンドブレーキのおかげで無事に停車して他の乗客は無事だったそうですが、この話を三浦綾子氏が小説にしたわけですね。


駅前には塩狩ヒュッテというユースホステルがあったりして、今はレジャースポットという雰囲気が強いみたいです。
なお、先ほどの「塩狩峠」の舞台であることを記念して「塩狩峠記念館」という施設もあるらしく、そこを見学する人の便宜を図って「風っこそうや」の停車駅に塩狩駅を加えたのかもしれませんね。


駅舎が見えました。これは外側からも見てみたい雰囲気の駅舎だと思いましたが、ここも停車時間はあまりないので車窓から見るだけで旅を続けていきます。

お次は年代の方には分かるあの駅です。


これだけで分かる方には分かりますね。
分からない方もいるでしょうから種明かしすると、健康器具として知られる「ピップエレキバン」のテレビCMで当駅が使われたことがあり、樹木希林さんが登場したCMは話題を呼び、そのことで当駅や所在する比布町のことを知った人も多かったようです。

なお、こんな変わった名前がアイヌ語で無いはずがなく、当然「比布」もアイヌ語由来の地名ですが、「ピピペッ」(石のごろごろしている川)、あるいは「ピオプ」(石の多いところ)といったアイヌ語を転訛したものという説があるようです。
あと、JRの駅名としては唯一半濁音で始まる駅名だそうですよ。


名所案内


駅舎ですが、ほとんどの乗客が降りていったので、普段は静かであろう比布駅も、つかの間の喧騒に包まれていました。
あと、いちごっぽい見た目のキャラがいますが、比布町のご当地キャラ「スノーベリーちゃん」だそうですよ。
見ての通り、いちごがスキーをしているような格好ですが、比布町のキャッチコピーは「スキーといちごのまち」だそうで、名は体を表すを地で行くスタイルですねw


跨線橋の上から「風っこそうや」を撮ります。


反対のホームからも
・・・なんだか停車駅の度に似たような構図で撮っている気がしますが気にしないw


駅舎側からだとどうも逆光で暗くなってしまいます。


駅舎内は併設のカフェを利用する人も多くて混み合っていたので、さっさと駅前へ出ました。
小綺麗でモダンな駅舎ですが、2016年に建て替えられたばかりの新しい駅舎のようです。


駅名の看板


記念撮影用なのか、国鉄時代の駅名標もありました。
例のCMが放映されたのは1980年のことであり、当時はもちろん国鉄でしたから、駅名標もこのスタイルだったはずですしね。


CMを題材にした顔出しパネルがありました。


「風っこそうや」へのメッセージ


これは・・・巨大カボチャ?


町内マップ

といったところですることもなくなったのでホームに戻ります。
ただ、まだまだ発車まで時間があるんですよね。
ここは特に停車時間が長く、39分も停まりますw


ホーム側にも立派な看板がありました。

そういえば、ピップエレキバンの発売元である「ピップ」も「風っこそうや」運行を記念して利用者にエレキバンを無料配布するというイベントをやっていたらしいですが、私がホームで色々撮っている間に無くなってしまったらしくもらえませんでしたw


「スノーベリーちゃん」が列車の前でポーズを取ってくれていたので撮影


↑ここで「サロベツ」が通過していきます。
この長時間停車は「サロベツ」の待避だったようです。

車内に戻るもすることがないのでどうしたものかと考えていると、そういえば、まだ「北海道の恵み」の車内を見ていないことに気が付きました。
「北海道の恵み」は普段はローカル列車として走っているので、「風っこそうや」の運行が終わっても見る機会はありますが、それでもせっかくの機会なので見学させてもらいましょう。


まずは、「道央 花の恵み」の方から


基本はキハ40系の座席配置と同じですが、テーブルが付いているのが大きな変更点ですね。


記念撮影用のパネルを発見!
これは普段は見られないものですね。


続いては「道北 流氷の恵み」です。
基本的な内装は変わりませんが、吊り広告の位置に北海道の難読地名が書かれていてクイズ感覚で楽しめます。


特にインパクトあるのが沿線に生息する動物の毛や角の実物を展示していることです。
こちらは日本国内では陸上最強といってもいいであろうヒグマです。


こちらがヒグマの毛です。これだけ寒い北海道に住むならこれだけの体毛を持たないとやっていけないんでしょうね。


続いては、北海道では列車が止まる原因の上位に入るであろうエゾシカです。
こちらは角が展示されています。


先端にキャップが付けられているということは、下手をすれば怪我をするくらい鋭いってことですよね。野生の迫力を感じます。


キャップを外して触ってみてもいいと書いてあったので触ってみました。
ナイフは言い過ぎですが、勢いよく突かれたら刺さりそうな鋭さはありました。


こちらにも記念撮影用のパネルを発見。


剣淵町絵本の館から借りたという本が置かれていました。
乗車中の暇つぶしに読書もいいかもしれません。


それでは発車時間です。
「スノーベリーちゃん」のお見送りで比布駅をあとにします。
それにしても、座席の座り心地や空調なんかは「北海道の恵み」の方がいいなと思いましたが、せっかく乗るならばやっぱり「風っこ」の方ですよね。
このあたりでは、途中駅で降りてしまった人の席が空席となっているところがぽつぽつと出始めて、「北海道の恵み」の方の座席しか取れなかったけれど、「風っこ」に乗りたいと座席を移動する人も見られ始めました。
本来は指定された座席以外に座るのは違反行為でしょうけど、こればっかりは気持ちは分かりますw
私も偶然「風っこ」の方の車両の席が取れたから良かったですがそうじゃなかったらここまでの満足感は得られなかったかもしれません。


車窓からは大雪山が見えていました。
のんびりと流れる景色を眺めつつ、終点が近づいていることに名残惜しさも感じていました。


川を渡りました。
朝霧に覆われていた今朝とは違ってすっかり晴れていい眺めです。


いつしか旭川市街に入り旭川運転所が見えてきました。
除雪車たちが夏休みを謳歌しているようでした。


それにしても、今朝も見たこのシートに覆われた車両はやっぱりH100形なんでしょうかね。


「風っこそうや」が停まる最後の途中停車駅の新旭川に到着です。
あと2駅で旭川なんですが、ここでも少し停車時間があるみたいです。
ここが実質的な宗谷本線と石北本線との分岐駅となっており、線路名称上はここが石北本線の起点です。


縦型


ホームは2面3線となっていますが、それよりも注目してほしいのは架線が張られていることです。
宗谷本線も石北本線も全て気動車で運転されており、電車は使われていませんが、新旭川駅の隣の北旭川駅に隣接して旭川運転所が設置されており、ここには函館本線で使用される電車も収容されることがあるため、回送のために電化されているわけです。
この旭川運転所への電化区間は国内最北端・最東端の鉄道電化になるそうです。


もはや定番のメソッドですが、跨線橋の上から1枚


反対のホームからも1枚撮ったらこれで途中駅での撮影も最後になりますね。
意外と疲れも感じていましたが、それよりも名残惜しさの方がありました。
とはいえ、そろそろ発車なので列車に戻ります。


この独特の枠を通して眺める旭川市街の景色を「風っこそうや」のシメとして目に焼き付けておきましょう。


富良野線も合流してきて線路が増えたら旭川駅に入線です。


旭川駅では地元の方々やご当地キャラのお出迎えはありませんでしたが、その代わり撮り鉄たちが出迎えてくれましたw


今宵は旭川に泊まるということで時間的に余裕もあるので引き上げまで見送ってから撤収することにします。


記念撮影のサービスなのか乗務員さんが列車の前に立ってくれていました。


一般のキハ40系との並び

あとは回送の瞬間を待つだけ・・・昨日の「フラノラベンダーエクスプレス」では、札幌駅で見事に回送の向きを間違えてしまいましたが、今回は旭川運転所へ回送されるのはほぼ間違いなく、それならば回送される方向も宗谷本線の稚内方であることは間違いないでしょうからそこでスタンバります。


↑最後は盛大な警笛を鳴らしながら旭川駅を後にしていきました。
「風っこそうや」としては今日がラストランですが、「北海道の恵み」も「びゅうコースター風っこ」もそれぞれ自分の配属先でこれからも頑張るのでしょうから、またどこかで会える日を楽しみにしておきましょう。


最後に「ライラック」と「カムイ」の並びを撮ったら今日の活動が終了となります。
まだ明るい時間帯だったのですが、今回は7日連続の活動ですから休める時はゆっくり休みとしましょう。

記事のシメに「風っこそうや」について感想みたいなものを書いて終わりとしますが、「風っこそうや」はJR東日本から借り受けての運行という点で注目していたのですが、窓のない開放的な雰囲気で北海道を走ることが出来るのは楽しい体験となりました。宗谷本線は最北の鉄道でもあり、観光資源も決して少なくはないにもかかわらず、今まで観光列車の定期運行はなかったわけですから、沿線の自治体や住民も歓迎ムードが強く、駅ごとの出迎え&見送りやご当地の名産品の発売なども楽しめましたし、有志がグッズを作って売っていたりと、手作りのおもてなしが感じられたのもよかったです。またこの手の観光列車が走るなら乗りに行くと思いますw

あとは、正直5時間も乗るので途中で飽きるかなと、乗る前は思っていたのですが、終わってみれば途中駅での停車時間が気分転換になったのか退屈はしませんでしたね。

それでは、4日目以降はまた別記事で追ってレポートしますのでしばらくお待ち下さい。
~追記~
4日目も公開しました。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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