今回は青春18きっぷを使って関西・北陸へ遠征しました。
なお、青春18きっぷという時点でお察しかと思いますが、これは2023年末に実施したものです。
今回の活動内容
まずは活動全体をざっくりと説明しておくと、今回の遠征の目的は大きく3つあり、1つ目は福井鉄道で2023年に臨時運行された臨時急行に乗車すること、2つ目は敦賀駅を通過する「サンダーバード」を撮影すること、3つ目は神姫バスが運行する6系統に乗車するというものになっています。
これを2泊3日の行程にまとめ、2023年の年末に実施しました。
なので、記事中の記述は当時のものとしてご覧下さい。
本日の行程
それでは1日目の行程の説明ですが、この日は翌日の活動に向けて敦賀へ移動するという内容になっており、冒頭で掲げた3つの目的のいずれも関与しないただ移動するだけの1日となります。
東京から敦賀への移動は18きっぷという制約があることを考えてもそれほど無茶な移動距離ではないのですが、ただ乗り換えて移動するだけではつまらないので、東京~名古屋間では一般的であろう東海道本線経由ではなくて、あえて中央本線経由としたのと、名古屋~大垣間では「ホームライナー大垣」に乗るという2つのネタ要素を入れたため、出発も朝の7時頃で、到着は日付が変わるギリギリの終電で到着するというなかなかハードなものになりましたw
まあ、これは途中駅で食事をする時間をたっぷりとったりしたのも原因なんですがw
まずは松本を目指す
それでは早速本編スタートです。
最初の方は通勤ラッシュの時間帯に当たってしまい撮影どころではなかったので記事は高尾駅からスタートします。
というわけで高尾駅です。
流石にここまでくれば東京都心のような激しい混雑はないですが、それでも通勤・通学の利用者がいて、ラッシュの雰囲気はありました。
ここから乗車するのは211系普通列車の甲府行きです。
大月駅では特急列車の待避がありました。
もちろん列車を降りて撮影タイムです!
↑E353系の通過です。
それでは車内に戻りまして旅を進めていきます。
そして山梨県庁所在地の甲府に到着です。
ここでは松本行きに乗り換えですが、乗り換え時間が僅かだった上に違うホームでの乗り換えだったので車両を撮影する暇すらありませんでしたw
甲府といえばこれというこのオブジェを撮ったらすぐに乗り換えです。
今度も211系でした。
長野県に入りまして青柳駅でも特急列車の待避がありました。
しかも、ここは割りと停車時間があるのでついでに駅も見ていこうと思います。
改札口ですが、Suica用の簡易改札機があるのみで無人駅となっています。
駅周辺は駐車場になっていました。
路線バスについては駅前には乗り入れず、少し離れた国道沿いにバス停が設置されているようです。
駅前広場にはシンボルであるかのように大きな木が聳えていました。
そして、駅舎です。
2002年に作られた駅舎だそうで、「うだつ」をモチーフにしているんだとか。
それでは構内に戻って特急を撮ったら旅を続けていきます。
↑特急の通過シーンです。
それでは車内に戻ります。
列車は諏訪地域に入り、諏訪湖も見える区間がありますが写真は撮り損ねましたw
このあたりから松本へ向かう利用者が多くなり車内は徐々に混み合っていきました。
「まつもと~、まつもと~、終着、松本です」という通称「松本おばさん」の声とともに松本に到着です。
ところで、松本駅は中央本線ではなくて篠ノ井線の駅であり、名古屋を目指すならば塩尻で乗り換えた方が早いんですが、とある目的のために松本に立ち寄りました。
松本駅前も2年ぶりくらいですね。
前回は確か「あずさ」でやってきました。
松本へ立ち寄った理由がこれです。
「山賊焼き」という郷土料理であり、松本を訪れた際には大体食べています。
“焼き”といいつつ揚げ物だったりしますが、唐揚げ好きなら気に入ると思いますよ。
あと、せっかくの長野県ということで信州そばのセットにしました。
食後のデザートは信州牛乳のソフトクリームです。
濃厚で美味しい味わいでした。
長野グルメを堪能したらここで1つやることがあります。
それは「福井鉄道に電話する」ことです。
というのは、翌日の行程で乗車する臨時急行に乗る人限定で発売されるクーポンがあるのですが、これが予約制となっており、前日までに電話で予約しないといけないのです。
どうせならば旅に出る前に済ませておけばよかったんですが、あれよこれよという間に旅立ちの日になってしまい、道中で電話をすることになってしまいましたw
まあ、無事に予約もできたのでよかったですが・・・
それではまた列車に乗って旅を続けていきます。
中央西線で名古屋へ
今度は中央西線の列車で名古屋を目指していきます。
多くの列車が篠ノ井線に乗り入れて松本発着で運行されており、中津川で1回乗り換えるだけで名古屋まで行くことが出来ます。
待っていたのは313系です。
中央西線はJR東海の管轄なので車両もJR東海のものというわけですね。
転換クロスシートなので211系よりも快適に乗車できます。
塩尻で特急「しなの」の待避がありつつ、いよいよ中央西線に入ります。
車窓から見えた道の駅「木曽福島」ですが、確か「スーパーカブ」作中にも登場していましたよね。
列車で旅しても綺麗なところですが、バイクで走っても気持ちいいでしょうね。
名勝「寝覚の床」も車窓から見えます。
特急列車だとアナウンスで紹介することもあるくらい中央西線の車窓のハイライトの1つといえます。
列車は岐阜県に入り終点の中津川に到着しました。
もうすっかり暗くなりましたね。
↑発車を見送ります。
↑そして続いて乗車する快速名古屋行きの入線です。
やってきたのは315系でした。
JR東海が最近導入した新型車両で、実はこれに乗りたいというのも中央本線経由を選んだ理由でした。
近年は関西本線などでも運用が始まり、順次他線区へも運用が拡大していく見込みですが、活動時点では中央本線が最も遭遇率が高い路線となっていたのです。
車内はロングシートとなっていて、名古屋近郊の混雑に対応しています。
あとは名古屋まで乗車していきます。
初めての車両ということでテンションが上がりますが、既に外は暗いですし、意外とこの時間帯の都心向けの列車でも混み合っていたので大人しく過ごしていました。
ここで私は一旦駅を出ますが、目的地は「ハンズ」です。
「ハンズ」というより「東急ハンズ」といった方が通りがよさそうですが、雑貨などを売っているあの「ハンズ」です。
わざわざ旅先で立ち寄るなんて何事かと思われるでしょうが、実はこの活動の日の朝、乗り換えのために駅構内を歩いていると「パキン」という音とともに肩がけしていたバッグが地面に落ちてしまったのです。
最初はベルトが肩からズレて落ちたのかと思ったのですが、よく見るとベルトをバッグ本体に固定するための金具が真っ二つに折れており、それが原因で落ちてしまったようです。
肩がけ用のベルトとは別に手持ち用の持ち手もついているので、とりあえず持ち歩くことは出来るのですが、移動の度に片手がバッグに拘束されるのは特に撮影を考えると不自由ですし、ベルト部分だけ売っていそうなお店を考えた結果、名古屋駅近くにあった「ハンズ」に白羽の矢が立ったわけです。
無事にベルトだけ購入することができ、肩がけスタイル復活となりましたが、まさか金具が折れてしまうとは・・・
最近は撮影機材やらモバイルバッテリーやら持ち歩く機材が増えており、それに加えて遠征ということで着替えなどもあったので、過積載状態にバッグが悲鳴を上げたということですね。
ただ、私の活動スタイルからして荷物を減らすのは難しいので、新しいベルトがより耐久性があることに期待しつつ、今後もこの過積載は続くことでしょうw
ベルトの懸案事項が解決したら腹ごしらえです。
時刻はちょうど夕飯時ですし、このあとは敦賀までひたすら移動であり途中で食事をする時間もなさそうなので、名古屋で済ませてしまおうというわけですね。
やってきたのはかの有名な「矢場とん」です。
今や全国進出しているので、そこまでご当地感はないですが、名古屋めしの1つの「味噌カツ」をここで頂きます。
実を言うと2023年10月の活動でも名古屋を訪れており、その時に味噌カツを食べていたりしますが、何度食べても美味しいということでw
お待ちかねの味噌カツです。
昼も揚げ物で、夜も揚げ物になってしまいましたが、旅の時ぐらいはいいでしょうw
ところで、店を出るとこんな掲示を発見しました。
エスカレーターにもマニアックな要素があるんですね。
問題のエスカレーターというのがこちらです。
確かに手すりの部分の形が独特ですね。
「ホームライナー大垣」に乗る
続いて乗車するのは「ホームライナー大垣」です。
まずは例によって解説からですが、「ホームライナー大垣」は名古屋駅と大垣駅の間を結ぶライナー列車で、平日のみ名古屋~大垣間に2往復設定されています。
朝に名古屋行き、夜間に大垣行きが設定され、大垣市や岐阜市から名古屋市へ通勤する人向けの列車と言えます。
名古屋地区のライナー列車は1988年に登場した「ホームライナーながら」が発祥で、以後関ケ原まで足を伸ばす「ホームライナー関ケ原」や、岡崎・豊橋方面へ運行されていた時代もありましたが、2023年12月現在では名古屋~大垣間の運行のみに縮小されています。
使用車種は681系ないし683系となっており、これは特急「しらさぎ」に使用される車両を流用しており、JR東海管内のみの運行ながらJR西日本の車両を使用するという点でもネタ列車となります。
ライナー列車であることから乗車には乗車整理券が必要ではありますが、乗車券部分は青春18きっぷを利用可能なので、18きっぷで特急型車両に乗れるという点でも乗り得列車ですね。
入線を待つ間に他の列車を撮りつつ待ちます。
こちらは315系ですが関西本線の列車ですね。
噂には聞いていましたが関西本線もだいぶ315系の投入が進んでいるようです。
↑315系の発車シーン
↑別の315系の入線シーン
といったところでそろそろ本題へ
まずは発車標から
21時18分発の1号に乗車します。
この後続の3号もありますが、そちらに乗ってしまうと当日中に敦賀まで行くのが不可能になります。
↑停車駅案内などは動画でどうぞ
あとは乗車するんですが・・・
既に列車が入線しているというのに乗車整理券の券売機は「準備中」のまま・・・
他にも「ホームライナー大垣」に乗ろうと思って乗車整理券を買おうとした人が何名かいたんですが、皆さんどうしていいか困った様子でした。
そこへ駅員さんが通りがかり、準備中のままになっている様子をみて、「乗車整理券は車内で購入して下さい」とのことなのでそのまま乗り込んで車内購入することにしました。
JR東海の場合、かつての首都圏のホームライナーと違って乗車口での改札はしていないので、車内購入が可能なんですね。
というわけで行先表示を撮ってから乗り込みます。
そんなに利用者は多くないのか車内はガラガラですが、おかげで快適に過ごせそうです。
これでは「ホームライナー大垣」も遠からず廃止されるのではないかという懸念も持ってしまいますが、元々「しらさぎ」の車両を米原~名古屋間で回送するついでに運行されているような列車なので「しらさぎ」そのものが廃止されない限りは大丈夫な気もしますね。
↑車内案内表示を撮りました。
名古屋を出ると車掌さんがやってきてそこで乗車整理券を購入したらあとは大垣までのんびりと乗車していきます。
停車駅は名古屋を出ると尾張一宮・岐阜・穂積・大垣となっていて、快速・新快速・特別快速の停車駅から西岐阜を除いたものとなっています。
1駅だけですが停車駅が少なく、別料金を要する列車としての格を見せつけているような気もしますが、実は1999年までは西岐阜駅は普通列車のみの停車となっていて、この年のダイヤ改正で普通列車の大部分が岐阜駅で折り返すダイヤに変わったため、その代替で快速・新快速などが停車するようになった経緯があり、「ホームライナー大垣」はその改正以前の快速停車駅に準じているとも言えるでしょう。
敦賀へラストスパート
これにてネタ要素は終わりですが、最終目的地となる敦賀まで移動しないといけません。
米原駅にやってきました。
ここからJR西日本管内であり、駅名標のデザインも変わりました。
米原駅では「しらさぎ」を見られました。
言わずもがなで金沢方面の最終便となりますが、北陸新幹線敦賀延伸後は接続する新幹線が設定されないために運行が取りやめになるそうで、代わりに臨時快速が走るらしいので、その臨時快速も興味を持っていたりします。
↑223系長浜行きが発車するところだったので撮影しました。
方向的には敦賀方面へ向かう列車ですが、長浜までしか行ってくれないのでこれは見送りです。
↑そして、「しらさぎ」の発車です。
↑続いて521系が入線です。
これが私の乗る列車ですが、発車時刻よりだいぶ早く入線しますね。
ふと発車標を見ると「びわこエクスプレス」の表示が出ていました。
これは時期ダイヤ改正で「らくラクびわこ」に改名される予定なので、見納めですね。
実は3日目の行程で「びわこエクスプレス」に乗ったりしますが、詳しくはその時の記事で解説するとしましょう。
↑入線シーンです。
それでは521系に揺られて敦賀へのラストスパートです。
途中には高月駅がありますが、大阪府の高槻駅と同音であり、しかも新快速のうち長浜経由で近江塩津や敦賀を発着する列車は2つの「たかつき」駅に停車することになるから面白いです。
駅名の重複自体はそれほど珍しいことではありませんが、1つの列車が同じ名前の駅に複数停車するというのは珍しいパターンではないでしょうか。
敦賀に到着!
これが敦賀駅に到着する最後の列車なので皆さん改札口を目指して一斉に移動していました。
構内は雪景色でした。
敦賀は関西とのつながりが深いですが、北陸地方ですからね。
というわけで1日目は以上となります。
2日目以降は別記事として追ってレポートしますので公開までしばらくお待ち下さい。