2泊3日で実施した北陸・関西遠征の2日目です。
なお、1日目をご覧になっていない方はそちらから先にご覧になることをおすすめします。
本日の行程
2日目となる今日は昨晩宿泊した敦賀からスタートし、まずは敦賀駅で同駅を通過する「サンダーバード」を中心に撮影をこなし、その後は北陸本線で武生へ移動し、隣接する福井鉄道たけふ新駅へ移動後、1駅乗車して北府駅で通過する「臨時急行」を撮影後、たけふ新駅に戻って「臨時急行」を福井駅まで1往復し、その後は暇つぶしも兼ねて田原町まで普通列車で1往復したら、JR武生駅に戻って北陸本線で米原へ移動して宿泊しゴールとなります。
翌日の行程の都合で米原に宿泊する以外は活動の大半が福井県内であり、移動距離という点ではあまり伸びない1日ですが、ネタとしては1日目より多いので、記事のボリュームはそこそこ行きそうですね。
敦賀駅で「サンダーバード」を撮る
それでは早速本編スタートです。
9時過ぎに通過する「サンダーバード」を撮るのが目的なのでそれくらいに駅に行けばよく、前日は夜遅いチェックインだった分、今朝はゆっくりと出発できました。
雪景色の敦賀駅前からスタートです。
昨晩も雪景色だったのは覚えていますが、明るいとよりはっきり見えますね。
駅前にいたバスですが、左側は福井鉄道のバスで、右側は敦賀海陸のバスとなっています。
福井鉄道はともかく、敦賀海陸については聞き馴染みがないという人も多いかもしれませんが、正式には「敦賀海陸運輸」といい、社名の通り港湾や運送業を中心にした会社のようですが、敦賀市のコミュニティバスを受託する形でバス事業も手掛けています。
それでは改札を入ります。
何気にICOCAエリア内なので手持ちのSuicaをタッチして入場です。
そう、実はタイトルに「18きっぷで行く~」なんて付けておきながら、この日は活動の大半が福井鉄道であり、JRを使う部分が少なく、18きっぷを使うよりも全て普通運賃で乗った方が安いということが分かりましたので18きっぷはお休みです。
とはいえ、明日の帰り道でもお世話になるので、なくさないようにしっかりしまっておかねばなりませんけどね。
北陸地方ながら新快速がいるというのはちょっと不思議な光景です。
↑「しらさぎ」の発車シーンです。
あとは通過する「サンダーバード」まで色々撮りつつ待ちます。
ここで敦賀駅通過の「サンダーバード」についてですが、「サンダーバード」のうち4往復が敦賀駅を通過するダイヤとなっており、北陸新幹線敦賀開業後は全ての「サンダーバード」が敦賀止まりとなるため、必然的に敦賀駅を通過する列車も消滅するというわけで、それを撮影しようというわけですが、実を言うと本来は2023年の10月に実施した活動でこれを達成する予定でした。
詳細はその時の記事をご覧頂きたいですが、簡単に説明すると通過する「サンダーバード」を撮ろうとしたら入れ替わりで新快速が入ってきて被られてしまったのですw
今回はそのリベンジというわけですね。
↑お目当ての「サンダーバード10号」の通過です。
これにて目的達成!・・・かと思えば実はもう1本通過する「サンダーバード」があるので、それを撮ってから普通列車で武生へ向かいます。
↑続けて「しらさぎ」の入線です。
↑更に別の「サンダーバード」の入線です。
このように敦賀駅にいると次々と特急が来るので楽しいですね。
↑普通列車の入線
JRの車両で福井行きというのも新幹線延伸後は第三セクターに転換されるので見られなくなりますね。
小浜線の125系がいました。
小浜線はJR西日本で数少なくなった未乗路線ですが、北陸新幹線が敦賀まで伸びたらどうせくるので、その時に乗りつぶすとしましょう。
乗り換え通路には小浜線のPRと思われる掲示がありましたが、いろんなキャタクターで賑やかですね。
中を覗いてみるも前回とあまり変わらないようですね。
まあ、前回でもほぼ完成形だったのでこれ以上の変化はないんでしょうねw
↑特急の乗車位置案内も撮っておきました。
敦賀駅には特急自体は存続しますが、特急専用ホームが別に作られるようなのでこのホームには特急は来なくなりますから見納めかもしれませんね。
といったところで、そろそろお目当ての2本目の通過する「サンダーバード」の時間です。
↑「サンダーバード9号」の通過です!
↑「しらさぎ」の入線です。
「サンダーバード」がやってきましたが、これは停車するやつです。
↑発車シーンです。
武生にて
普通列車に乗って30分ほどで武生へやってきました。
実はここでも「サンダーバード」の通過を撮ることができますので、それを撮りつつ駅も軽く見ていきましょう。
↑乗ってきた列車の発車シーンです。
ホームは2面3線の国鉄型配線となっており、特急街道の北陸本線らしい構造ですね。
ところで、敦賀は雪景色でしたが武生はもう雪はなくなっていて、同じ福井県内でもかなり状況が違うんですね。
北陸トンネルの前後で気候がだいぶ違うということでしょうか。
脇には側線がありますが、保線作業の拠点として使っている感じでしょうか?
武生駅と同じ越前市内に出来る新幹線駅の「越前たけふ駅」の看板が出ていました。
それにしても、武生駅と越前たけふ駅の間にはシャトルバスが走るそうですが、元々の特急停車駅から離れてしまうわけで不便になるのはありそうですね。
特に関西からの移動だと敦賀での乗り換えが必要になる上に更に市街地へはシャトルバスに乗り換えないといけないとなると、新幹線でかえって不便になる一例となりそうです。
特急の乗車位置案内も撮っておきましょう。
当駅からは特急列車の発着がなくなる見込みですからこれも見納めでしょう。
↑ここで「サンダーバード」の通過です。
地元の伝統工芸品「越前打刃物」をPRするオブジェがありました。
迫力ある龍がインパクトありますね。
改札口です。
ICOCAエリア内ですから簡易改札機のみ設置されており、紙の切符の人は駅員さんに手渡しする昔ながらのスタイルです。
発車標です。
ここに「特急」という表示が出るのも「北陸線」という表記も見納めですね。
福井県内の北陸本線を引き継ぐ第三セクター「ハピラインふくい」のペーパークラフトがありましたが、ちょっと造形がざっくりですねw
第三セクター転換を「開業」というのはちょっと違和感がありますが、こんな掲示物でPRされていました。
きっぷ売り場です。
この運賃表も第三セクターに転換されたら書き換わるでしょうし、貴重な記録となることでしょう。
そして、駅舎です。
他の北陸本線の特急停車駅では新幹線乗り入れに合わせて駅舎が建て替えられるパターンが多いですが、当駅は新幹線駅が別に作られることになったために元々の駅舎がそのまま残ったことだけは新幹線が乗り入れなかったメリットですかね。
そこへ通りがかったのは越前市のコミュニティバス「のろっさ」でした。
駅前にある「アル・プラザ武生」という商業施設です。
地方だと駅周辺の商業施設が皆無で、駅から遠い国道沿いにしかお店がないなんてことも珍しくないですが、武生は駅前に商業施設があっていいですね。
ちなみに、福井鉄道のたけふ新駅もこの「アル・プラザ武生」の向こう側にあります。
といったところで、武生駅編は以上で、あとはたけふ新駅に移動して福井鉄道編が始まります。
北府駅で臨時急行を撮る
続いては福井鉄道編ですが、臨時急行に乗る前に、まずは撮影をこなしたいと思います。
詳細は後述しますが、臨時急行は2往復設定されており、乗車するのは午後の便なので、1往復目の列車を北府駅で撮影しようというわけです。
北府駅を選んだ理由ですが、北府駅は定期列車の急行は停車するものの臨時急行は通過なので、北府駅を通過する光景はレアという理由からです。
武生駅から徒歩数分、たけふ新駅にやってきました。
ぱっと見では駅というよりなにかの事務所という雰囲気のシンプルな構造です。
駅名部分です。
当駅は元々「越前武生」という駅名でしたが、武生駅のくだりで紹介した北陸新幹線に出来る予定の新駅が「越前たけふ」となることが決まったため読み方が同じで紛らわしいという理由から福井鉄道側が改名することとなり、「たけふ新」となりました。
駅名に”新”が付くケースはよくありますが、普通は頭につくところ、最後に付けているのが変則的ですが、実を言うと、「越前武生」になる前の駅前は「武生新」であり、”武生”の表記がひらがなになったものの以前の駅名に戻ったとも考えられます。
ところで、どうして既に存在する駅名を新幹線駅に採用したのかという話ですが、計画時の仮称は「南越」だったものの、駅名候補を公募した結果、「越前武生」も候補の1つとなり、これに対して福井鉄道は福井鉄道の駅名を解消する費用を越前市が負担することを条件に「異存はない」との発言があり、最終的に「越前たけふ」が新幹線駅の駅名となり、福井鉄道の駅名は「たけふ新」に改名されたのでした。
駅前を通りがかった福井鉄道のバスです。
バス事業は分社化という流れに逆らって今でも福井鉄道が直営で運営しています。
ところで、この装置は実は券売機だったりするんですが、かなり特異な外観をしていますよね。
病院の自動会計機っぽい気もしますが、ちゃんときっぷを買えます。
また、何気にクレジットカードやバーコード決済にも対応していたりします。
自販機もありますが、手前のやつは実はグッズを売るものだったりします。
その中に「ジャンジャンキーホルダー」なるものを見つけました。
これは福井鉄道の一部の駅などにある(あった?)看板を元ネタにしたグッズのようで、私も直通先のえちぜん鉄道の鷲塚針原駅で見たことがあります。
福井鉄道だけでなくえちぜん鉄道でも使われている「ジャンジャン」という擬音はもしかしたら福井県では一般的なものなのかもしれません。
それでは構内に入ります。
ここは有人駅であり、いわゆる列車別改札なので、発車時刻が近づくまで改札を通過することは出来ません。
乗車するのはこちら
770形という車両で、元々は名鉄の車両でしたが、今は福井鉄道で第二の人生を送っています。
これに1駅だけ乗って北府駅へ向かいます。
距離的には歩いてもいけるのですが、私のルールでは列車で行くか、そこから列車に乗らないと「下車した」とは認めないルールとなっているのもあって列車で行くことにしました。
というわけで1駅乗って北府駅へ到着です。
読み方は「きたご」ですが、これも難読ですね。
ちなみに、2010年までは西武生駅でした。
↑乗ってきた列車の発車シーン
ホームは相対式2面2線となっていますが、車両工場を併設しており、また福井鉄道の本社最寄り駅となっています。
この奥の方は車両工場みたいですね。
留置車両の姿も見られますが、その中でもF10形「レトラム」という車両(黄色い車両)もいるのに注目です。
この車両はドイツのシュトゥットガルト市電でかつて使われていた車両で、土佐電気鉄道(現とさでん交通)を経て福井鉄道で余生を送っており、観光資源として活用されているようです。
これも乗ってみたいですが今回は臨時急行がメインということでまたの機会の楽しみにしておきます。
ホーム端が駅舎への出入口となっており、構内踏切へ通じる部分はスロープが付いていますね。
駅舎内ですが、かなりレトロな雰囲気です。
それもそのはずで、駅舎そのものが登録有形文化財に登録されるほど古いものなのです。
更に駅舎内にはギャラリースペースもあって鉄道関連の物品を展示しています。
駅舎です。
2012年に改修されたため傷みはないですが、昔の雰囲気を残しているのはいいですね。
駅前にはバス停がありますが、コミュニティバスの「のろっさ」のみの乗り入れで、それも週2日のみの1日2往復という極限的な本数となっています。
子供向けなのか小さなレールや踏切がありました。
ミニ列車を走らせたりということもするんでしょうかね。
すっかり「鉄道ミュージアム」となっていますね。
留置線です。
たけふ新駅と並んで車両留置にも使われているようで、880形の姿も見られました。
こちら200形という車両で2016年まで活躍していた車両です。
このように一般的な鉄道車両のスタイルなんですが、福井鉄道には併用軌道区間が存在するんですよね。
つまり、この車両が路面軌道を走っていたわけで、福井の名物とも言える光景として知られていたようです。
現在は福井鉄道の車両は全て路面電車タイプの車両になってしまったので過去帳入りしてしまいましたが、江ノ電の江ノ島~腰越間とか、京阪京津線のびわ湖浜大津駅付近とかで一般の鉄道車両が併用軌道(っぽい場所)を走る光景はまだ見られますね。
それではホームに戻って臨時急行の通過を待ちます。
↑お待ちかねの通過シーンです。
当駅を通過するのはレアなことですし、貴重な記録となりました。
撮影をこなしたら移動開始です。
臨時急行に乗るためにたけふ新駅に戻るのですが、帰りはちょうどいい時間に電車もなかったので徒歩で行くことにしました。
また、ちょうど昼時だったので、途中でお昼ごはんを食べることにしました。
そして、徒歩10分ほどでやってきたこちらは「ヨコガワ分店」というお店です。
注文したこちらは「ボルガライス」という武生周辺を中心に食べられているご当地グルメです。
簡単に説明するとオムライスの上にとんかつが乗った料理なんですが、ありそうでなかった組み合わせはとても美味しかったです。
お昼時ということで店内はそこそこ混み合っていましたが、ほとんどのお客さんがこの「ボルガライス」を注文していたので、人気は確かのようです。
私もいろんな地方のご当地グルメを食べてきましたが、これは初めての味でした。
まだまだ知らない味が各地に隠れていそうです。
食後はたけふ新駅へ徒歩移動ですが、途中で見かけたこちらは越前市役所です。
越前市という市名は2005年に武生市と今立町が合併して誕生したもので、新幹線駅の駅名が「越前たけふ」なのも市名である越前を付けたかったというのもありそうですね。
あとはたけふ新駅へ移動するだけですが、昼食のときに思ったより提供まで時間がかかったこともあって臨時急行の時間まで結構ぎりぎりになってしまい、やや急ぎながらの移動となりました。
臨時急行に乗る!
それでは本日の目玉と言っていい「臨時急行」のご紹介と行きましょう。
まずはこの「臨時急行」についてですが、福井鉄道で2023年の10月14日~12月27日にかけて福井駅~たけふ新駅の間で臨時運行された列車で、福井鉄道で通常運行されている急行とは停車駅が異なり、途中停車駅は神明・福井城址大名町の2駅のみとなり、さながら特急といっても過言ではない俊足っぷりとなっています。
所要時間はたけふ新~福井城址大名町間で比較すると一般の急行では45分のところ、臨時急行は38分で結ぶなど俊足っぷりが際立ちます。
この臨時急行ですが、その背景には2023年10月14日に実施された福井鉄道のダイヤ改正があり、同改正では日中時間帯の急行の運行が取りやめとなりました。
それも利用状況が理由というよりは、乗務員不足が背景にあったようです
その後、ダイヤ改正日から当面の間、「ダイヤ改正でご迷惑をかけする」とのメッセージを添えて日中時間帯に臨時急行を運行するとの発表が出て、しかも停車駅が大幅に少ないことが発表されると鉄道ファンからも注目を集めるようになりました。
ただ、「一部運行しない日があります」との但し書きがついていて、しかも蓋を開けてみると運行する日のほうが少ないのではないかという状況でしたが、おそらくは乗務員の確保が付いた日だけ走らせるといった感じなんでしょうね。
更にそれだけでなくて、臨時急行の運行日に限り「フクラム観光クーポン」というものが発売され、これを利用するとなんと100円で臨時急行に乗車できてしまいます。
これは福井鉄道の初乗り運賃よりも安く、破格とも言える設定ですが、利用には前日までに電話にて予約するという条件があり、昨日の記事中での電話というのはこれの予約だったわけですね。
なお、臨時急行自体は予約なしでも乗れますが、予約していない場合は通常の運賃を支払うことになります。
ところで、この「フクラム観光クーポン」ですが、具体的な効力がはっきり書いていなかったんですが、現地情報では「臨時急行乗車後は福井鉄道の全列車が1日乗り放題」とのことで、実質的には1日乗車券であることが判明しました。
100円で全線乗り放題なんて福井鉄道はどれだけ大盤振る舞いなんでしょうかねw
今回はありがたく使用させてもらいました。
窓口で氏名を告げてクーポンを購入したら改札へ向かいます。
周辺には私と同じく「臨時急行」に乗る人達であろうマニアたちも集まり始めていました。
発車標に案内が出ていましたが、単に「急行」となっていてこれはちょっと残念・・・
でも、普通の急行は田原町行きしかないので、福井駅行きという意味ではレアですね。
というか、福井鉄道の列車は田原町行きかえちぜん鉄道直通の鷲塚針原行きのどちらかとなっており、それらが福井城址大名町から一旦福井駅を経由するという運行形態となっており、福井駅行き基本的に存在しません。
↑停車駅案内もあったんですが、なんと通常の急行停車駅を案内していました。
これを信じて間違って臨時急行に乗ったら大変なことになりそうですがいいんですかねw
北府駅で通過を見送ったやつと同じ車両ですが、実を言うと「臨時急行」のパンフレットではF2000形「フクラムライナー」の写真が使われており、基本的には臨時急行には「フクラムライナー」を使うのが所定っぽいんですが、この日は運用変更だったようです。
そういえば、昨日の電話の中でも「パンフレットにはフクラムライナーが写っていますが車両が変わる場合がありますのでご了承下さい」というやり取りもありましたから、その通りになったわけですが、鉄道ファンとしてはかえって古い車両の方が嬉しいですねw
幕は「臨時」でした。
さすがにこの幕まで「急行」だったら一般利用者には紛らわしいにもほどがありますからね。
更に札を掲げて「臨時急行」であることを案内していました。
ここで停車駅も案内していますが、このスペースに収まるくらい停車駅が少ないということですからすごいですね。
車内の案内表示も「臨時」でした。
まあ、わずか数カ月間の運行のためにわざわざデータを用意するわけにはいかなかったんでしょうw
運転席にあったスタフを撮らせてもらいました。
スタフによると西鯖江・浅水・赤十字前でそれぞれ運転停車があるようですね。
まあ、福武線の大部分は単線なのでこればっかりは致し方ないでしょう。
↑前面展望ポジションを確保できたので前面展望をどうぞ
※2月3日に公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。
他にも鉄道ファン風の人たちが結構いたので、争奪戦かと思いきや意外と前面展望を狙う人は少なく余裕で確保できました。
早速出発です。
車両構造的に画角が厳しいですが、それでも前面展望を楽しめるだけいいと思いましょう。
次の家久駅ですが、雪国ということでポイント不転換防止のためのシェルターが付いていました。
何気に右側通行でした。
たまにこういうパターンありますよね。
このあたりから地面にはちらほらと雪が見えてきました。
ちょうど越前市から鯖江市に入ったあたりですが、隣接する市でも随分変わるんですね。
西鯖江駅に差し掛かりました。
ここにもシェルターがありますね。
運転停車をする予定ですが対向列車もいますね。
と思ったら徐行はするもののそのまま停車することなく通過していましたw
そして、最初の途中停車駅の神明駅に停車です。
ここでの乗り降りはありませんでしたね。
鉄道ファンについては全区間乗りたい人がほとんどでしょうから当然ですが、一般利用者が皆無というのは・・・
まあ、運転日がまちまちで地元住民としては使いづらいのはあったかもしれませんね。
浅水川を渡ります。
福井鉄道にも同名の浅水駅がありますね。
ちなみに、浅水の読み方は「あそうず」です。
そんな浅水駅では対向列車と行き違いです。
運転停車の予定ですが、やっぱり徐行するだけで停車はしませんでしたw
花堂駅に差し掛かりました。
読み方は「はなんどう」ですが、これも難読ですね。
ちなみに、JRには「越前花堂」という駅があり、こちらは北陸本線と越美北線の分岐点となっています。
そんな花堂駅から先は複線となります。
といっても花堂駅止まりの列車は設定されていないのであまり活用されてはいない感じですね。
かつては全線を複線化する構想もあったみたいなので、その夢の跡という感じでしょうか。
細かくカーブしていきます。
そういえば、赤十字前駅は運転停車のはずですがやっぱり通過していきました。
ここからは道路上を走るということで信号に従って走ります。
赤信号ということでしばし停車です。
電車用の信号に従うからです。
黄色い矢印は路面電車用の信号機ですが、地元に路面電車が走っている方以外は馴染みがないかもしれませんね。
でも、教習所でも習う内容ですから、免許を持っている人は知っていなければいけませんよ?w
併用軌道区間が始まりました。
普通の路面電車という風景ですが、少し前までここを200形のような普通の郊外電車のような車両が走っていたんだからすごいですね。
その光景、見てみたかったです。
対向車両とすれ違いました。
この併用軌道区間も容赦なく通過していきますが、路面電車の場合、路線バスと同様に利用者がいない場合は通過することもあるので、これについてはそれほど珍しい光景ではないかもしれません。
しばらく走ると福井城址大名町に到着です。
ここが最後の途中停車駅です。
ここは福井駅方面への分岐点となっており、渡り線が設置されています。
また、たけふ新方面から福井駅方面へ向かうにはスイッチバックが発生するため、物理的に通過できず、必ず停車する必要があるため、臨時急行も停車します。
ここで進行方向が変わりますが、向かい側の先頭部は既に埋まっていたのでこのまま”逆展望”で行きます。
福井駅方面の線路へ分岐していきます。
この支線は通称「ヒゲ線」と呼ばれていて、福井城址大名町と福井駅の間のわずか1区間しかないミニ支線となっています。
ヒゲ線は福井城址大名町付近のみ複線となっていて、ここで行き違いが行われます。
その先は単線となります。
道路幅が狭いので仕方なんでしょうが、県庁所在地の駅前区間が単線なんてちょっと寂しいですね。
福井駅手前ではポイントの不具合で数分間立ち往生するトラブルもありましたが、福井駅に到着です。
というわけで終点の福井駅に到着です。
このあとも臨時急行でたけふ新へ折り返しますが、少し時間があるのでしばらく周辺を散策します。
駅名標です。
ちなみに「福井駅」が名称なので、たけふ新駅のように”駅を付けて表記すると「福井駅駅」となりますw
あとは駅前をぶらぶらしました。
福井駅前といえば・・・恐竜ですね。
↑恐竜は動くので動画でも撮りました。
↑他の電車の動画なんかも撮ったら再び臨時急行に乗り込んでたけふ新駅に戻ります。
↑復路は前面展望ではなくて車窓にしました。
※2月3日に公開予定なので、それ以前にご覧の方は公開までしばらくお待ち下さい。
今度も往路と同じメンバーの姿もありつつ、たけふ新駅へ向かっていきます。
これは乗り鉄向け列車のあるあるですね。
メガネをPRする看板がありました。
鯖江市はメガネの名産地ですが、その中でも麻生津が発祥の地なんだとか。
ちなみに「麻生津」は「あそうづ」と読みますが、駅名の「浅水」と同じ読みなので、麻生津が変化して浅水になったとかありそうですね。
これにて臨時急行編は終わりですが、これで活動終了ではちょっと早すぎるので、暇つぶしに福井鉄道を田原町まで1往復します。
「フクラム観光クーポン」をフル活用というわけですw
暇つぶしの1往復
ここからは暇つぶしで、田原町まで1往復します。
待っていたのはF1000形「フクラム」でした。
以前に「フェニックス田原町ライン」として乗車したことがありますが、福井城址大名町以南の区間では乗っていなかったのでちょうどいいでしょう。
ハーモニーホール駅は同名の施設「ハーモニーホール」の最寄り駅です。
西武の看板がありましたが、あれは西武福井店というデパートです。
地方都市でデパートが残っているのはすごいことですし、西武のデパートとしては北陸地方唯一なんですよね。
このあたりでヒゲ線に入って福井駅まで立ち寄りますが、私は田原町まで乗り通すので無駄に1往復することになります。
まあ、大半の利用者が福井駅で入れ替わっていたのでしょうがないんでしょうね。
ただ、福井駅を跨ぐ利用者も少数ながらいましたけども。
田原町駅に到着です。
同名駅が東京にもありますから、関東民だと地下鉄銀座線のイメージが強いですねw
福井鉄道としては終点ですが、「フェニックス田原町ライン」はここからえちぜん鉄道に直通していきます。
乗ってきた電車もえちぜん鉄道直通なのでそのまま走り去っていきました。
そのままえちぜん鉄道区間も乗ってみようかとも思ったんですが、「フクラム観光クーポン」ではえちぜん鉄道は乗れないでしょうし、何より過去に乗ったことがあったので今回は田原町までにしました。
駅の外観です。
ホームと駅舎が一体化した構造ですが、有人駅であり、列車発着時には駅員さんが立って集改札をするようです。
車内のつり革の一部がカニの形をしていたという小ネタを入れつつ、これにて福井鉄道編は終了です。
米原へ移動する
ここからは単なる移動という感じですが、武生からJRで米原まで移動して終わりです。
当初は一度大阪へ出てから「びわこエクスプレス」で米原へ行くという案もあったんですが、別にフリーきっぷとかではないのでその都度正規料金を払う必要がありますし、「びわこエクスプレス」についても列車名が変わるだけで廃止されるわけではないことや、「びわこエクスプレス」という列車名の記録という意味では翌朝に乗車する予定もあったので、この日はまっすぐ米原へ向かうことにしました。
敦賀駅からは新快速に乗り換えます。
この新快速は米原経由であり、京都・大阪方面ヘは遠回りになりますが、後続の湖西線経由の列車を待つよりは早く到着するようです。
↑ここで「サンダーバード」の通過です。
乗り換え待ちの間にちょうどあったので撮りましたが、図らずも1日に3回も敦賀駅通過に遭遇することになりました。
駅前に出てきてこれにて活動終了です。
あとは駅周辺のラーメン店で夕飯を食べる一コマもありつつ、ホテルにチェックインして2日目も終了です。
3日目は別記事として追ってレポートしますので、公開までしばらくお待ち下さい。
つづく