来春ダイヤ改正での廃止が噂されたものの、結局は存続が決まったトワイライトエクスプレスですが、ちょっと気になる動向がありましたので記事にします。
JR西日本公式発表
まず、↑をご覧頂きたいのですが、夏に予定される広島ディスティネーションキャンペーンに合わせ、岡山~宮島口間でトワイライトエクスプレスの客車を使用した団体列車を運転するというものです。
トワイライトエクスプレス自体が隔日運転になっていて、トワイライトエクスプレスとして走らない日は団体列車などに充当されているのは従来からのことなんですが、JRが公式発表でプレスリリースを出すというのが興味深いんですよね。
今までは旅行会社が宣伝することはあっても、JRとして宣伝したのはJRグループ発足20周年記念で行われた日本一周ツアーの時にトワイライトエクスプレスが九州に乗り入れた時ぐらいです。
私の個人的な見解ですが、北陸新幹線が全通し北陸本線の一部が経営分離されたあとを見越し、大阪~札幌以外の区間で運行した場合にどれくらい集客できるかという実験的意味合いを含んでいるように思えます。
並行在来線区間の北陸本線は第三セクターに転換されることになっていますが、その場合、通行料が発生しますし、廃止された「北陸」については、牽引機や客車を改修工事で延命を図りつつ旧型車を利用し続けたいJR西日本と、早急に新型車に置き換えたいJR東日本とで意見が折り合わず廃止になったという説もありますから、トワイライトエクスプレスも同様の理由がありそうです。
臨時列車化された「日本海」も今後運転されないという噂もありますし、夜行列車についてはやはり予断を許さない状況ですね。
JR九州では「七つ星」がデビューする予定で早速予約が殺到しているという状況がありますし、他のJRグループも夜行列車にもう少し力を入れてほしいものですね。
そして、恒例お知らせですが、車両図鑑は伊予鉄道が完成しました。
郊外線は700系しかないものの、市内線の車両は網羅していますのでご覧ください。