内房線特別快速さよなら乗車

今回は総武快速線・内房線を直通運転する東京~館山間の特別快速が春の改正で廃止されるそうなのでそれのさよなら乗車に出かけました。

行程の説明

今回は特別快速のさよなら乗車がメインであり、全区間乗車が目的だったので東京~館山間を通しで乗車するのが行程のメインになりますが、内房線の終点である安房鴨川、更にはその先の外房線も一気に乗りつぶしつつ、更には東金線も乗りつぶして成東まで行き、そこから同じルートで館山まで引き返して上りの特別快速で東京に戻って終了です。
が・・・なんやかんやありまして、行程がグダグダになりましたので、実際の動きは大きく異なるものとなりましたw
実際にどういう流れになったかは記事を読み進めながら把握していってくださいw

朝っぱらからハプニング

まずは特別快速の始発となる東京駅へ向かいたいと思います。
しかし、東京駅へ向かう車中で横須賀線の人身事故で総武快速線もダイヤが乱れているという情報が入りました。
特別快速は横須賀線から直通運転されるわけではなく東京駅始発なので影響はないと思っていましたが、とりあえず東京駅へ向かって情報を集めたいと思います。


ダイヤ混乱時あるあるの一切表示されていない発車標
駅構内アナウンスで人身事故は西大井駅付近でのものであり、横須賀線は運転見合わせ、総武快速線は東京駅折り返し運転で運転継続とのことでしたが、本来は横須賀線に直通していく列車を急遽折り返すことになったため乗務員の手配などに戸惑っているのか、しばらくは入線してくる列車はない状況でした。


時刻は7時45分頃でしたが、7時15分発がまだ発車標に出ているというw
あと、特別快速が特急の発車案内に混じって表示されているのには驚きましたね。元々内房線特急の代替という意味合いで設定されているものだからということなのかもしれませんが、知らないで快速列車の案内の方を探していたら見つからなくて焦りそうですw


のりば案内ですが、テープで隠されているのは「あやめ」ですかね。
そういえば、「あやめ」もさよなら乗車しましたね。懐かしい。


発車標では特急に混じって案内されていた特別快速ですが、時刻表では快速列車の案内と差異がないので、よく見ないと特別快速であることが分かりませんね。


何度も訪れている東京駅総武地下ホームですが、駅名ナンバリングが導入されてからは来ていない気がするので駅名標を撮っておきました。


ホームの発車標も空白でした。

結局発車時間が迫っても特別快速は入線してこず、津田沼行きや千葉行きなどの通常の快速列車ばかりでした。
ラッシュ時ということで到着する列車は超満員状態で大勢の通勤客がホームへと吐き出されましたが、乗る人は少なくガラガラで発車していきました。


しばらくして人身事故の処理が完了したのか横須賀線は運転を再開しましたが、引き続き直通運転は中止されたままであり、東京駅折り返しとなるようです。
ふと気になったのが大船行きでして、てっきり運転調整のために臨時に設定された行先かとばかり思っていましたが、ラッシュ時には普段から運転されている行先のようです。


発車標にはようやく特別快速の案内が出始めましたが、一向に入線してくる気配はありません。
やってくる列車はみんな津田沼行きや千葉行きの快速ばかり・・・


ようやく入線するもこの時点で40分近い遅延
当初の計画では館山駅で数分乗り換えで安房鴨川行きに接続、その後もすべて数分の連絡で成東まで向かうことにしていたので、行程の変更は必至でしょうね・・・


とりあえず、方向幕はバッチリ押さえておきます。


E217系の特別快速というのもレアなのでこれも撮っておきます。
このあとはさっさと乗り込みますが、私の車両は数名しか乗っておらず、房総へ観光に行くという出で立ちの人は私の車両では1名しか見かけませんでした。
輸送障害があったから他の列車で千葉に向かって乗り換えるルートにシフトした利用者がいた可能性もありますが、この特別快速のメインターゲットであろう房総への観光客にはあまり利用されていない可能性もありますね。
これでは廃止もやむなしといったところでしょうか・・・

ひとまず館山駅まで乗車

結局まるまる1時間ほど遅れて東京駅を発車した特別快速はガラガラのまま地下トンネルを駆け抜けていきます。特別快速という種別名なだけあって通常の快速よりも停車駅は絞られていて、新日本橋、馬喰町は通過して最初の停車駅は錦糸町です。その後は船橋、津田沼、千葉と飛ばしていき、内房線に入ってからも快速が巌根駅以外の全駅に止まるというほぼ各駅停車になっているのに対して、特別快速は蘇我、五井、木更津、君津と進んでいきます。
君津から先の停車駅は「新宿さざなみ」に準じており、まさに房総特急の代替として設定されているのが分かりますね。

ここで内房線の特急列車について触れておきますが、東京駅発着で京葉線経由の「さざなみ」と新宿駅発着で総武線経由の「新宿さざなみ」の2系統が存在し、それぞれ東京~館山間、新宿~館山間にて運行されていましたが、東京湾アクアライン経由の高速バスが発達してくると所要時間面、運賃面の両方で劣勢となった内房線特急は利用者離れが進み、「さざなみ」については通勤時間帯にホームライナー的に設定されていた東京~君津間の列車のみを残し、館山まで行く本来の運行系統は廃止されてしまいました。この君津までの列車はホームライナー的な役割であるため休日には運転されておらず、東京駅発着の内房線特急は平日のみ運行という状況になっているわけですね。
一方、「新宿さざなみ」は土休日のみ運行の臨時列車という扱いながら事実上休日のみの定期運行のような状態になっており、利用が好調のようでこちらは引き続き運行されているので館山駅発着の特急列車が全滅という事態は回避されています。
しかし、平日に東京都内から内房線の君津以遠まで直通で行ける列車がなくなったという状態はさすがのJRもまずいと思ったのか、この特別快速が設定されるに至りました。
特急料金が不要の特別快速という扱いにするのは格安を売りにする高速バスに対抗するには有効な策だったとは思いますが、朝早く東京駅を出て夕方戻ってくる1往復のみという設定が利用が伸びなかった理由なのではないかと思えてきますね。
東京発は8時02分であり、これは東京都内でも郊外に住む人や埼玉・神奈川方面から利用しようと思えばかなり早起きしなければなりませんし、時間帯的にラッシュに当たってしまうので旅行に出る前から満員電車に揺られなければならなくなってしまいます。館山までの所要時間は2時間程度なので9時ぐらいに発車する設定でも良かったのではないかと思います。あとは、15両編成で東京駅を発車するものの、途中の木更津で基本編成の11両は切り離されて付属編成の4両のみが館山へ向かうという設定も微妙なんでしょうね。
観光旅行であれば、ちょっと追加してグリーン車でゆったり移動したいという需要もあるはずであり、その需要には応えられていないのが現実でしょう。と言いましても、現実問題として、君津以遠は10両までしか対応していないため、基本編成の方を館山まで走らせることはできないようですし、この特別快速のために有効長を伸ばす工事をするのも採算に合わないということなんでしょうね。
普通車もせめてクロスシートであればまだいいんですが、ロングシートですから長時間の乗車には適さないのは確かですしね。

~追記~
君津以遠も11両に対応しているという情報を読者様より頂きました。有効長の問題ではないとすると単に11両で運転するだけの需要が見込まれないという理由なのかもしれません。

さて、レポートの本題である乗車記の方に戻りまして、列車は錦糸町を出てしばらくは快調に飛ばしていきますが、船橋から先は先行の快速列車に追いついてしまっているのかノロノロ運転でした。まあダイヤ混乱時の話なので平時はちゃんと特別快速らしい走りをしているんだということにしましょうw
千葉や蘇我といった主要ターミナル駅でもさほど乗車はなく車内はガラガラなままでした。1時間以上遅延しての運行でしたし、これらの駅から館山駅へは内房線の普通列車でも乗り換え無しで移動できるので、特別快速を利用予定だった人も普通列車に変更したんでしょうね。

内房線へ入る

列車は内房線に入っていきます。今まで久留里線に乗りに来るのに木更津までは何度か乗っていますし、暇つぶしに君津まではいったことがあったのですが、そこから先の区間は未乗でした。少し前に大都市近郊区間が拡大したときに内房線・外房線は大回り乗車で乗りつぶせる路線となったわけですが、なかなか乗りに来るきっかけがないままになっていました。
そういう意味では特別快速がいいきっかけだったといえますね。


千葉の市街地を抜けると京葉工業地帯の工場群を見つつ進みます。


内房線特急を壊滅に追いやった東京湾アクアライン

木更津にて

お詫びと訂正
記事公開時点では私の勘違いから誤って君津駅での出来事としてご紹介しておりましたが、正しくは木更津駅であり現在は修正しております。ご指摘頂いた方を始め、読者の皆様に誤った情報をお伝えしてしまい申し訳ありませんでした。

列車は木更津にて8分ほど停車します。11両の基本編成が切り離されるためです。ただ切り離すだけならそんなに時間もかからないのではないかと思っていましたが、いざ現地で体験してみるとなかなかおもしろい運用をしているようでした。
まず、木更津駅に入線するとドアを開けて客扱いをします。その後、一旦ドアを閉めて基本編成を切り離すと残された付属編成をホーム中央部に一旦移動させて再度ドアを開けて、それから発車という扱いなんですね。
これはグリーン車を利用して木更津以遠まで乗り通す人は木更津駅で車両を移動しなければなりませんが、グリーン車から付属編成のところまで歩かせることなく、付属編成の方をグリーン車が止まっていたあたりに移動させることでグリーン車利用者に配慮しているのでしょうね。

あと、私はてっきり、15両が一気に4両になって混雑するかと思っていたのですが、結局ガラガラなままw
ここから先は私同様に廃止の話を聞きつけたであろう乗り鉄風の人が目立つようになりました。
今まで他の車両に分散していたのが同じ車両に集中するようになったんでしょうね。


ここから先はローカル色の強い区間となり、東京湾も見えてきました。


漁村の風景もいいですね。


久々の海の景色にテンションが上がってきましたw


線路沿いに国道が並行していきますが、平日のためか交通量はさほどありませんでした。
並行して富津館山道路という事実上の高速道路が存在するためそちらに車が流れているのかもしれませんね。
ちなみに、富津館山道路と名乗っていますが、実は富浦ICで終わっていて館山市内には直接乗り入れていなかったりします。しかし、富浦ICからは館山バイパスで館山市内まで直結されているので館山へのアクセス道路という役割は果たせていますね。

ついでなのでもう少し道路ネタで書かせてもらうと、富津館山道路の東京側は館山自動車道という高速道路につながっていて、館山自動車道は東京湾アクアラインや京葉道路、湾岸線にも繋がっているので東京方面から高速道路・自動車専用道路のみで内房線沿線の大半のエリアにはアクセスできるようです。これでは高速バスが幅を利かせるわけですね・・・w

特別快速の方ですが、途中の通過駅でも列車行き違いのための運転停車が何度かあって、結局1時間半ほど遅れて館山駅に到着しました。

館山駅にて小休止

館山駅では当初計画通りの列車どころか、その1本後の列車まで逃してしまい、計画より2本後の列車を待つことになりましたが、それまでは30分ほどありました。
なので、撮影を兼ねて構内をぶらついて時間を潰したいと思います。


まず特別快速ですね。当駅にE217系が入ってくる事自体、相当にレアなことでしょうし、しっかり撮っておきましょう。


反対側のホームでも撮影


駅名標と絡めてみます。


縦型


縦型の駅名標の上についていた千葉県の形のイラストですが、よく見ると写真だったんですね。


花壇に囲まれた駅名標もありました。


名所案内も忘れずに
流石に観光地だけあってびっしり書かれていますね。


こういうウネウネしたポイント郡っていいですよね。


職員に向けたものなんでしょうけど、なんだか漫画チックですw


↑最後に回送シーンを撮ったら一旦撤収します。


ホーム上は寒いのでコンコースの方へ来ましたが、何分大回り乗車の要領で回っているため改札を出るわけにも行かず、ベンチすらない状態で30分潰さねばなりません。


JRバスの案内が出ていますが、当駅からは野島埼灯台やフラワーパークへの観光路線や市民の生活路線、そして東京、新宿、羽田空港、横浜などへの高速バスがあります。


あと、気になったのがこれでして、電光掲示板はいいですが、横幅が小さすぎて流れる文字を追うのが大変ですw


駅前には出られないのでせめて駅舎を構内からでも撮っておこうということでの1枚w


そして、次の乗り換えとなる安房鴨川行きがやってきました。もっと早く来ていれば113系211系のメッカでしたが、今や209系王国ですね。


↑動画も撮りました。


千葉方面からの列車がやってきて対面乗り換えとなります。
以前はもっと千葉~安房鴨川間通しの列車が多く走っていた気がしますが、今や朝夕に若干ある以外は館山で分断されているんですね。

もう少しだけ内房線

特別快速を乗り通して館山までやってきた時点でもう内房線は完乗したような気分でしたが、安房鴨川までが内房線なので完乗はまだでしたねw
館山までは臨時とは言え特急も来ていますが、館山~安房鴨川間については普通列車のみの区間となっていて、完全にローカル線ですね。途中にある千倉駅が千葉県内、及び関東地方の駅としては最南端となるようで、地理的に見ても房総半島の南端にあたる区間ということになります。


この区間も海沿いを走るため、乗り鉄しがいのある区間ですね。
列車の旅は座席に座ったまま色々な景色が見られるのも魅力の1つです。


山と海の景色というのもまた絵になります。


と思えばもう鴨川市街に入ったようです。およそ40分程度の乗車でした。

安房鴨川駅にて

内房線と外房線の境界となる安房鴨川駅にやってきました。
ここでもすぐに乗り換えてしまうので大した取材はできていませんが、簡単にご紹介したいと思います。


乗ってきた内房線の列車


隣には「わかしお」に使用されるであろうE257系が留置されていました。
外房線特急の方は高速道路の恩恵が沿線にはさほど及んでいないこともあってか安房鴨川までやってくる特急も普通に定期運行されています。
房総の西と東で明暗が分かれたものですね・・・


外房線の普通列車と「わかしお」が並んでいました。
ん?これはもしや・・・


4列車を並べて撮れました。これだけ綺麗に並んで撮れるのってイベントなどを除けばレアですよね。

ところで、当駅は内房線・外房線の境界駅なわけですが、線路は普通に繋がっており、直通しようと思えばできる構造です。
しかし、内房線・外房線を直通させると千葉方面から見てちょうど一周して戻ってくる経路になってしまい編成の向きが変わってしまい、車両の運用上の不都合があるらしく当駅を跨いで運行される列車は現在は存在しません。
国鉄時代には普通に直通運転もあり、更には内房線・外房線を使って循環運行する急行列車もあったようです。

もう1つ余談としては、当駅から発車する列車は館山方面も大原方面もすべて「上り列車」となることが挙げられますね。だからなんだという話かもしれませんが、構造的には単なる途中駅なのに到着は下り列車のみ、出発は上り列車のみというのは面白いと思いました。

外房線を乗りつぶす

外房線についてもいすみ鉄道に乗るために大原駅まで利用したことは何度かありましたが、そこから先の区間は未乗でした。


下車した駅ではありませんが、沿線に面白い駅があるので紹介しておきます。
行川アイランド駅という駅でして、名前の通り、行川アイランドというテーマパークへの玄関口だった駅です。
過去形なのはそのテーマパークがとっくに廃止されてしまっているからですが、テーマパーク廃止後も駅は存続しており、利用者がごく僅かながらなんとか維持されているようです。


駅名にもなっている行川アイランド無き今、当駅周辺で唯一の名所とも言えるのは「おせんころがし」くらいのようですね。
「おせんころがし」というのは断崖絶壁の難所のことであり、かつては交通の難所だったようですが、今では鉄道も道路もトンネルでこの区間を回避しているため景勝地といったほうが適切でしょうか。
付近の集落までは距離があるようですから、行川アイランド駅の利用者は「おせんころがし」を見物に来る観光客か、あるいは行川アイランドの跡地を訪れる廃虚マニア、あるいは駅マニアといった人たちなのかもしれませんね。


その先もまだまだ海が続きます。


磯料理のお店や、有名な「ホテル三日月」も見えてきました。勝浦付近ですね。ちょっぴり観光気分ですw

大原からは乗ったこともあった区間だったので普通に乗車時間を過ごしました。
ところで、館山で2本列車を逃して2時間ロスしているわけなので、予定通り成東まで行ってしまうと折り返しの特別快速までに館山に戻れなくなってしまいます。従って予定より手前で折り返す必要がありますが、どこまで行くかが問題になりました。
東京に近ければ近いほど改札通過時に引き去られるSuica残高は少なくて済みますが、せめてお昼を食べるくらいの滞在時間はほしいということで、色々調べて検討した結果、茂原駅ならば駅周辺に飲食店も充実していて滞在時間も確保できることがわかったので茂原駅で下車となりました。

茂原駅

ここまでの田舎の景色とは一変して、都市の駅という雰囲気の茂原にやってきました。


乗ってきた列車です。


↑発車シーン


駅名標


久々に都会を見た気がしますw


2面4線の高架駅で、総武快速線からの直通列車を受け入れるため15両分の有効長を持ちます。


グリーン車の案内がなんだか国鉄チックですが、その頃からのものなんですかね。


ここでは改札を出るのでコンコースなんかも撮っておきます。


こちらが入口です。高架下に駅舎がある都会的なスタイルの駅です。


当駅を発着するバスは小湊鉄道のバスがメインです。高速バスとして京急バスや京成バスが乗り入れてきますが、一般路線バスとしては小湊鉄道の他には茂原市民バスといすみ市民バスのみとなっており、純民営の路線バスとしては小湊鉄道の独占状態ですね。


駅前には何かのモニュメント


駅周辺は商業施設などビルもそこそこありまして、私のような都会っ子としては安心します。


もうちょっと撮りバスをしたらお昼ごはんを頂いた後、安房鴨川方面に引き返したいと思います。

やっちまった・・・

お昼ごはんを食べて休息も取れたところで旅を再開すべく改札を通りホームへ向かおうとすると「安房鴨川行きが発車します」という放送と共に209系が走り去っていったのが見えました。
まだ発車まで15分以上もあるし、安房鴨川行きは1時間ヘッドくらいの運転のはずですからおかしいなと思いつつ時刻表を眺めると、私が思っていた時間には安房鴨川行きどころか列車自体なかったのです。
原因は私の思い込みでして、もともと行程表では上総一ノ宮駅で安房鴨川行きに乗り換えることになっており、その上総一ノ宮駅を発車する時間を私は茂原駅を発車する時間であると勝手に勘違いしてそれを基に行動してしまっていたのでした。
結論としては私は安房鴨川行きの普通列車を逃してしまったということになります。後続に上総一ノ宮行きの快速、勝浦行きの特急がありましたが、いずれも逃した安房鴨川行きに追いつくことはできず、その安房鴨川行きが館山で特別快速に乗り継げる最後の列車だっただけに、当日中に特別快速の東京行きに乗ることは不可能という結果となりました・・・

何より悔しいのは、片道だけ特別快速に乗るのであれば、1駅か2駅分の区間で済ます大回り乗車で数百円で済んだところを、東京都内から茂原までの往復運賃を払うことになったことであり、特別快速には意地でも乗って帰りたいという気分で、色々調べましたが高速バスを駆使してももはや特別快速の時間までに館山へ向かう術はないという現実を突きつけられると急に冷静となり、じゃあせめて大回り乗車ではできない私鉄の乗りつぶしを絡めて帰ろうという考えに至りました。

とはいったものの、千葉県内は東京から近いこともあって外房線から乗りに行きやすいような所にある路線はほぼ乗り尽くしてしまっており、乗りに行くべく路線が見つからなくなりましたw
で、東武60000系がデビューしてから乗れていないことを思い出し、船橋から東武野田線で大宮に出ることにしました。実はこのあと大宮方面に用事があったため極端な遠回りにもならず現実的でした。
また、船橋までは外房線でまっすぐに向かわずに東金線で成東を経由することで乗りつぶしを兼ねることにしました。

元はといえは私のミスなんですが、そもそも朝っぱらから人身事故で特別快速が遅れなければ所定の行程でよかったわけで、そうすればこんなミスもしなかったななんて考えが堂々巡り・・・

気を取り直して東金線へ

結局千葉方面の列車で大網へ向かうことにしましたが、その前に「わかしお」がやってきました。


↑入線シーンです。

このあとの普通列車で大網へ向かいました。


駅名標


縦型


乗ってきた列車を撮ったら東金線乗り場へ移動します。
急遽決めた東金線乗りつぶしだったので乗り継ぎなどは調べておらず、とりあえず東金線乗り場へ行ってから様子を見たいと思います。


蘇我方面から来ると当駅で外房線と内房線が二股に分岐する形となっており、駅も二股に別れるような形になっています。千葉駅を小さくした感じでしょうかね。
そのため、外房線と東金線の乗り場は少し長い通路を介して連絡しています。


こちらがその通路


本当にこの先に東金線の乗り場があるのか不安になってしまう利用者もいるのか、「この通路の先に」なんて文言まで使った案内までありましたw


それにしても、本当に長い通路です・・・w


薄暗い通路の雰囲気を少しでも良くしようということなのか壁画が描かれていました。


やっと東金線ホームへやってきました。
武蔵浦和ほどではないにせよ地味に遠かったですね。


これまた国鉄チックな案内


東金線乗り場なので終着駅のような書き方になっていますが、東金線から外房線直通の列車も設定されているのでこの書き方は正確ではないような・・・


駅前広場は東金線と外房線のホームに跨るように設けられているため、ホームからだと丸見えで、外に出て取材するより俯瞰的な写真が撮れますね。


何やら高速バスがやってきましたが、東京行きの高速バスか、羽田空港行きのリムジンバスですかね。


それにしても、東金と成東は分かりますが、銚子が入っているのが驚きですね。
当駅から直通する範囲は成東までであり、銚子へは乗り換えが必要なんですが、地方幹線の駅に東京だとか大阪と言ったとんでもなく離れた地名が案内されていたりするような感じで国鉄時代の名残だったりするんですかね。


東金線ホームは1面2線の島式ホームなんですが、ちょっと特殊な構造です。


といいますのは片方の線路は行き止まりになっているからです。


おそらくはこの通路を設置するために片方を塞いだんでしょうね。先程の通路だと階段があってバリアフリーではないので、バリアフリー対応の意味でこちらを設置したのかもしれませんね。
長野原草津口駅もこのパターンでした。


一方、4番線は外房線への直通列車のために連絡線が残されていました。


しばらく時間があったので外房線乗り場へ戻ったらちょうど列車が来たので撮影


そして、いよいよ東金線がやってきたので乗車します。

東金線についてはあまり書くこともなかったので記事は成東に飛びたいと思いますw

成東にて

予定通り行程をこなせていればここでお昼を食べていたはず・・・w
総武本線を普通列車で通る際には必ず通過する駅ですが、降りたことはありませんでした。構内だけでも軽く撮っておきます。


まずはやっぱり駅名標


縦型


ここにも千葉県の形の写真がありました。館山は菜の花でしたが、ここはイチゴのようですね。


東金線を撮ったら総武本線の列車が来たのでさっさと乗り込みます。
どうやら当駅始発の列車が早めに入線してきたようですが、流石に疲れも溜まってきたので車内で大人しく過ごしました。

このあとは千葉での乗り換えこそあったもののネタもないので船橋までワープですw

船橋から野田線でシメ

特別快速往復乗車を果たせなかった悔しさを滲ませつつ、東武野田線の船橋駅にやってきました。


野田線乗り場へ向かいます。


前回訪問時も撮っていると思いますが、一応w

さて、だいぶ60000系の増備が進んでいるという話ですが、何が来るかな・・・?


ここでまさかの8000系w
前回の旅では8000系目当てに全区間乗車したので今回は来てほしくない車両だったんですが、列車運用の物欲センサーは健在のようでしたw


東武アーバンパークラインのロゴが入っているのは前回と違う点でしたが、当駅は構造的に撮影に向かないので微妙ですねw


その後無事に60000系がやってきて柏までやってきました。
時間帯的に帰宅ラッシュだったのが残念ですが、元々ウサ晴らしのようなものですからねw


終端構造を活かした写真も撮ったら大宮行きに乗り換えます。


そして、大宮駅に到着しての1枚
折り返しは七光台行きのようでした。この行先はラッシュ時限定なのでなにげにレアですね。


最後に方向幕を撮ったら旅は終わりです。

ところで、今回果たせなかった館山→東京の特別快速乗車ですが、廃止までまだ1ヶ月ちょっと残っており、平日に休みを取れればリベンジしたい気持ちもある一方、片道だけでも全区間乗車できたしもういいかなという気持ちも半分といった所です。

というわけで、ちょっと消化不良な感もありましたが、レポートは以上です。また別の記事でお会いしましょう。
~追記~
結局リベンジを果たしました。レポートはこちらです。

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内房線特別快速さよなら乗車 への7件のフィードバック

  1. かっち のコメント:

    特別快速は君津でなく木更津で切り離しです。
    この日は人身事故の影響で君津で切り離したのでしょうか?
    あと君津〜館山まで11両編成対応してます。
    過去に113系の快速青い海号がグリーン車2両含む11両編成で夏ダイヤで運転されてました。

  2. つばめ501号(管理人) のコメント:

    コメントありがとうございます。
    まず、ご指摘の特別快速の切り離しをする駅についてですが、私の勘違いや思い込みから君津と書いてしまいましたが、実際は木更津であり私の間違いです。記事の内容につきましては訂正の上、当初は間違った記載であった旨の脚注を入れておきました。
    この度はご指摘頂きましてありがとうございました。おかげで間違った情報を公開し続けずに済みました。

    次に君津~館山間の有効長についてですが、過去に11両での運転の実績があることは知りませんでした。まだまだ勉強不足だと痛感しました・・・
    この点についても追記という形で記事内に反映させて頂きました。

    今後とも当ブログをよろしくお願いします。

  3. 奈々しさん のコメント:

    館山と茂原での乗り過ごしは痛かったですね。
    ちなみに総武快速線からの電車だと、茂原か上総一ノ宮でその先の普通電車に追いつくダイヤもあるんですけど、日中は京葉線の外房線内各駅停車なので、追いつけませんね。

  4. 奈々しさん のコメント:

    それともう一つ書き忘れてましたが、茂原駅は2面4線ですね

  5. つばめ501号(管理人) のコメント:

    コメントありがとうございます。
    片方は私のミスとは言え、乗り過ごしは痛かったです・・・w
    イレギュラーなことがあったときこそ確認をしっかりしないといけないという教訓を得ました。

    あと、茂原駅の配線の件ですが、早速修正させて頂きました。記事の方もしっかり確認しなければ・・・

    ちなみに、乗り損ねた東京行きの特別快速ですが、実はリベンジを果たしましたので近日中に記事にしたいと思います。

  6. 名無しさん のコメント:

    折り返した場合大回り乗車は無効になりますので今回の方法が正しいと言えます

  7. 名無しさん のコメント:

    大回り乗車では折り返しや同一駅を二度通過することは認められてませんので今回の方法で正解だったと思います(千葉駅を二回通るので)

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