「東京シャトル」乗車レポート

今回は正月の1月2日の深夜より福岡の実家への帰省でLCCのジェットスターを利用したのですが、その際成田空港まで利用した高速バス「東京シャトル」の乗車レポートということで短編記事ながらお届けしたいと思います。
なお、この「東京シャトル」には以前にも乗ったことがあり、そちらもレポートしていますが、当時とは状況が違う部分もあると思いますので改めてレポートしたいと思います。

最終電車で日比谷へ出る

東京シャトルは東京駅から発車しますのでまずは東京駅へ向かいますが、今回は都営三田線で日比谷駅に出てから徒歩移動することにしました。


東京都心の駅とは思えない閑散っぷりも終電間際ならではですね。


西高島平方面の運転は終了し、私が乗ってきた終電が発車してしまえば駅の営業は終了となります。


英語表記は”Closed”なんですね。


地上に出たらとりあえず東京駅へ向かいますが、都心なのに車が全く走っていない非日常感が新鮮で撮影しました。正月で交通量が少ない上に深夜だと東京といえどもこうなるんですね。


まずは有楽町駅の方へ向かいますが、ここもガラガラ・・・


ギリギリまだ山手線の運行は終了していない時間帯ですが、それでも駅前に人影はありません。


有楽町駅の改札口も人影はありません。
普段は混んでいてうんざりすることもある都会ですが、誰も居ないのは居ないので不気味ですねw

今から東京駅まで直行するといくらなんでも暇を持て余してしまうので駅周辺で時間を潰せるスポットを探しましたが、24時間営業のマクドナルドは深夜帯はテイクアウトのみで店内での飲食ができないことは前回で学習済みですし、コンビニのイートインコーナーも深夜帯は利用不可となっているなど、見事に居場所がなくなってしまいましたw
仕方がないのでゆっくりと東京駅方面へ歩いていきたいと思います。


しばらくして現れた立派な高架道路は首都高速・・・かと思いきや実は違って、「東京高速道路」という道路です。
銀座の街を取り囲むように走る高架道路で、見た目は首都高速そのものですが、「東京高速道路」という別会社が運営していて、この道路そのものは通行料は無料です。
しかし、首都高速と直結されており、一般ドライバーは首都高速の一部と認識している人がほとんどでしょうね。
ところで、民間企業が運営しているのに通行料無料ではどうやって維持費などの経費を捻出しているのかという疑問が湧いてくるでしょうが、実は高架下のスペースを店舗などのテナントに貸し出すことにより賃料収入で維持されているんだそうです。


こちらがその社屋(?)のようです。


もう少し進むと西銀座JCTより首都高速八重洲線となりますが、分岐してすぐに地下トンネルに入るためこの付近は掘割のような構造となり車線を見下ろすことが出来ます。
それにしても、全然車が走ってこない首都高速という光景も貴重ですね。


一方、神田橋JCT方面です。


ここからが八重洲トンネルですね。
色々と標識がごちゃごちゃしているのは首都高の醍醐味ですよね。

おっと、このままではバスの乗車レポートではなく首都高ネタの道路ブログになってしまうので首都高と戯れるのもこれくらいにして東京駅へ向かいます。


東京駅に辿りつきました。前回は平日で深夜急行バスが発車するシーンもあったので深夜でもそれなりに活気がありましたが、今日は深夜急行バスは走っておらず、この時間帯に東京駅を出るのは「東京シャトル」くらいですから人の姿もまばらです。
この時間に東京駅周辺をぶらついているのは高確率で「東京シャトル」の乗客かもしれませんねw


駅前のビルには乗り場の案内が出ていました。
東京駅もJRバス系の路線は駅前ロータリーに発着するので分かりやすいですが、JRバスが関与しない路線は大通り沿いに点在するバス停から発車なので分かりづらいんですよね。

乗り場に行くと既に多くの乗客がバス待ちをしていたのでその人だかりに混じってバスを待つことにします。今回は空港についたら普通に飛行機で移動して実家に向かうだけで特段活動をするわけでもないのでバッテリーの減りを気にすることもなく携帯をいじって時間を潰しました。

「東京シャトル」

携帯のおかげで意外と退屈することなくバスの時間となりました。


そしてやってきた「東京シャトル」
2度目の乗車ということであまり新鮮味もなく、「やっと来たか」という感じでしたねw


後ろからも撮ったらいよいよ乗車です。
前回もそうでしたが、東京シャトルは予約を受け付けているものの席まで指定されるのではなく便のみ指定というスタイルなので、予約の人も早めに並んでおいたほうがいい席にありつける確率が上がります。
とはいっても、この日はさほどの利用者数ではないようで、ガラガラでしたw

発車するとすぐに首都高に入ってそのまま京葉道路、東関東道と進んでいき成田空港まで素直に移動します。
以前は途中のPAで休憩していたような気がしますが、今回は休憩無しで成田へ直行するようですね。
外からバスを撮れる機会が減ってしまうという点では不都合ではありますが、深夜帯はゆっくり寝ていたい人が大半であることを考えると乗車時間からしても休憩は不要という判断になって変わったのかもしれませんね。

あと、前回との違いとして成田空港入場時の検問がなかったということがありますね。以前は開港時に一部が過激化した反対派との問題もあり厳重な警備が敷かれ、バスやマイカーで空港を訪れる人は検問所にて全員身分証の確認が徹底されていたのですが、開港から40年近く経過して反対運動も下火となったことなどもあり廃止されました。
そのため、気がつくともう空港に入っていてアナウンスで目覚めて慌てて降りる準備を始めるという感じでしたね。


バスを降り際に撮影したら今宵の宿となるターミナルへ移動します。

ここをキャンプ地とする! in 成田空港

水曜どうでしょうの名言を見出しにお借りして、成田空港での宿泊が始まります。
ちなみに、私が成田空港のターミナルで夜を明かすのは実は3度目だったりします。1回目は「東京シャトル」で成田へ向かって北海道へ飛んだ時、2回目は前々回の北海道旅行の帰り、飛行機の到着が大幅に遅れ、都内への足を失って緊急避難的に宿泊したというものでした。
そのため、空港に泊まることに違和感がなくなってきてしまっていますが、普通の人からすると空港に泊まるというのはかなり特殊なことに思いますよねw


昼間ならリムジンバスがひっきりなしに往来するバス乗り場も東京シャトルが去ってしまうとバス1台、人っ子ひとりいません。


深夜着のバスの普及や早朝・深夜に発着するLCCなどの普及もあってか空港ターミナルで夜を明かす人が多くなっているようで、こんな案内が出ていました。


鉄道駅へ至るエスカレーターも列車の発着がない時間なのでこのように閑散としています。
エスカレーターも稼働しておらず、事実上の閉鎖ですね。


ターミナル内も誰もいないw
周辺のベンチに寝ている人が若干しましたが、歩き回る人はほぼおらず、こんな感じですね。


飛行機の発着案内も稼働していませんでした。

さて、この時点でまだ3時を過ぎた頃、私の乗る飛行機は6時過ぎに出発なので手続きの時間を考えても5時過ぎまですることはありません。よって、空いていたベンチを寝床として仮眠をとることにしましたが、時折巡回してくる警備員の足音やどこからか吹き込んでくる風が体感温度をぐっと下げたこともあってほとんど寝付けず、更には空腹感まで覚えてきて完全に寝れなくなってしまったので先程の看板にて案内されていた牛丼店で小腹を満たすことにしました。
食後もなかなか寝付けず1時間も寝たかどうかという状態で搭乗手続きを始めることになりましたw

早朝の成田より飛び立つ

ほぼ徹夜状態となった私は何だか朦朧としながらも搭乗手続きを済ませ出発ロビーへと向かいました。


こちらがLCC用の第三ターミナルの出発ロビーです。
何だか簡素な造りですが、低コストが最優先となっているんでしょうし、仕方ないですね。


ターミナルの窓から飛行機を撮影


そして、いよいよ搭乗開始となりますが、一旦階段で地上に降りて、タラップと呼ばれる階段で飛行機に乗り込みます。
ボーディングブリッジを省略するのはLCCあるあるなのでいいですが、こんなに目の前に駐機していて歩かされるというのは意外でしたw

この後は福岡までのフライトですが、そちらは特に書くこともないし、帰省の復路も新幹線で一気に移動しただけで記事のネタとしては微妙なので記事にはしませんw
後日、千葉方面で日帰りの活動をしたので次回の記事はそれになるかと思います。しばらくお待ち下さい。

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つばめ501号(管理人) について

関東を拠点に鉄道旅行を楽しんでいます。また、写真撮影や走行音の録音もしています。 サイトの方ではそれら写真や録音も公開していますのでぜひご覧ください。
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